【6月1日 米国株式市場】

ダウ    33,061 +0.47%
S&P500     4,221 +0.99%
ナスダック 13,100 +1.28%

米国株式市場は上昇。S&P500は年初来で10%上昇しました。

経済指標の発表やFRB関係者の発言で6月のFOMCの利上げ停止への期待が高まった他、

下院が前日に債務上限停止法案を可決したことも好感されました。


ラッセル2000は+1.05%と小型株も上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+1.57%と上昇。

米10年債利回りは3.599%。‐0.038と低下。

VIX指数は15.65。‐2.29と大きく低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  138.77 ‐0.41%
NY原油  70.19 +3.08%
NY金   1,978 +0.74%

ドル円は138円台後半。

原油は3%上昇し、2週間ぶりの大幅高となりました。米原油在庫は予想外に増加しましたが、このところすでに大きく下げていたことや、債務上限問題や利上げに対する懸念の後退が、その悪影響を打ち消しました。

ビットコインは26,928。‐1.08%と低下。


【S&P500マップ】
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昨日4%下げた半導体のエヌビディアは5.1%上昇。ナスダックをけん引しました。

【セクター】

情報技術  +1.33%
資本財   +1.26%
素材    +1.24%
エネルギー +1.23%
一般消費財 +1.22%
通信    +1.14%
金融    +1.09%
ヘルスケア +0.67%
不動産   +0.03%
生活必需品 ‐0.08%
公益    ‐0.79%

全11セクター中9セクターが上昇。

情報技術など7セクターが1%以上少々。

公益と生活必需品がやや下げました。

【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

特にグロース株が上昇しました。

債券利回りの低下や利上げ停止の期待がグロース株の追い風になりました。

【個別株】

C3・ai ‐13.22%

C3・aiは決算を受けて大幅安。

高成長を期待され株価が急上昇した企業が、その期待を維持できなったらどうなるか。よく考えて投資をするようにしましょう。


【FRB関係者の発言】

フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁

米国のインフレは緩慢なペースで低下しているものの、FRBは6月13~14日のFOMCで利上げを決定するべきでないとし、経済データにサプライズがない限り政策金利を据え置き、様子を見ることが望ましいと述べました。(ロイター

ジェファーソン理事は31日、6月のFOMCでは金利据え置きに傾いていることを示唆した上で、そうした決定が行われても利上げ終了を意味するわけではないと指摘しました(ブルームバーグ

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これらの発言や経済指標を受けて、6月の利上げ停止の確率を市場は大きく織り込みました。

その後の利上げについても予想は左寄りになりましたが、未だ7月は利上げするとの予想の方がやや優勢となっています。

【経済指標】

〇ADP雇用者数(前月比)

結果 27.8万人 予想 16.3万件 前回 29.1万人

〇新規失業保険申請件数

結果 23.2万件 予想 23.4万件 前回 23.0万件

〇ISM製造業景気指数

結果 46.9 予想 47.1 前回 47.1

ADPが発表した5月の米民間雇用者数は、予想を上回り労働市場の底堅さを示唆しました。

米新規失業保険申請件数は小幅に増加したものの、こちらも依然として労働需要の堅調さを示唆する水準を維持。

ISM製造業景気指数は、予想および、引き続き節目となり50を下回り、米製造業の縮小を示唆する内容となりました。ただ、インフレの鈍化という意味では良い兆候ととらえることもできます。


【まとめ】

債務上限問題が解決に向かっていること、経済指標やFRB関係者の発言を受けて、利上げ停止の見通しが強まったことなどを受け、米国株式市場は上昇。

特に金利上昇に悩まされていたグロース株が上昇。AI関連株の熱狂もあり、FANG+指数は5月に月間ベースで17%値上がりしました。

今日は、5月雇用統計の発表があります。5月の雇用統計では、失業率は3.5%に小幅に上昇。非農業部門雇用者数が19.5万人増。平均時給は前月比0.3%増が予想されています。

雇用統計の結果は、FRBや市場を揺さぶる可能性がありますので注意しましょう。

現在までの経済指標を見る限り、雇用市場は依然として堅調で、消費者の支出も底堅いため、景気への懸念はそこまで深刻ではない一方、根強いインフレを潰すためには、もう少し労働市場の軟化と消費の鈍化が必要となる可能性があります。

今後どうなるかはわかりませんが、長期投資家の方であれば、

6週間ごとに足を踏み鳴らし、騒ぎたてる「駄々っ子」のようなマーケット君とパウエル君のやりとりに、自ら必要もないのに足を踏み入れ、

一緒になって騒いだり、予想したりと、振り回されるのではなく、遠目からまた近所の子供が騒いでるな~くらいの気持ちで、余裕をもって見守っていく程度でよいと思います。

駄々っ子達に、イチイチ付き合って騒いであげているマスコミや投資インフルエンサーの方はすごく優しいと思いますが、

私は割と今他のことに興味があり、株式市場ごときに自分の人生を支配されたり、時間を奪われたくないので、いつもどおり気長にインデックス投資を続けていきたいと思います。

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