【5月4日 米国株式市場】
ダウ 33,127 ‐0.86%
S&P500 4,061 ‐0.72%
ナスダック 11,966 ‐0.49%
S&P500は4日続落。
地銀を巡る懸念が再燃、銀行株を中心に売られました。
ラッセル2000は‐1.18%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.18%と上昇しました。
米10年債利回りは3.369%。‐0.034と低下。
VIX指数は20.09.+1.75と上昇しました。
先週16を下回っていたVIX指数は一気に20に到達しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.15 ‐0.39%
NY原油 68.59 ‐0.01%
NY金 2,047 +0.95%
ドル円は134円台前半。一時133円台となりました。
原油は横ばい。金は3日続伸しています。
ビットコインは28,881ドル。‐0.54%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
不動産 +0.93%
公益 +0.73%
生活必需品 ‐0.29%
情報技術 ‐0.49%
素材 ‐0.64%
一般消費財 ‐0.70%
ヘルスケア ‐0.81%
資本財 ‐1.09%
エネルギー ‐1.11%
金融 ‐1.29%
通信 ‐1.30%
不動産と公益を除く9セクターが下落。
特に金融や通信が下げました。
【スタイルボックス】

小型株やバリュー株を中心に全てのサイズとスタイルが下落しました。
【個別株】
パックウェスト・バンコープ ‐50.62%
ウェスタン・アライアンス・バンコープ ‐38.45%
ファースト・ホライゾン ‐33.16%
ブルームバーグが、パックウェスト・バンコープが身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると報じたことで懸念が再燃。など銀行株が売り込まれました。
KBW地銀株指数は採用銘柄全てが下落。一時6.8%安となり、年初来の下落率は33%となりました。
〇リフト 時間外で11%下落。
売上、利益が予想を下回る決算となり、時間外で下落中です。
【アップル】

アップルが決算を発表。‐2.5%減収、₋3.4%減益となりましたが、全体的に投資家の事前予想を上回りました。株価は時間外で上昇中
サービス 209.1億ドル(予想 211.1億ドル)
製品全体及びアイホーンの売上は予想を上回りましたが、マックやサービス部門は予想を下回りました。
【金融市場は夏の利下げを織り込む】

FOMCとその後のパウエル議長の発言を受けて、金融市場は6月の利上げ停止を95%。7月の利下げを55%、8月には利下げを80%ほど織り込む形となりました。にも拘らず株式市場は下落したというのがおもしろいところですね。
「金利は重要だがそれが全てではない」とか、「実際に利下げするまでは油断できない」ということでしょう。
なお、パウエル議長は前日の会見で「インフレはそれほど早くは下がらないと考えている。利下げは適切ではない」と市場の期待を否定していました。市場とFRBどちらが正しいのかに注目ですね。
【新規失業保険申請件数】
新規失業保険申請件数
結果 23.0万件 予想 24.9万件 前回 24.6万件
継続受給者数
結果 180.5万件 予想 186.9万件 前回 184.3万件
新規失業保険申請件数と継続受給者数はともに、前回と予想を下回り、労働市場の強さを示唆する内容となりました。
【まとめ】
市場はFOMCを消化して一安心と思いきや、
ブルームバーグが、パックウェスト・バンコープが身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると報じたことなど、米地銀のいくつかのニュースをきっかけに銀行株への懸念が再燃。
米国株式市場は4日連続の下落となりました。
アックマン氏は、銀行システムのストレスはまだ当分終わらないと警告
トゥルイスト・セキュリティーズのアナリスト、ブランドンは「最近の地銀株売りは行き過ぎだと考える。ファンダメンタルズからかけ離れた値動きになっている」とリポートで指摘。
プロでも予想は割れています。
加えて、ロイターは「銀行株に関する市場操作の可能性について一段と注意を払っている」という関係筋の話を報じていました。
株式市場は頭のいい人たちが他人を出し抜くためにあの手この手で戦っている、魑魅魍魎の渦巻く世界だなと改めて思います。
いろいろな投資戦略があると思いますが、投資初心者は、素人や投資初心者の書いたブログやNOTE、動画を見たところで彼らの集合知である「市場」に勝てるのかよく考えることが大切だと思います。
私自身は、世界的に有名な大学を良い成績で卒業し、私達よりも良い環境で、毎日毎日戦うプロに勝てる気はしません。
運が良ければ勝つこともあるでしょうが、スキルや知識やシステムなどで勝てるとは思えません。
ですから、彼らと戦うのではなく、インデックスファンドを用いて、彼らの努力とその結晶である市場の力にただ乗りさせて貰いつつ、今後も投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 33,127 ‐0.86%
S&P500 4,061 ‐0.72%
ナスダック 11,966 ‐0.49%
S&P500は4日続落。
地銀を巡る懸念が再燃、銀行株を中心に売られました。
ラッセル2000は‐1.18%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.18%と上昇しました。
米10年債利回りは3.369%。‐0.034と低下。
VIX指数は20.09.+1.75と上昇しました。
先週16を下回っていたVIX指数は一気に20に到達しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.15 ‐0.39%
NY原油 68.59 ‐0.01%
NY金 2,047 +0.95%
ドル円は134円台前半。一時133円台となりました。
原油は横ばい。金は3日続伸しています。
ビットコインは28,881ドル。‐0.54%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
不動産 +0.93%
公益 +0.73%
生活必需品 ‐0.29%
情報技術 ‐0.49%
素材 ‐0.64%
一般消費財 ‐0.70%
ヘルスケア ‐0.81%
資本財 ‐1.09%
エネルギー ‐1.11%
金融 ‐1.29%
通信 ‐1.30%
不動産と公益を除く9セクターが下落。
特に金融や通信が下げました。
【スタイルボックス】

小型株やバリュー株を中心に全てのサイズとスタイルが下落しました。
【個別株】
パックウェスト・バンコープ ‐50.62%
ウェスタン・アライアンス・バンコープ ‐38.45%
ファースト・ホライゾン ‐33.16%
ブルームバーグが、パックウェスト・バンコープが身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると報じたことで懸念が再燃。など銀行株が売り込まれました。
KBW地銀株指数は採用銘柄全てが下落。一時6.8%安となり、年初来の下落率は33%となりました。
〇リフト 時間外で11%下落。
売上、利益が予想を下回る決算となり、時間外で下落中です。
【アップル】

アップルが決算を発表。‐2.5%減収、₋3.4%減益となりましたが、全体的に投資家の事前予想を上回りました。株価は時間外で上昇中
売上高 対前年同期2.5%減の948億ドル。予想の929億ドルを2.1%上回る。
純利益 対前年同期3.4%減の242億ドル。予想の226億ドルを6.9%上回る。
EPS 1.52ドル。前年同期と同水準。予想を0.09ドル上回る。
累積業績 (6か月)
売上高 対前期4.2%減の2120億ドル。
純利益 対前期-9.2%減の542億ドル。
EPS 3.41ドル。前期の水準から0.21ドル減少。
製品 739.3億ドル (予想719.1億ドル)
〇アイフォーン 513.3億ドル(予想 489.7億ドル)
〇マック 71.7億ドル(予想 77.4億ドル)
〇アイパッド 66.7億ドル(予想 66.9億ドル)
〇ウェアラブル・ホーム・アクセサリー 87.6億ドル(予想 85.1億ドル)
サービス 209.1億ドル(予想 211.1億ドル)
中華圏売上高 178.1億ドル(予想 171.6億ドル)
製品全体及びアイホーンの売上は予想を上回りましたが、マックやサービス部門は予想を下回りました。
【金融市場は夏の利下げを織り込む】

FOMCとその後のパウエル議長の発言を受けて、金融市場は6月の利上げ停止を95%。7月の利下げを55%、8月には利下げを80%ほど織り込む形となりました。にも拘らず株式市場は下落したというのがおもしろいところですね。
「金利は重要だがそれが全てではない」とか、「実際に利下げするまでは油断できない」ということでしょう。
なお、パウエル議長は前日の会見で「インフレはそれほど早くは下がらないと考えている。利下げは適切ではない」と市場の期待を否定していました。市場とFRBどちらが正しいのかに注目ですね。
【新規失業保険申請件数】
新規失業保険申請件数
結果 23.0万件 予想 24.9万件 前回 24.6万件
継続受給者数
結果 180.5万件 予想 186.9万件 前回 184.3万件
新規失業保険申請件数と継続受給者数はともに、前回と予想を下回り、労働市場の強さを示唆する内容となりました。
【まとめ】
市場はFOMCを消化して一安心と思いきや、
ブルームバーグが、パックウェスト・バンコープが身売りを含めた一連の戦略的選択肢を検討していると報じたことなど、米地銀のいくつかのニュースをきっかけに銀行株への懸念が再燃。
米国株式市場は4日連続の下落となりました。
アックマン氏は、銀行システムのストレスはまだ当分終わらないと警告
トゥルイスト・セキュリティーズのアナリスト、ブランドンは「最近の地銀株売りは行き過ぎだと考える。ファンダメンタルズからかけ離れた値動きになっている」とリポートで指摘。
プロでも予想は割れています。
加えて、ロイターは「銀行株に関する市場操作の可能性について一段と注意を払っている」という関係筋の話を報じていました。
株式市場は頭のいい人たちが他人を出し抜くためにあの手この手で戦っている、魑魅魍魎の渦巻く世界だなと改めて思います。
いろいろな投資戦略があると思いますが、投資初心者は、素人や投資初心者の書いたブログやNOTE、動画を見たところで彼らの集合知である「市場」に勝てるのかよく考えることが大切だと思います。
私自身は、世界的に有名な大学を良い成績で卒業し、私達よりも良い環境で、毎日毎日戦うプロに勝てる気はしません。
運が良ければ勝つこともあるでしょうが、スキルや知識やシステムなどで勝てるとは思えません。
ですから、彼らと戦うのではなく、インデックスファンドを用いて、彼らの努力とその結晶である市場の力にただ乗りさせて貰いつつ、今後も投資を続けていきたいと思います。
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