【5月18日 米国株式市場】
ダウ 33,535 +0.34%
S&P500 4,198 +0.94%
ナスダック 12,688 +1.51%
米国株式市場は続伸。S&P500は9カ月ぶりの高値。
ナスダック100は22年4月以来、約1年ぶりの高値を付けました。
米国の債務上限(デフォルト)問題の懸念が後退したことや、
ウォルマートの決算が市場の後押しとなりました。
ラッセル2000は+0.58%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.18%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.656%。+0.074と上昇。
VIX指数は16.05。‐0.82と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.70 +0.75%
NY原油 71.92 ‐1.25%
NY金 1,956 ‐1.21%
ドル円は138円台後半。
原油と金は下げました。
ビットコインは26,831ドル。‐2.10%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
情報技術 +2.06%
通信 +1.79%
一般消費財 +1.54%
金融 +0.70%
資本財 +0.67%
素材 +0.54%
エネルギー +0.49%
ヘルスケア ‐0.24%
公益 ‐0.36%
生活必需品 ‐0.44%
不動産 ‐0.67%
全11セクター中7セクターが上昇。
情報技術、通信、一般消費財といったグロース系のセクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特に大・中型グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇ウォルマート +1.30%
決算を発表。既存店売上高が予想を上回った他、通期の1株利益の見通しを上方修正しました。
〇パランティア +14.54%
キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメントが前日に126万株を購入したことを明らかにしました。
【米デフォルト問題】
マッカーシー米下院議長は「連邦債務上限を巡る交渉は、早ければ今週末に原則合意に達する可能性がある」「米国デフォルトを回避するためには、交渉担当者が作成した妥結案について来週に下院で投票する必要がある」と発言。
これは同氏のこれまでの発言の中で、最も前向きな発言となりました。
ただ、マクヘンリー米下院金融委員長(共和党)は債務上限交渉について「終了には程遠い」と発言。これによって上げ幅が縮小する場面もありました。
【FRB関係者の発言】
ダラス連銀のローガン総裁は、6月のFOMCで利上げを停止する論拠はまだ明確になっていないと発言(ブルームバーグ)
ジェファーソン理事は、過去1年間の積極的な利上げが経済にどのように浸透するのかを辛抱強く見極めていく姿勢を示唆しました(ブルームバーグ)
【経済指標】
〇5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回りました。
〇米新規失業保険申請件数(5/13までの週)
結果 24.2万件 予想 25.2万件 前回 26.4万件
〇米失業保険継続受給者数(5/6までの週)
結果 179.9万人 予想 182.0万人 前回 180.7万人
米労働市場は堅調ながらも緩みつつあることが示唆されました。
〇4月米国 景気先行指数(前月比)
結果 ‐0.6%予想 ‐0.6% 前回 -1.2%
〇4月米国 中古住宅販売件数 428万件 予想 430万件 前回 443万件
【まとめ】
米国株式市場は続伸。
序盤はダラス連銀のローガン総裁の発言を受けて下げましたが、その後、デフォルト問題が解決に向かっていることが好感され、上昇に転じました。
これらのニュース(特にダラス連銀のローガン総裁の発言)を受けて、先日1桁台まで下げていた6月の利上げの確率は一時40%まで上昇しました。

バンガードはあと1回の利上げと年内は高い金利を維持すると予想。
米国債利回りは上昇。インフレ率が高止まりし、米政策金利は高い水準で長期間維持されるとの観測が広がりました。
元々FRBのドットプロットや警告を無視して、勝手に年内利下げを織り込んでいた市場が、FRBの考えに寄せた形となりました。
利上げの効果が徐々に実体経済を圧迫する中、根強いインフレと景気鈍化の間で、FRBは難しいかじ取りを迫られることになります。
にも拘らずここ2日続伸したのは、債務上限問題への懸念が思ったより大きかったのでしょう。
まずは6月1日がデットラインの債務上限問題、そして6月12~13日のFOMCとイベントが続きます。インフレや景気後退、地政学リスクなどの問題もいまだ残っています。
しかしながら、株式市場がこれまでそうだったように、今ある問題も何年か後にはすっかり解決し、忘れ去られ、またその時々の新しい問題に投資家は頭を悩ませ続けるのだろうと思います。
株式市場なんてそんなもんです。
私は元個別株投資家なので、それはそれで面白いと思う方の気持ちも十分にわかりますが、
今はその繰り返しの中に、限られた頭のリソースや時間や体力などの人的資産を投下し続けるより、他のことに人的資産を配分したいと思うことが多くなりました。
なのでインデックス投資をしています。
金融資産の資産配分はとても重要ですが、それ以上に人生の、自分自身の限りある人生の資産、リソースをどう配分するかが人生を楽しく、有意義に過ごすためにとても重要だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村
ダウ 33,535 +0.34%
S&P500 4,198 +0.94%
ナスダック 12,688 +1.51%
米国株式市場は続伸。S&P500は9カ月ぶりの高値。
ナスダック100は22年4月以来、約1年ぶりの高値を付けました。
米国の債務上限(デフォルト)問題の懸念が後退したことや、
ウォルマートの決算が市場の後押しとなりました。
ラッセル2000は+0.58%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.18%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.656%。+0.074と上昇。
VIX指数は16.05。‐0.82と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 138.70 +0.75%
NY原油 71.92 ‐1.25%
NY金 1,956 ‐1.21%
ドル円は138円台後半。
原油と金は下げました。
ビットコインは26,831ドル。‐2.10%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
情報技術 +2.06%
通信 +1.79%
一般消費財 +1.54%
金融 +0.70%
資本財 +0.67%
素材 +0.54%
エネルギー +0.49%
ヘルスケア ‐0.24%
公益 ‐0.36%
生活必需品 ‐0.44%
不動産 ‐0.67%
全11セクター中7セクターが上昇。
情報技術、通信、一般消費財といったグロース系のセクターが大きく上昇しました。
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特に大・中型グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇ウォルマート +1.30%
決算を発表。既存店売上高が予想を上回った他、通期の1株利益の見通しを上方修正しました。
〇パランティア +14.54%
キャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメントが前日に126万株を購入したことを明らかにしました。
【米デフォルト問題】
現在、マッカーシー下院議長(共和党)とシューマー上院院内総務(民主党)はデフォルトを回避するための合意を数日中に採決に持ち込む計画を練っています。
マッカーシー米下院議長は「連邦債務上限を巡る交渉は、早ければ今週末に原則合意に達する可能性がある」「米国デフォルトを回避するためには、交渉担当者が作成した妥結案について来週に下院で投票する必要がある」と発言。
これは同氏のこれまでの発言の中で、最も前向きな発言となりました。
ただ、マクヘンリー米下院金融委員長(共和党)は債務上限交渉について「終了には程遠い」と発言。これによって上げ幅が縮小する場面もありました。
【FRB関係者の発言】
ダラス連銀のローガン総裁は、6月のFOMCで利上げを停止する論拠はまだ明確になっていないと発言(ブルームバーグ)
ジェファーソン理事は、過去1年間の積極的な利上げが経済にどのように浸透するのかを辛抱強く見極めていく姿勢を示唆しました(ブルームバーグ)
【経済指標】
〇5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回りました。
結果 ‐10.4 予想 ‐20.0 前回 ‐31.3
〇米新規失業保険申請件数(5/13までの週)
結果 24.2万件 予想 25.2万件 前回 26.4万件
〇米失業保険継続受給者数(5/6までの週)
結果 179.9万人 予想 182.0万人 前回 180.7万人
米労働市場は堅調ながらも緩みつつあることが示唆されました。
〇4月米国 景気先行指数(前月比)
結果 ‐0.6%予想 ‐0.6% 前回 -1.2%
〇4月米国 中古住宅販売件数 428万件 予想 430万件 前回 443万件
〇4月米国 中古住宅販売件数(前月比)-3.4% 予想 ‐3.2%・前回 ‐2.4%
【まとめ】
米国株式市場は続伸。
序盤はダラス連銀のローガン総裁の発言を受けて下げましたが、その後、デフォルト問題が解決に向かっていることが好感され、上昇に転じました。
これらのニュース(特にダラス連銀のローガン総裁の発言)を受けて、先日1桁台まで下げていた6月の利上げの確率は一時40%まで上昇しました。

バンガードはあと1回の利上げと年内は高い金利を維持すると予想。
欧州最大級の資産運用会社ピクテは考え年内の米利下げを見込む市場は間違っているとし、金利利先物をショートしています。
米国債利回りは上昇。インフレ率が高止まりし、米政策金利は高い水準で長期間維持されるとの観測が広がりました。
元々FRBのドットプロットや警告を無視して、勝手に年内利下げを織り込んでいた市場が、FRBの考えに寄せた形となりました。
利上げの効果が徐々に実体経済を圧迫する中、根強いインフレと景気鈍化の間で、FRBは難しいかじ取りを迫られることになります。
にも拘らずここ2日続伸したのは、債務上限問題への懸念が思ったより大きかったのでしょう。
まずは6月1日がデットラインの債務上限問題、そして6月12~13日のFOMCとイベントが続きます。インフレや景気後退、地政学リスクなどの問題もいまだ残っています。
しかしながら、株式市場がこれまでそうだったように、今ある問題も何年か後にはすっかり解決し、忘れ去られ、またその時々の新しい問題に投資家は頭を悩ませ続けるのだろうと思います。
株式市場なんてそんなもんです。
私は元個別株投資家なので、それはそれで面白いと思う方の気持ちも十分にわかりますが、
今はその繰り返しの中に、限られた頭のリソースや時間や体力などの人的資産を投下し続けるより、他のことに人的資産を配分したいと思うことが多くなりました。
なのでインデックス投資をしています。
金融資産の資産配分はとても重要ですが、それ以上に人生の、自分自身の限りある人生の資産、リソースをどう配分するかが人生を楽しく、有意義に過ごすためにとても重要だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村