【5月25日 米国株式市場】
ダウ 32,764 ‐0.11%
S&P500 4,151 +0.88%
ナスダック 12,698 +1.71%
S&P500とナスダックが上昇。
エヌビディアが決算を受け大きく上昇。他のIT・ハイテク株やAI関連株も買われました。
ラッセル2000は‐0.70%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.26%と下げました。
米10年債利回りは3.822%。+0.105と上昇。
VIX指数は19.14。‐0.89と下げました。
【為替・コモディティー】
ドル円 140.06 +0.43%
NY原油 71.81 ‐3.40%
NY金 1962.3 ‐1.1%
ドル円は、一時140.23円と昨年11月23日以来の安値を付けました。
米国の追加利上げ観測が強まり、日米の金利差が拡大するとの思惑が強まりました。米2年債利回りなども上昇。
原油は大幅安。金も続落。
ビットコインは26,462ドル。+0.54%と上昇しました。
【S&P500マップ】
エヌビディアの上昇を受けて、AMDなど他の半導体関連銘柄やAI関連銘柄にも買いが広がりました。
ただ、インテルは下落。エヌビディアが独占するグラフィックス処理装置へとシフトするのではとの懸念が広がりました。
【セクター】
情報技術 +4.45%
通信 +0.44%
資本財 +0.30%
不動産 +0.28%
金融 +0.03%
素材 ‐0.38%
通信 ‐0.52%
生活必需品 ‐0.77%
ヘルスケア ‐1.04%
公益 ‐1.37%
エネルギー ‐1.89%
全11セクター中5セクターが上昇。
特に情報技術が4%以上上昇しました。
【スタイルボックス】
大中型グロース株が上昇。
それ以外のカテゴリーは下げました。
【個別株】
〇エヌビディア<NVDA> +24.37%
決算を発表。第2四半期の売上高見通しが予想を大きく上回る内容だったことが好感。AIブームからの恩恵が反映されました。
〇スノーフレイク<SNOW> ‐16.50%
1株損益が予想外の赤字だったほか、通期の製品売上高見通しを下方修正。株価は下落しました。
【デフォルト問題】
引き続き2つ問題が米国株式市場を圧迫しています。
米債務上限問題とFRBの政策です。
米債務上限問題は、バイデン米大統領は25日も「債務上限と歳出を巡り生産的な協議が行われており、交渉は妥結するだろう」との認識を示し「歳出額2年凍結案」を提示。
共和党側は前進を認めつつも、まだ要求に隔たりがあるとして、より有利な条件を目指し交渉を続けようとしてます(ブルームバーグ)。
市場では合意するだろうとの意見が大半ですが、デットラインとされる6月1日ぎりぎりまで交渉はもつれるのではとの見方が強まっています。
【利上げについて】
一部のFRBメンバーのタカ派な発言や、依然として強い米経済指標を受けて、市場は、元々FRBのドットプロットが示していたように、FRBの利上げを織り込み始めました。
〇失業保険継続受給者数(5/13までの週)
結果 179.4万人(予想 180.0万人 前回 179.9万人)
〇1Q米国 個人消費(前期比)
結果 3.8%(予想 3.7% 前回 3.7%)
〇1Q米国 GDP(前期比年率/改定値)
結果 1.3%(予想 1.1% 前回 1.1%)
〇今日
【まとめ】
今日はエヌビディアとの決算とそれを受けて上昇したAI、ハイテク株が、他の全ての懸念を覆い隠し、株価指数に上昇をもたらしました。
この環境下でも、しっかりと予想を上回る成長をしている企業の株価は上がる。というのは、今後予想されている景気後退という逆風に立ち向かう個別株投資家にとっては心強い結果だったのではないでしょうか?
ただ、債務上限問題やインフレ、高い水準の金利がなくなったわけではないので、油断は禁物です。実際、今日も半数以上のセクターや多くのカテゴリーは引き続き下落しています。
これらの問題全てが解決に向かえば、普通は株価は上昇すると思われますが、またその時々で、今の私たちが予想できない問題が、未来の投資家を悩ませているかもしれません。
リスク資産である株式投資をしている以上、リスクや不確実性は完全に避けることはできません。
適切な分散や適切な資産配分でそれらとうまく付き合っていきましょう。
【インデックス投資は無知へのヘッジである】
私はAIや半導体関連株が苦手というか、あそこら辺の業界のことをよくわかっていません。もちろん、人並み程度にはわかりますが、それでは市場を出し抜くことはできません。
(まるで全てのことを知っているかように解説することを仕事にしている人はいますが、私はそうではありません)
というか、すべての分野や業種を専門家以上に詳しい人などまずいませんでしょうし、その業界のトップを走る経営者ですら未来を読み違えたり、経営判断を誤ったりするわけです。
自身の得意な領域を守るというやり方ももちろんありますが、その領域外が長期間市場をアンダーパフォーマンスすることもあります。
ですので私は自身の知識不足や未来の不確実性へのヘッジとして、インデックスファンドを通じて市場全体に幅広く投資をし、自身の無知を補っていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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ダウ 32,764 ‐0.11%
S&P500 4,151 +0.88%
ナスダック 12,698 +1.71%
S&P500とナスダックが上昇。
エヌビディアが決算を受け大きく上昇。他のIT・ハイテク株やAI関連株も買われました。
ラッセル2000は‐0.70%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.26%と下げました。
米10年債利回りは3.822%。+0.105と上昇。
VIX指数は19.14。‐0.89と下げました。
【為替・コモディティー】
ドル円 140.06 +0.43%
NY原油 71.81 ‐3.40%
NY金 1962.3 ‐1.1%
ドル円は、一時140.23円と昨年11月23日以来の安値を付けました。
米国の追加利上げ観測が強まり、日米の金利差が拡大するとの思惑が強まりました。米2年債利回りなども上昇。
原油は大幅安。金も続落。
ビットコインは26,462ドル。+0.54%と上昇しました。
【S&P500マップ】
エヌビディアの上昇を受けて、AMDなど他の半導体関連銘柄やAI関連銘柄にも買いが広がりました。
ただ、インテルは下落。エヌビディアが独占するグラフィックス処理装置へとシフトするのではとの懸念が広がりました。
【セクター】
情報技術 +4.45%
通信 +0.44%
資本財 +0.30%
不動産 +0.28%
金融 +0.03%
素材 ‐0.38%
通信 ‐0.52%
生活必需品 ‐0.77%
ヘルスケア ‐1.04%
公益 ‐1.37%
エネルギー ‐1.89%
全11セクター中5セクターが上昇。
特に情報技術が4%以上上昇しました。
【スタイルボックス】
大中型グロース株が上昇。
それ以外のカテゴリーは下げました。
【個別株】
〇エヌビディア<NVDA> +24.37%
決算を発表。第2四半期の売上高見通しが予想を大きく上回る内容だったことが好感。AIブームからの恩恵が反映されました。
〇スノーフレイク<SNOW> ‐16.50%
1株損益が予想外の赤字だったほか、通期の製品売上高見通しを下方修正。株価は下落しました。
【デフォルト問題】
引き続き2つ問題が米国株式市場を圧迫しています。
米債務上限問題とFRBの政策です。
米債務上限問題は、バイデン米大統領は25日も「債務上限と歳出を巡り生産的な協議が行われており、交渉は妥結するだろう」との認識を示し「歳出額2年凍結案」を提示。
共和党側は前進を認めつつも、まだ要求に隔たりがあるとして、より有利な条件を目指し交渉を続けようとしてます(ブルームバーグ)。
市場では合意するだろうとの意見が大半ですが、デットラインとされる6月1日ぎりぎりまで交渉はもつれるのではとの見方が強まっています。
【利上げについて】
一部のFRBメンバーのタカ派な発言や、依然として強い米経済指標を受けて、市場は、元々FRBのドットプロットが示していたように、FRBの利上げを織り込み始めました。
〇新規失業保険申請件数(5/20までの週)
結果 22.9万件(予想 24.5万件 前回 22.5万件)
結果 22.9万件(予想 24.5万件 前回 22.5万件)
〇失業保険継続受給者数(5/13までの週)
結果 179.4万人(予想 180.0万人 前回 179.9万人)
〇1Q米国 個人消費(前期比)
結果 3.8%(予想 3.7% 前回 3.7%)
〇1Q米国 GDP(前期比年率/改定値)
結果 1.3%(予想 1.1% 前回 1.1%)
新規失業保険申請件数は予想を下回り、労働市場の軟化を期待しているFRBや市場の思いとは裏腹に、堅調な労働市場を示唆する内容となりました。
〇今日
【まとめ】
今日はエヌビディアとの決算とそれを受けて上昇したAI、ハイテク株が、他の全ての懸念を覆い隠し、株価指数に上昇をもたらしました。
この環境下でも、しっかりと予想を上回る成長をしている企業の株価は上がる。というのは、今後予想されている景気後退という逆風に立ち向かう個別株投資家にとっては心強い結果だったのではないでしょうか?
ただ、債務上限問題やインフレ、高い水準の金利がなくなったわけではないので、油断は禁物です。実際、今日も半数以上のセクターや多くのカテゴリーは引き続き下落しています。
これらの問題全てが解決に向かえば、普通は株価は上昇すると思われますが、またその時々で、今の私たちが予想できない問題が、未来の投資家を悩ませているかもしれません。
リスク資産である株式投資をしている以上、リスクや不確実性は完全に避けることはできません。
適切な分散や適切な資産配分でそれらとうまく付き合っていきましょう。
【インデックス投資は無知へのヘッジである】
私はAIや半導体関連株が苦手というか、あそこら辺の業界のことをよくわかっていません。もちろん、人並み程度にはわかりますが、それでは市場を出し抜くことはできません。
(まるで全てのことを知っているかように解説することを仕事にしている人はいますが、私はそうではありません)
というか、すべての分野や業種を専門家以上に詳しい人などまずいませんでしょうし、その業界のトップを走る経営者ですら未来を読み違えたり、経営判断を誤ったりするわけです。
自身の得意な領域を守るというやり方ももちろんありますが、その領域外が長期間市場をアンダーパフォーマンスすることもあります。
ですので私は自身の知識不足や未来の不確実性へのヘッジとして、インデックスファンドを通じて市場全体に幅広く投資をし、自身の無知を補っていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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