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【山崎元流アクティブ投資】

楽天証券のトウシルに山崎元氏がアクティブ運用の基本について語る面白い動画があったので紹介します。。

山崎元氏「アクティブ運用の平均はインデックス運用に勝てない。時期によっては勝っている時期があるが長期的にはなかなか勝てない。というのが事実として観察されている。」

「アクティブ運用を趣味として追求しながら、インデックス運用から大きく劣らないようにするべき、現実的な合理性を大きく失わない、そういう範囲で運用するべきだと思うわけです」




【なぜ、インデックスファンドに負けるかを理解する】

山崎元氏は基本的にはインデックスファンドを押しています。

そして、アクティブ運用を行う際であっても合理的に行うべきだとしています。

山崎元氏「アクティブ投資がインデックス投資になぜ勝てないのかを理解したうえで、なかなか勝つのは難しいかもしれないけれども、大きな実害がない範囲で、インデックス運用的なものから逸脱して、そこの部分の勝ち負けを楽しもうというのが現実的だと思うわけです」

「アクティブを信じると言うかもしれないが、信じるということと、できるということは違うんですよね」

やってみないと分からないというのは一面の真理ではあるけれども、頭と言うのは経験する前に使うものなんだ」ともっともな指摘をしています。

【平均を持つ戦略の力】

動画5分くらいからはお馴染みの10人のファンドマネージャーの平均を持つ11人目の強さ。コストを抑えつつ平均を持つ戦略の強さについて説明しています。

効率的市場仮説などを持ち出さなくても、ライバルの平均を持つ戦略は相対的なパフォーマンスを競うゲームにおいて有利だとしています。

「オーバーウェイトした銘柄が上昇するとも限らないし、上昇して株価が魅力的でなくなってきて売ろうとするとコストがかかる」

「偏りを持つことで、長期的に支払うコストが増える。銘柄選択がみんなが上手くいくかと言うと必ずしもそうではないということを考えると、なるべく平均に近いものを持つと大きな不利を被らない」

「大きな不利を被らないということは、そこでじっとしていることができる。じっとしていることができるということはコストを余計に払わずにすむ(長期運用ができる)

(アクティブ運用をする際も)そういう感じで自分のポートフォリオを設定できるとよい」

として、趣味と合理的な資産形成を両立させるというのに大切な原理はそういうこととしています。

もし興味のある方は是非動画本編もご覧ください。


【まとめ】

端的にまとめると、

趣味と合理的な資産形成を兼ね備えるようなアクティブ運用をするのあれば

〇分散投資をして低減できるリスクは抑えた方がよい。

〇長期的なパフォーマンスを押し下げることに繋がるためコストに気を付ける

この点が重要だということを山崎元氏は主張しています。

この点は過去記事で紹介しましたが米バンガードも全く同様の指摘をしています。

逆に言えば、「コスト」と「分散」に気を付けて運用を行えば、そこまでインデックスファンドと優劣なく運用を行うことができます。

もちろん、手間や時間などはかかりますが、それを惜しまず、手間以上に楽しいと思う方であれば、自身の許容できる範囲で挑戦してみても良いのかなとも思います。

時価総額加重が必ずしも最適とは限りませんしね。実際はそこからずれることが多々ありますし。

(ただコストを正当化しつつ長期的にそこを突こうとするのはかなり難しいと思いますが)

【より学びたい方へ】

より、山崎元氏流のアクティブ投資戦略を知りたい方は、

こちらの『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』という本がお勧めです。



まずはインデックスファンドを買おうという所から始まり、

〇銘柄選択の前にポートフォリオの作り方を覚えよう⇒「大型株3銘柄に分散投資をしてPFを」

〇銘柄選択の初歩⇒「2つのポイント」「予想の『変化』が大事」「変化への反応に対する駆け引き」

〇株は心理ゲーム⇒他の投資家を見て、裏をかけ。

どれも基本的な内容ですが、投資を始めたばかりの初心者の方の中には意外とこの点を失念したり、

学ばないまま、次のステップ(レバレッジ等)に行ってしまっている方も多い印象を受けます。

もし、アクティブ投資や今日の話に興味のある方や、今日の内容に疑問がある方などは是非一読してみてください。漫画版なのですぐ読めると思います。

私も以前アクティブ投資をしていたものですから、楽しいという気持ちは痛いほどわかりますが、

今はめんどくささが勝ってしまうため、私自身は今後もパッシブ運用を続けていきたいと思います。

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