【5月8日 米国株式市場】
ダウ 33,618 ‐0.17%
S&P500 4,138 +0.05%
ナスダック 12,256 +0.18%
米国株式市場はほぼ横ばい。
ラッセル2000は‐0.31%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.07と小幅にプラス。
米10年債利回りは3.507%。+0.061と上昇。
VIX指数は16.98。‐1.22%と下落しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.09 +0.24%
NY原油 72.80 +2.05%
NY金 2,024 +0.36%
ドル円は135円台に。
原油は+2%上昇。景気後退の懸念が緩和されたことや、ここ3週間の下落で売られすぎ感もでてきており、買い戻しも見られました。
ビットコインは27,468ドル。‐3.52%と下落しました。
【S&P500マップ】

パックウェスト・バンコープは3.6%高。他の地銀株はほとんどが売られ、KBW地銀株指数は2.8%ほど下げました。
【セクター】
通信 +1.27%
一般消費財 +0.30%
金融 +0.21%
エネルギー +0.07%
情報技術 ‐0.02%
ヘルスケア ‐0.22%
生活必需品 ‐0.23%
素材 ‐0.30%
公益 ‐0.33%
資本財 ‐0.37%
不動産 ‐0.69%
全11セクター中7セクターが下落。
通信セクターが大きく上昇。
他は全体的に小幅な動きとなりました。
【スタイルボックス】

サイズ、スタイル別にみると、
グロース株が上昇、コアとバリュー株が下げましたが、
こちらも全体的に小幅な動きとなりました。
【個別株】
〇アメリカン航空<AAL> +3.53%
航空株が上昇。アナリストが航空株の投資判断を「買い」に引き上げました。
〇スノーフレーク<SNOW> +4.05%
アナリストが投資判断を「買い」に。目標株価を145ドルから185ドルに引き上げました
〇アコーダ<ACOR>+77.78%
バイオ医薬品のアコーダは中国のチャンス・ファーマとパーキンソン病患者向けの「インブリジャ」を中国で提供するための販売・供給契約を締結しました。
【米家計は5000億ドルの貯蓄超過】
サンフランシスコ地区連銀の調査で、新型コロナウイルスのパンデミック前と比較して、米家計は依然として約5000億ドルの貯蓄超過にあり、年内の個人消費を支える可能性があることが分りました。(ロイター)
【上級銀行貸出担当者調査(SLOOS)】
融資基準を引き締めた銀行の割合の増加は徐々に経済活動の鈍化につながり、景気後退の前兆になる可能性があります。
【GS、ハイテクセクターはまだ割高】
このところ復活を見せているハイテク株ですが、ゴールドマン・サックスの分析によると、
S&P500のハイテク株は他のセクターに比べ49%のプレミアムが付いており、業績見通しに加え、国内総生産減速と金利低下というマクロ経済状況に、バリュエーションのプレミアムは支えられている。
とし、同行のストラテジスト等は、
「しかし、経済見通しが改善し、金利が上昇すれば、一段のバリュエーション拡大は難しくなり、シクリカル銘柄がアウトパフォームする可能性が高くなる」と指摘しています。
【まとめ】
いろいろな予想やニュースが飛び交っていましたが、振り返ってみると、S&P500は3月以降、週間ベースでみると上昇も下落も1%程の動きしかありませんでした。
特に、4月に入って以来、小動きが続いています。
FRBが今後の政策について経済指標を見て決めると宣言する中、今週は10日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、11日に生産者物価指数(PPI)が発表されます。
ここで「予想と大きく異なる」の結果がでれば、少し市場が動くかもしれません。
米銀行セクターへのストレスや、債務上限など、起こる可能性は少ないものの、対応を間違えれば、破壊的な影響を与える可能性がある不確実性も見え隠れしますが、
そういうひどいことが起こらない限り、このままゆっくり景気後退入りして、利上げが止まる(~利下げに転じ)ソフトランディングで終える可能性もあります。
もちろん、未来はどうなるかわかりませんが、騒いだり、憂いたところで、私たちに米国経済やインフレをコントロールすることはできないので、
自らにできることに集中したり、予めどう転んでもいいような範囲で、自身の許容できるリスクの範囲内で投資をすることが大切だと思います。
最後に、今日は県外からとある米国投資家の方が八戸市にいらっしゃいます。
私は人との出会いやお寿司、人生を楽しみつつ、株式市場やニュースに振り回されることなく、楽しく気長に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 33,618 ‐0.17%
S&P500 4,138 +0.05%
ナスダック 12,256 +0.18%
米国株式市場はほぼ横ばい。
FRBの上級銀行貸出担当者調査(SLOOS)で、米銀による融資基準の引き締めが示されましたが、株式市場に特段動きはありませんでした。
FRBの今後の政策を占ううえで、今週発表される米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)に注目が集まっています。
ラッセル2000は‐0.31%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.07と小幅にプラス。
米10年債利回りは3.507%。+0.061と上昇。
VIX指数は16.98。‐1.22%と下落しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.09 +0.24%
NY原油 72.80 +2.05%
NY金 2,024 +0.36%
ドル円は135円台に。
原油は+2%上昇。景気後退の懸念が緩和されたことや、ここ3週間の下落で売られすぎ感もでてきており、買い戻しも見られました。
ビットコインは27,468ドル。‐3.52%と下落しました。
【S&P500マップ】

パックウェスト・バンコープは3.6%高。他の地銀株はほとんどが売られ、KBW地銀株指数は2.8%ほど下げました。
【セクター】
通信 +1.27%
一般消費財 +0.30%
金融 +0.21%
エネルギー +0.07%
情報技術 ‐0.02%
ヘルスケア ‐0.22%
生活必需品 ‐0.23%
素材 ‐0.30%
公益 ‐0.33%
資本財 ‐0.37%
不動産 ‐0.69%
全11セクター中7セクターが下落。
通信セクターが大きく上昇。
他は全体的に小幅な動きとなりました。
【スタイルボックス】

サイズ、スタイル別にみると、
グロース株が上昇、コアとバリュー株が下げましたが、
こちらも全体的に小幅な動きとなりました。
【個別株】
〇アメリカン航空<AAL> +3.53%
航空株が上昇。アナリストが航空株の投資判断を「買い」に引き上げました。
〇スノーフレーク<SNOW> +4.05%
アナリストが投資判断を「買い」に。目標株価を145ドルから185ドルに引き上げました
〇アコーダ<ACOR>+77.78%
バイオ医薬品のアコーダは中国のチャンス・ファーマとパーキンソン病患者向けの「インブリジャ」を中国で提供するための販売・供給契約を締結しました。
【米家計は5000億ドルの貯蓄超過】
サンフランシスコ地区連銀の調査で、新型コロナウイルスのパンデミック前と比較して、米家計は依然として約5000億ドルの貯蓄超過にあり、年内の個人消費を支える可能性があることが分りました。(ロイター)
【上級銀行貸出担当者調査(SLOOS)】
FRB発表した上級銀行貸出担当者調査(SLOOS)で、米銀行セクターが年初からの数カ月間で融資基準を引き締めたほか、企業および消費者からの融資需要が軟化していることがわかりました。
全ての規模の企業からの融資需要が3カ月前に比べて低下していることが示されたと指摘。
消費者サイドは昨年末ほどではないにせよ、クレジットカードや自動車ローンなどの家計向け融資に対する需要が再び軟化しているという。銀行の消費者割賦払い融資の提供意欲も減退しているとのこと。
消費者サイドは昨年末ほどではないにせよ、クレジットカードや自動車ローンなどの家計向け融資に対する需要が再び軟化しているという。銀行の消費者割賦払い融資の提供意欲も減退しているとのこと。
融資基準を引き締めた銀行の割合の増加は徐々に経済活動の鈍化につながり、景気後退の前兆になる可能性があります。
【GS、ハイテクセクターはまだ割高】
このところ復活を見せているハイテク株ですが、ゴールドマン・サックスの分析によると、
S&P500のハイテク株は他のセクターに比べ49%のプレミアムが付いており、業績見通しに加え、国内総生産減速と金利低下というマクロ経済状況に、バリュエーションのプレミアムは支えられている。
とし、同行のストラテジスト等は、
「しかし、経済見通しが改善し、金利が上昇すれば、一段のバリュエーション拡大は難しくなり、シクリカル銘柄がアウトパフォームする可能性が高くなる」と指摘しています。
【まとめ】
いろいろな予想やニュースが飛び交っていましたが、振り返ってみると、S&P500は3月以降、週間ベースでみると上昇も下落も1%程の動きしかありませんでした。
特に、4月に入って以来、小動きが続いています。
FRBが今後の政策について経済指標を見て決めると宣言する中、今週は10日に4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、11日に生産者物価指数(PPI)が発表されます。
ここで「予想と大きく異なる」の結果がでれば、少し市場が動くかもしれません。
米銀行セクターへのストレスや、債務上限など、起こる可能性は少ないものの、対応を間違えれば、破壊的な影響を与える可能性がある不確実性も見え隠れしますが、
そういうひどいことが起こらない限り、このままゆっくり景気後退入りして、利上げが止まる(~利下げに転じ)ソフトランディングで終える可能性もあります。
もちろん、未来はどうなるかわかりませんが、騒いだり、憂いたところで、私たちに米国経済やインフレをコントロールすることはできないので、
自らにできることに集中したり、予めどう転んでもいいような範囲で、自身の許容できるリスクの範囲内で投資をすることが大切だと思います。
最後に、今日は県外からとある米国投資家の方が八戸市にいらっしゃいます。
私は人との出会いやお寿司、人生を楽しみつつ、株式市場やニュースに振り回されることなく、楽しく気長に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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