【VIGのベンチマーク変りましたね】
私もツイッターで呟いたので、既にご存知の方も多いかと思いますが、
(特にVIG(バンガード米国増配株式ETF)投資家の方にとっては耳タコかもしれませんが)
VIG(と対応する米国籍ファンド)のベンチマークが、
2021年の9月20日からNasdaq US Dividend Achievers Select Indexから、
S&P US Dividend GrowersIndex変更となりました。
米国外のVIGIと対応するファンドの方もそれぞれ新しいベンチマークに変わっています。
この日以降更新された記事や動画でも、この点を指摘していない(直っていない・古いベンチマークを紹介している)ものをいくつか見かけたので改めて紹介させていただきます。
ベンチマークが変わってるので、過去のバックテストの時もちょっとめんどくさくなりますね。
バンガードのVIGの公式ページより

【コストについて】
これによって経費率があがることは恐らくない「だろう」との事です。
バンガードはごくごくごく稀に経費率をあげる時もあります。
元々低コストですし、素直に無理のない運用をしているとも言え好感がもてます。
そして、長期的には結局下がるケースがほとんどです。
【中身について】
内容もぶっちゃけほとんど変わりません。
バンガードも、ファンドは引き続き、高品質の、配当を支払う株式へのエクスポージャーを提供し、ファンドの投資目的および哲学に変更はありません。としています。
細かいことを言えば、新しいベンチマークの方が、銘柄入れ替えにバッファーを設けたり、フリーフロート調整だったり、リバランスの期間を3日とするなど、
売買回転率を抑えるためのより有利な仕組みがあります。
この関係で、若干比率や銘柄数変わりますが、
結局のところ中身のほとんどは同じなので、
神経質な方以外は、リスクやリターンもほとんど同じくらい。
誤差レベルと考えて良いレベルだと思います。
詳しくは公式のPDFをご覧ください。
https://institutional.vanguard.com/iam/pdf/FADACJUN.pdf

既にVIGに投資をしている方は、特に気にせず投資を続けて大丈夫かと思います。
おそらく、長期的にはより良いETFになると思います。
バンガードは以前MSCIからベンチマークを変更したこともありましたが、
特に問題なく変更を終え、長期的にはコストを下げる事に成功しています。
バンガードは伝統的にそういう運用や判断をしてきた会社なので、
ある程度信用してあげて良いと私は思います。
一部の米国株投資家の間で熱い議論が交わされたり、
推し銘柄として推奨されることの多いVIGですが、
私もアクティブな考えに基づくETFの中ではVIGは好きなETFの一つです。
いつもありがとうございます。
ランキングサイトに参加しています。
下の応援クリックボタンを押して頂けると毎日更新する励みになります。

にほんブログ村