※注)この記事は、2020年に書いた過去記事となりデータも当時のものとなります。読者様から質問があったため再掲しました。
大まかな概要は変わっていませんが、細かい数字は、記事内のリンクにあるバンガードの公式HPで確認ください。BNDWとは?
今回は「BNDW」バンガード・トータルワールドボンドETFを紹介します。一言で言えば、これ一本で世界中の投資適格債券に投資ができるETFです。
NYで行われた、ETF.COMアワードの
2018年ベストニューETF部門のファイナリストに選出され、
ベストニューインターナショナル/グローバル債券ETF賞を受賞した注目の新ETFとなります。
「基本情報」
銘柄数 17186
経費率 0.05%
純資産総額 1億2830万ドル
BNDWの分配金・リターン
現在の価格 69.01ドル (2023/4/28)
直近の配当利回り 2.32%
直近配当額 0.1337ドル ( 2023/05/01)
分配月 毎月
1年のトータルリターン 8.34% (2019/12/31)
補足・追記
直近一年では、各国の利上げ、政策金利上昇による債券価格の下落もあり、トータルリターンは₋1.11%となっています。
ただ、インフレや利上げの目途がついてきたことから年初来でみると+3.89%となっており、債券価格の下落によって、1%台だった分配型利回りは2%を超えています。
今後金利が下がるようなことがあれば、ある程度のところまで価格は戻すと思われます。

1年のトータルリターン 8.34% (2019/12/31)
補足・追記
直近一年では、各国の利上げ、政策金利上昇による債券価格の下落もあり、トータルリターンは₋1.11%となっています。
ただ、インフレや利上げの目途がついてきたことから年初来でみると+3.89%となっており、債券価格の下落によって、1%台だった分配型利回りは2%を超えています。
今後金利が下がるようなことがあれば、ある程度のところまで価格は戻すと思われます。

「デュレーションなど」

バンガードの債券ETFと言えば「BND」「BNDX」が有名です。
「BNDは米国」「BNDXは米国を除く世界中」の投資適格債券に投資をするETFです。
BND(米国トータル債券市場ETF)
米国の投資適格債券(格付けBaa以上)約8000銘柄に投資できるETF。
BNDX(バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF)
米国以外の主要な債券市場全体の投資適格債券(格付けBaa以上)約5000銘柄に投資できるETFです
「BNDW」は、「BND」と「BNDX」を組み合わせたファンズオブファンズ型のETFとなっています。
「BNDWの構成割合」
BNDX 51.18%
BND 48.81%
現金 0.0%
計 100%
(2019/3/31時点)
「残存期間別構成比率」

短期債から長期債までバランスよく投資をしています。
「格付け分布」

(Baa未満なし)
投資適格債にバランスよく投資をしています。Baaまで入っているのはある程度のリターンを確保するためと思われます。
もちろん、格付けが絶対というわけではありませんが、それをカバーするために幅広く分散しています。
これで危ないという方は、国債などに絞った商品、あるいは比率で調整をするのがよいでしょう。
「地域別分布」

投資適格債ということで、先進国の割合がが圧倒的に多くなっています。
投資適格債にバランスよく投資をしています。Baaまで入っているのはある程度のリターンを確保するためと思われます。
もちろん、格付けが絶対というわけではありませんが、それをカバーするために幅広く分散しています。
これで危ないという方は、国債などに絞った商品、あるいは比率で調整をするのがよいでしょう。
「地域別分布」

投資適格債ということで、先進国の割合がが圧倒的に多くなっています。
「国別分布」
その他、インドネシア、タイ、メキシコ、オーストラリアなど世界中に幅広く分散投資されています。
これ一本で、簡単に世界中の投資適格債券に投資ができるETFと言えます。
詳しくはバンガード本社のホームページをご覧下さい
米国バンガードのホームページ(BNDW)
感想
一般的な個人投資家が1万を超える世界中の個別債券に投資したり、
適切に管理するのはまず不可能だと思います。
世界中の投資適格債券に「幅広く」「低コストで」分散投資ができるのが
BNDWの最大のメリットと言えます。
たこ足ではない、債券の利子から支払われる健全な毎月分配を好む方も多いでしょう。
BNDWは、以前紹介した「VNQ」「VNQI」とともに、
日本での販売が待ち遠しいETFの1つです。
直ぐに欲しい方は、手動でBNDとBNDXを組み合わせるか、楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド(中身は同じ。違いは投信であること。為替ヘッジあり、分配金なし)を用いるのがよいでしょう。
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