【5月31日 米国株式市場】
ダウ 32,908 ‐0.41%
S&P500 4,179 ‐0.61%
ナスダック 12,935 ‐0.63%
S&P500は下落。5月は+0.3%で終えました。
エヌビディアは5.6%下落。一部のハイテク株がけん引したここ数日の上昇が一服しました。
ラッセル2000は‐1.00%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.52%と下げました。
米10年債利回りは3.643%。‐0.058と低下。
VIX指数は17.94.+0.48とやや上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 139.29 ‐0.36%
NY原油 67.67 ‐2.58%
NY金 1,963 +0.27%
ドル円は139円台前半。NY原油は続落。
中国国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)が2カ月連続で活動縮小を示したことで、景気回復の鈍さ、原油需要が懸念されました。
ビットコインは27,109ドル。‐2.13%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
公益 +0.96%
ヘルスケア +0.85%
不動産 +0.65%
生活必需品 +0.07%
通信 ‐0.05%
一般消費財 ‐0.91%
情報技術 ‐1.09%
素材 ‐1.12%
金融 ‐1.15%
資本財 ‐1.40%
エネルギー ‐1.88%
11セクター中4セクターが上昇。
7セクターが下落。エネルギーや資本財が大きく下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
特に小型バリュー株が下落しました。
【個別株】
〇インテル +4.83%
インテルのデビッド・ジンズナーCFOが、第2四半期の売上高が予想レンジの上限を達成する見込みだと発言。AI市場向けの製品を持つ顧客に半導体ウエハーを提供できるため、インテルもAIブームに乗ることができると述べました。
【4月の雇用動態調査(JOLTS)】
強い労働市場が示唆されたことで、7月以降の追加利上げ観測が強まりました。
【FRB関係者の発言】
FRBのジェファーソン理事は、FRBが今後のFOMCで政策金利の据え置きを決定したとしても、金融政策の引き締めが終了したと受け止めるべきではないと発言。
フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、6月のFOMCで現時点で利上げの見送りを支持していると発言。ただ、近く発表される経済指標で考えが変わる可能性もあるとしています。
ジェファーソン理事とハーカー総裁が利上げ停止を示唆したことを受けて米国債は上昇しました。
【ブラックロックCEOの見解】
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、FRBは少なくともあと2回の利上げを行うとの見通しを示しました。
また米経済が景気後退(リセッション)に陥るリスクは小さいとの考えを示し、陥ったとしても小幅なものにとどまるとのこと(ロイター)
「インフレ率が低下している証拠も、(経済が)ハードランディングに陥る証拠も見当たらない」とのこと。
【中国の製造業PMI】
【まとめ】
昨日伝えた通り、急上昇の反動で売り圧力も強まっていたため、エヌビディアやAI・半導体銘柄が反落。
エヌビディアのニュースを受けて始まった一部銘柄の上昇が一旦一服しました。
ウォール街は最近、金利上昇や債務上限問題、景気後退といった懸念を、一握りのハイテク企業や、AIに関する話題や上昇で握りつぶしていましたが、今後、経済指標の発表やFOMCが近づくことで、再び注目さていくことになると思われます。
ここ数日の上昇に気をよくすることなく、自身のリスク許容度を守り投資を続けることが大切です。
米国株初心者の方は、今回のエヌビディアの件から、予想と結果のギャップで株価は上下するということを学んで頂ければいいのかなと思います。
また、地銀問題、債務上限問題、FRBの利上げ停止などいろいろな話題が飛び交った5月も終わってみれば、S&P500は+0.3%と至って標準的な数字となりました。
あれだけ騒いでいたのはなんだったのかと言いたくなる数字ですね。毎度のことですが、初心者の方はニュースや予想屋なんてそんなものだと学んで頂けると幸いです。
FRBの政策の道筋や景気後退がどうなるかがわかるまでは重い展開が続くかもしれませんし、株高と為替で、なかなか気持ちよく買いずらい相場が続いていますが、
最適な投資タイミングはわかりませんし、為替も「長期的」には株式投資のリスクリターンに与える影響はそう多くはありませんから
私はいつもどおり、資産配分を維持しつつ、気長に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 32,908 ‐0.41%
S&P500 4,179 ‐0.61%
ナスダック 12,935 ‐0.63%
S&P500は下落。5月は+0.3%で終えました。
エヌビディアは5.6%下落。一部のハイテク株がけん引したここ数日の上昇が一服しました。
ラッセル2000は‐1.00%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.52%と下げました。
米10年債利回りは3.643%。‐0.058と低下。
VIX指数は17.94.+0.48とやや上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 139.29 ‐0.36%
NY原油 67.67 ‐2.58%
NY金 1,963 +0.27%
ドル円は139円台前半。NY原油は続落。
中国国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)が2カ月連続で活動縮小を示したことで、景気回復の鈍さ、原油需要が懸念されました。
ビットコインは27,109ドル。‐2.13%と下落しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
公益 +0.96%
ヘルスケア +0.85%
不動産 +0.65%
生活必需品 +0.07%
通信 ‐0.05%
一般消費財 ‐0.91%
情報技術 ‐1.09%
素材 ‐1.12%
金融 ‐1.15%
資本財 ‐1.40%
エネルギー ‐1.88%
11セクター中4セクターが上昇。
7セクターが下落。エネルギーや資本財が大きく下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
特に小型バリュー株が下落しました。
【個別株】
〇インテル +4.83%
インテルのデビッド・ジンズナーCFOが、第2四半期の売上高が予想レンジの上限を達成する見込みだと発言。AI市場向けの製品を持つ顧客に半導体ウエハーを提供できるため、インテルもAIブームに乗ることができると述べました。
【4月の雇用動態調査(JOLTS)】
4月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が35.8万件増の1010万件と予想外に増加。予想は937.5万件。
強い労働市場が示唆されたことで、7月以降の追加利上げ観測が強まりました。
【FRB関係者の発言】
FRBのジェファーソン理事は、FRBが今後のFOMCで政策金利の据え置きを決定したとしても、金融政策の引き締めが終了したと受け止めるべきではないと発言。
フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、6月のFOMCで現時点で利上げの見送りを支持していると発言。ただ、近く発表される経済指標で考えが変わる可能性もあるとしています。
ジェファーソン理事とハーカー総裁が利上げ停止を示唆したことを受けて米国債は上昇しました。
【ブラックロックCEOの見解】
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、FRBは少なくともあと2回の利上げを行うとの見通しを示しました。
また米経済が景気後退(リセッション)に陥るリスクは小さいとの考えを示し、陥ったとしても小幅なものにとどまるとのこと(ロイター)
「インフレ率が低下している証拠も、(経済が)ハードランディングに陥る証拠も見当たらない」とのこと。
【中国の製造業PMI】
国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者指数(PMI)は48.8と、節目の50を下回り縮小を示唆。昨年12月以来の低水準となりました。4月は49.2、予想は49.5でした。
建設業とサービス業を対象とする非製造業PMIは54.5。4月は56.4、エコノミスト予想は55.2
世界2番目の大国の経済縮小を受けて、需要や消費が懸念され、原油やアジア市場が下げました。
世界2番目の大国の経済縮小を受けて、需要や消費が懸念され、原油やアジア市場が下げました。
【まとめ】
昨日伝えた通り、急上昇の反動で売り圧力も強まっていたため、エヌビディアやAI・半導体銘柄が反落。
エヌビディアのニュースを受けて始まった一部銘柄の上昇が一旦一服しました。
ウォール街は最近、金利上昇や債務上限問題、景気後退といった懸念を、一握りのハイテク企業や、AIに関する話題や上昇で握りつぶしていましたが、今後、経済指標の発表やFOMCが近づくことで、再び注目さていくことになると思われます。
ここ数日の上昇に気をよくすることなく、自身のリスク許容度を守り投資を続けることが大切です。
米国株初心者の方は、今回のエヌビディアの件から、予想と結果のギャップで株価は上下するということを学んで頂ければいいのかなと思います。
また、地銀問題、債務上限問題、FRBの利上げ停止などいろいろな話題が飛び交った5月も終わってみれば、S&P500は+0.3%と至って標準的な数字となりました。
あれだけ騒いでいたのはなんだったのかと言いたくなる数字ですね。毎度のことですが、初心者の方はニュースや予想屋なんてそんなものだと学んで頂けると幸いです。
FRBの政策の道筋や景気後退がどうなるかがわかるまでは重い展開が続くかもしれませんし、株高と為替で、なかなか気持ちよく買いずらい相場が続いていますが、
最適な投資タイミングはわかりませんし、為替も「長期的」には株式投資のリスクリターンに与える影響はそう多くはありませんから
私はいつもどおり、資産配分を維持しつつ、気長に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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