バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。


【S&P500の動き】

下は、2022年のS&P500の一日ごとのリターンを示した図です。

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@LizAnnSonders

2022年、S&P500が今年1%以上上下に動いた日は、

10月7日時点で97営業日とボラティリティーの高い一年であったことがわかります。

参考)コロナショックの下落とその後の急反発があった2020年でも109日でした。

【S&P500の下落した日数】

マイナス方向に目を向けてみると、

S&P500が今年₋1%以上下落した日は52日ありました。

ただ、1929年からの世界恐慌、1973~1974年の不況、ITバブルやリーマンショックの時を振り返ってみると、

S&P500が下げ局面でこのくらい1%以上のマイナスの日がこのくらいあるのは、

まあ普通にありえる範囲というということもわかります。

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【S&P500のドローダウン】

S&P500指数のドローダウンをみると、

‐20%以上の下落は厳しいもの

過去の下落と比べると大したことがないことがわかります。

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【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のチャート】

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特に今回は為替が味方してくれているので、

円ベースで考えるとほとんど下落しておらず、

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最新の月次レポート(8月末時点のものですが)でも、

過去1年や過去3年のリターンは十分なものとなっています。

もちろん今後どうなるかわかりませんし、長期投資家にとっては逆に為替が不利になったケースもよく考慮する必要があると思いますが、

年初からの下落は、S&P500に長期投資をしていれば、十分にあり得る範囲の下落であり、

(特に日本人視点で見れば)騒ぐようなことではないということがわかります。


【まとめ】

もし、最近投資を始めた方の中で、今年の相場や先行きが不安だという方がいれば、

それは自身のリスク許容度やリスク選好度を超えて投資をしてしまっている可能性があります。

将来や人生をより豊かにするための投資なのに、株価や先行きが不安で、仕事や家事が手につかない。というような感じで、日常生活に支障をきたしてしまっていては本末転倒です。

大切なのは自身の環境や自分の心です。

投資は自分自身の人生のために、自分が行うものです。特にアマチュアの場合は人と競ったり、比べる必要は全くありません。

他人がどれだけリスクをとっていても、自分の心に正直になり、自分のリスク許容度の範囲の中で投資をすることが大切です。

ただ、いきなり、最初から投資を始めたばかりの初心者の方に、自分の「リスク許容度をちゃんと計れ」といってもなかなか難しいもの。

上昇相場と下落相場の両方を経験し、焦らずじっくり自分のリスク許容度、自分に合う資産配分を見つけることが大切だと思います。

また、リスクを取りすぎて途中で投げ出すよりは、保守的に、十分控えめなくらいで投資を始めて開始し、続けながら調整する方が良いと私は思います。

最後となりましたが、現在とても不安で、自身のリスク許容度を見誤っていた。資産配分を見直したい、ポートフォリオをいじりたい。という方も中にはいらっしゃるかと思います。

短期投資家の方はまた別ですが、長期的にインデックス投資などを続けている方、続ける予定の方で、あれば、できればここ(数カ月~数年)は何とか耐えて頂いて、下落中ではなく、できれば『平時』もしくは上昇した後で、ゆっくりと調整するのが良いかと思います。

下落した「後」で株式比率を下げ、上昇した「後」に株を買うではなかなかインデックス投資で資産は増えません。

確かに不確実やボラティリティーが高く、見通しのよくない環境下ではありますが、焦ったり慌てるほどではないし、こういう時期は長期投資をしていればいつかは訪れるもの。

初心者の方は、逆に資産形成初期に、株を安く買う機会に巡り合えたこと。自身のリスク許容度を計るチャンスを得られたことを幸運と思い、投資を続ける事が良いの方と思います。

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