バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。

【3月29日 米国株式市場】

ダウ    32,394 ‐0.12%
S&P500     3,971 ‐0.16%
ナスダック 11,716 ‐0.45%

米国株式市場は下落。

S&P500は4営業日ぶりの下落となりました。

先週買われたグロース株が続落。ナスダックなど各指数を押し下げました。

ラッセル2000も‐0.059%と下落。

VXUS(全世界株式除く米)も0.41%と上昇しました。

米10年債利回りは3.572%。+0.043と上昇。

VIX指数は19.97。‐0.63と下げました。

【為替・コモディティー】

ドル円  130.84 ₋0.55%
NY原油  73.50 +0.95%
NY金   1,973 +0.88%

ドル円は130円台後半。

原油と金は上昇しました。

ビットコインは27,263ドル。+0.45%と上昇しました。


【S&P500マップ】
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【セクター】

エネルギー +1.45%
資本財   +0.54%
素材    +0.50%
公益    +0.29%
生活必需品 +0.22%
金融    ‐0.06%
一般消費財 ‐0.11%
不動産   ‐0.27%
情報技術  ‐0.46%
ヘルスケア ‐0.57%
通信    ‐1.02%

全11セクター中、5セクターが上昇、6セクターが下落しました。

原油価格の上昇を受けてエネルギー株が上昇。

影響力の大きいGAFAMTなどのビックテックの下落が各指数を押し下げました。

【スタイルボックス】

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サイズスタイル別にみると、

バリュー株が上昇、グロース株が下落しました。

【個別株】

〇オキシデンタル<OXY> +4.29%

バフェット率いるバークシャーが、3月23~27日に約370万株を2.16億ドル前後で追加投資していたことが明らかになりました。バークシャーはオキシデンタル株を約2億1170万株保有しており、同社の筆頭株主となっています。また、アナリストも評価を「買い」に引き上げました。

〇アリババ<BABA> +14.26%

事業を6つの主要部門に分割する計画を発表したことが好感されました。


【米消費者信頼感指数】

〇3月米国 消費者信頼感指数 

結果104.2 予想101.0 前回102.9

3月の米消費者信頼感指数は、予想に反して改善。

景気や労働市場の先行きに関して楽観的な見方が強まりました。

・現況指数 151.1 前回 152.8
・期待指数   73.0 前回 69.7

現況指数は151.1に低下しましたが、今後6カ月の見通しを反映する期待指数は73に上昇しました。

SVB破綻から1週間以上経過した3月20日までの回答が基となっていますが、現状、銀行不安は消費者信頼感にほとんど影響を与えていないことがわかりました。

【米住宅市場】

1月米国 住宅価格指数

前月比 0.2% 予想‐0.3% 前回‐0.1%

前年同月比で5.3%上昇。前月の6.7%から鈍化。

前年同月比での比較では、2022年3月から連続でプラス幅が縮んでおり、伸び率は20年5月以来の低水準となりました。


【まとめ】

3月28日の米国株式市場は下落して終えました。

米銀行の破綻を受けて、ここ数週間、金融株が売られ、大型グロース株が上昇する展開となっていましたが、ここ数日、銀行懸念が後退するにつれ、こうした動きが巻き戻り始めました。

短期金融市場では、FRBの早期利上げサイクル停止および、年内の利下げシナリオが再び強くなってきています。
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場合によっては、夏以降に利下げの可能性も一部織り込んでいる状況です。

一方で、バンガードのチーフグローバルエコノミスト、ジョー・デービス氏は「米欧の銀行セクターで最近起きた一連のイベントは、マクロ経済に関する当社の見解を変えていない」と指摘。

「米金融当局にはインフレ率を低下させるためにやるべき仕事がまだある。この責務は常に難しく、失業の増加や与信環境のタイト化、金融状況の引き締まりをもたらす」としています。

参考「https://etfsp500.com/archives/33281350.html

今週はFRB高官の講演や、FRBが重要視しているインフレ指標であるPCEデフレータの発表が31日に控えています。

これらによってまた市場があれこれ反応するかもしれませんが、慌てないようにしましょう。

金利やインフレ、信用収縮によって、企業利益や消費がどれだけ影響を受けるか、米国の投資家は注目しています。

ただ、こうした目先の動きが、20年後、30年後の投資成果にあたえる影響は通常はない、あるいはほとんどない可能性が高いため、長期投資をしている方であればあまり気にする必要はないでしょう。

今週も株価が上下すると思いますが、株価が上下するのも、リスクがあるのも当たり前のことなので、予めそれを受け入れ、イチイチ一喜一憂したり、慌てないことが大切です。

また、それができる範囲で、冷静さを常に保てる範囲で投資をするのがよいでしょう。

いろいろな投資戦略があると思いますが、私は今週もいつもどおり、資産配分と規律を維持しながら投資を続けていきたいと思います。

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