【5月23日 米国株式市場】
ダウ 33,055 ‐0.69%
S&P500 4,145 ‐1.12%
ナスダック 12,560 ‐1.26%
米国株式市場は3日続落。
米債務上限問題を巡る協議に進展が見られなかったことで警戒感が高まりました。
また先日の上げで年初来高値を更新したことから、利確売りが広がったとする報道もありました。
ラッセル2000は‐0.43%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.46%と下げました。
米10年債利回りは3.701%。‐0.014と低下。
VIX指数は18.53。+1.32と上昇しました。
デフォルトのリスクが最も高い年限を中心に国債保有のプレミアムが上昇。6月8日に償還を迎えるTBレートは5.8%を上回る水準となりまりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.57 ‐0.02%
NY原油 73.14 +1.51%
NY金 1992.8 ‐0.2%
原油は、サウジアラビアのサルマン・エネルギー相が経済フォーラムで、空売り筋に警告したことが買い材料となりました。エクソンやシェブロンなどの石油株も上昇しています。
ビットコインは27,243ドル。+1.45%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー +1.04%
公益 ‐0.35%
生活必需品 ‐0.71%
一般消費財 ‐0.87%
ヘルスケア ‐1.13%
金融 ‐1.22%
資本財 ‐1.23%
不動産 ‐1.28%
通信 ‐1.48%
情報技術 ‐1.50%
素材 ‐1.53%
エネルギーを除く10セクターが下落。
特に情報技術や通信、素材などが大きく下げました。
【スタイルボックス】
サイズスタイル別にみると、すべてのサイズとスタイルが下落。
特にグロース株が大きく下落しました。
【個別株】
〇ロウズ<LOW>+1.72%
ホームセンターのロウズは決算を発表。既存店売上高は予想以上の減収。通期の見通しを下方修正しましたが、株価は上昇しました。
【債務上限問題】
米債務上限問題を巡る交渉は23日も続きましたが、具体的な進展はあまり見られませんでした。
ただ、これは市場も予想しており、両名の会見後の発言を受けて前向きな意見も聞かれました。
合意に達するまで両名は毎日協議する見通しです。(ブルームバーグ)。
イエレン米財務長官の「早ければ6月1日にも米政府の資金が底をつく恐れがある」という発言を受け、警戒感も強まっています。
【5月のPMI】
製造業では、受注や生産の伸びが鈍化。価格も落ち着きを見せていますが、サービス業は1年1カ月ぶり高水準となり、サービス分野でインフレが高止まりしていることが示唆されました。
強い労働市場とともにFRBは引き続き、難しいかじ取りを迫られることになりそうです。
【金利曲線】
現在、6月のFOMCでの利上げ停止を市場は約70%程織り込んでいます。
一方で、昨日のブラード・セントルイス連銀総裁の発言や、地銀問題の懸念の後退、経済指標などを受け、7月のFOMCで利上げがあると予想する割合が40%を超え、年内利下げへの期待も後退しました。
【まとめ】
米国株式市場は3日続落。
ただ、年初来、および過去一年で見ると未だ高値圏にあります。
参考 バンガードS&P500ETF(VOO)の過去一年のチャート
インフレ、ウクライナ侵攻、インフレ、利上げ、地銀問題、米中対立、デフォルト・・・
いろいろな問題やリスク、不確実性があり、いろいろなニュースや予測が飛び交っていましたが、実際は特に騒ぐほど株価が動いていないということがわかります。
大抵の場合、ニュースや予想屋は良い材料も悪い材料も、実際の事実より騒ぎすぎる傾向があります。
ミスターマーケットやそういう人たちに振り回されないようにしましょう。
振り回されたところで、リターンが改善するとは限りません。また、時間や労力を無駄にする可能性があります。更にPFを動かすことにより発生するコストは確実にリターンを押し下げます。
投資家から関心や注目を集めたり、あなたを動揺させ、心を揺さぶることで儲かる人たちの口車に気を付けながら、今後も規律ある投資を続けて行きましょう。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村
ダウ 33,055 ‐0.69%
S&P500 4,145 ‐1.12%
ナスダック 12,560 ‐1.26%
米国株式市場は3日続落。
米債務上限問題を巡る協議に進展が見られなかったことで警戒感が高まりました。
また先日の上げで年初来高値を更新したことから、利確売りが広がったとする報道もありました。
ラッセル2000は‐0.43%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐1.46%と下げました。
米10年債利回りは3.701%。‐0.014と低下。
VIX指数は18.53。+1.32と上昇しました。
デフォルトのリスクが最も高い年限を中心に国債保有のプレミアムが上昇。6月8日に償還を迎えるTBレートは5.8%を上回る水準となりまりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.57 ‐0.02%
NY原油 73.14 +1.51%
NY金 1992.8 ‐0.2%
原油は、サウジアラビアのサルマン・エネルギー相が経済フォーラムで、空売り筋に警告したことが買い材料となりました。エクソンやシェブロンなどの石油株も上昇しています。
ビットコインは27,243ドル。+1.45%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
エネルギー +1.04%
公益 ‐0.35%
生活必需品 ‐0.71%
一般消費財 ‐0.87%
ヘルスケア ‐1.13%
金融 ‐1.22%
資本財 ‐1.23%
不動産 ‐1.28%
通信 ‐1.48%
情報技術 ‐1.50%
素材 ‐1.53%
エネルギーを除く10セクターが下落。
特に情報技術や通信、素材などが大きく下げました。
【スタイルボックス】
サイズスタイル別にみると、すべてのサイズとスタイルが下落。
特にグロース株が大きく下落しました。
【個別株】
〇ロウズ<LOW>+1.72%
ホームセンターのロウズは決算を発表。既存店売上高は予想以上の減収。通期の見通しを下方修正しましたが、株価は上昇しました。
【債務上限問題】
米債務上限問題を巡る交渉は23日も続きましたが、具体的な進展はあまり見られませんでした。
ただ、これは市場も予想しており、両名の会見後の発言を受けて前向きな意見も聞かれました。
バイデン大統領「デフォルトは選択肢になく、誠意を持って超党派の合意に向かうのが唯一道であるとの点をわれわれはあらためて確認した」
マッカーシー議長「今夜のトーンは以前のどの協議の機会よりも良好だった」「建設的な話し合いを行った」「ただ、まだ妥結に至っていない」
合意に達するまで両名は毎日協議する見通しです。(ブルームバーグ)。
イエレン米財務長官の「早ければ6月1日にも米政府の資金が底をつく恐れがある」という発言を受け、警戒感も強まっています。
【5月のPMI】
総合
前回:54.5 予想:53.0 結果:53.4
製造業PMI
結果:48.5 予想:50.0 前回:50.2
結果:48.5 予想:50.0 前回:50.2
サービス業PMI
結果:55.1 予想:52.6 前回:53.6
S&Pグローバルが発表した5月の米PMI。総合指数は前月から1.1ポイント上昇し54.5となりました。同指数は50が拡大/縮小の境目となります。製造業では、受注や生産の伸びが鈍化。価格も落ち着きを見せていますが、サービス業は1年1カ月ぶり高水準となり、サービス分野でインフレが高止まりしていることが示唆されました。
強い労働市場とともにFRBは引き続き、難しいかじ取りを迫られることになりそうです。
【金利曲線】
現在、6月のFOMCでの利上げ停止を市場は約70%程織り込んでいます。
一方で、昨日のブラード・セントルイス連銀総裁の発言や、地銀問題の懸念の後退、経済指標などを受け、7月のFOMCで利上げがあると予想する割合が40%を超え、年内利下げへの期待も後退しました。
【まとめ】
米国株式市場は3日続落。
ただ、年初来、および過去一年で見ると未だ高値圏にあります。
参考 バンガードS&P500ETF(VOO)の過去一年のチャート
インフレ、ウクライナ侵攻、インフレ、利上げ、地銀問題、米中対立、デフォルト・・・
いろいろな問題やリスク、不確実性があり、いろいろなニュースや予測が飛び交っていましたが、実際は特に騒ぐほど株価が動いていないということがわかります。
今日も、JPモルガン・チェースのマルコ・コラノビッチ氏は株式の持ち高を減らして現金を堅持するよう顧客に呼び掛けていましたが(ブルームバーグ)今後どうなるかはわかりません。
大抵の場合、ニュースや予想屋は良い材料も悪い材料も、実際の事実より騒ぎすぎる傾向があります。
ミスターマーケットやそういう人たちに振り回されないようにしましょう。
振り回されたところで、リターンが改善するとは限りません。また、時間や労力を無駄にする可能性があります。更にPFを動かすことにより発生するコストは確実にリターンを押し下げます。
投資家から関心や注目を集めたり、あなたを動揺させ、心を揺さぶることで儲かる人たちの口車に気を付けながら、今後も規律ある投資を続けて行きましょう。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
にほんブログ村