【3月23日 米国株式市場】
ダウ 32,105 +0.23%
S&P500 3,948 +0.30%
ナスダック 11,787 +1.01%
米国株式市場は小幅に反発。
昨日の大幅安の反動で、序盤は買い戻しが進み、銀行株なども反発しましたが、
次第に下げに転じ、結局、小幅な上昇で終えました。
ラッセル2000は‐0.41%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.39%と上昇しました。
米10年債利回りは3.432%。‐0.086と低下。
VIX指数は22.61。+0.35と上昇。
【為替・コモディティー】
ドル円 130.66 ₋0.59%
NY原油 69.41 ₋2.10%
NY金 1,993 +2.39%
ドル円は130円台。原油は下落。金は上昇しました。
ビットコインは28,317ドル。+3.63%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
通信 +1.86%
情報技術 +1.65%
一般消費財 ‐0.05%
素材 ‐0.14%
ヘルスケア ‐0.18%
資本財 ‐0.23%
生活必需品 ‐0.43%
不動産 ‐0.62%
金融 ‐0.66%
公益 ‐1.00%
エネルギー ‐1.36%
全11セクター中9セクターが下落。
情報技術と通信が大きく上昇し、その他セクターのマイナスを補いました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると
バリュー株、特に中小型バリュー株が下落。
グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース<COIN> ₋14.05%
米証券取引委員会(SEC)から、ウェルズ・ノーティス(法的措置をとる可能性がある通知)を受け取ったと発表しました。
〇ブロック(旧スクエア)<SQ>‐14.82%
空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが同社株を空売りしていることを明らかにしました。
【イエレン氏の発言が好感】
イエレン米財務長官は昨日の上院委員会に続き、今日は下院の委員会での公聴会で発言。
米財務省が公表した証言原稿は前日のものとほぼ同内容でしたが、
「銀行の預金保護上限引き上げは検討していない」と発言した昨日とは異なり、今日は「正当化される場合、当局には預金保護で追加措置を講じる用意がある」と発言。(ブルームバーグ)
この発言以降、銀行株の買い戻しが強まる場面もありましたが、最終的にはマイナスで終えました。
【FRBの政策と市場の予想】
昨日公開されたFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では、12月時点と変わらず、2023年末時点の予想中央値が5.125%(5.00~5.25%の範囲)となっており、年内あと1回の利上げを示唆する内容となりました。
また、パウエル議長は年内の利下げを否定していましたが、金融市場では依然として利上げ停止や年内の利下げの期待感が根強くあります。

【米労働市場は堅調】
【まとめ】
米国株式市場は序盤は上昇。その後、プラス圏からマイナスへ沈み、イエレン氏の発言を受けて、終盤再び上昇。最終的には小幅にプラスで終えました。
米国債利回りの低下を受けてグロース株が上昇。NasdaqやS&P500を牽引しました。
ナスダック100指数は昨年12月の安値からほぼ20%戻し、強気相場入り目前となりました。
銀行株も一時上昇しましたが、その後下げに転じ、KBW地方銀行株は‐3.0%、S&P500銀行株指数は‐1.2%と下落で終えました。
【投資初心者の方はどうすれば?】
市場は引き続き騒がしく、株価の上下やいろいろなニュースや予測が飛び交っていますが、ミスターマーケットに振り回されないことが大切です。
何度も言いますが、これは最も重要なことの一つであり、投資の基本中の基本であります。
米国のインフレ率もFRBの政策も私達にコントロールすることはできません。
これまでがそうだったように、FRBでも予想を外すこともありますし、予想できない突発的な事件も起こり得ます。
そんな中多くの人にとって、長期的な投資や資産形成の目標を達成する、確率を高めるためにできることは、自分のコントロールできることに力を注ぐことです。
収入増、支出減、毎月の貯金額や投資額を増やす。これらの努力を継続することが、資産形成においては大きな力となります。
これは市場が好調な時も、不調な時も変わりません。現実として、投資は入金力や元手がある方が有利なわけです。
もちろん、各々の環境や価値観、目標には差があると思います。それで全然いいと思います。
ただ、資産形成や投資を頑張りたい方は、各々のペースでいいので、現実から目を背けず、その目標に向かい、少しずつでもできる努力を続ける事が大切だと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 32,105 +0.23%
S&P500 3,948 +0.30%
ナスダック 11,787 +1.01%
米国株式市場は小幅に反発。
昨日の大幅安の反動で、序盤は買い戻しが進み、銀行株なども反発しましたが、
次第に下げに転じ、結局、小幅な上昇で終えました。
ラッセル2000は‐0.41%と下落。
VXUS(全世界株式除く米)は+0.39%と上昇しました。
米10年債利回りは3.432%。‐0.086と低下。
VIX指数は22.61。+0.35と上昇。
【為替・コモディティー】
ドル円 130.66 ₋0.59%
NY原油 69.41 ₋2.10%
NY金 1,993 +2.39%
ドル円は130円台。原油は下落。金は上昇しました。
ビットコインは28,317ドル。+3.63%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
通信 +1.86%
情報技術 +1.65%
一般消費財 ‐0.05%
素材 ‐0.14%
ヘルスケア ‐0.18%
資本財 ‐0.23%
生活必需品 ‐0.43%
不動産 ‐0.62%
金融 ‐0.66%
公益 ‐1.00%
エネルギー ‐1.36%
全11セクター中9セクターが下落。
情報技術と通信が大きく上昇し、その他セクターのマイナスを補いました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると
バリュー株、特に中小型バリュー株が下落。
グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース<COIN> ₋14.05%
米証券取引委員会(SEC)から、ウェルズ・ノーティス(法的措置をとる可能性がある通知)を受け取ったと発表しました。
〇ブロック(旧スクエア)<SQ>‐14.82%
空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが同社株を空売りしていることを明らかにしました。
【イエレン氏の発言が好感】
イエレン米財務長官は昨日の上院委員会に続き、今日は下院の委員会での公聴会で発言。
米財務省が公表した証言原稿は前日のものとほぼ同内容でしたが、
「銀行の預金保護上限引き上げは検討していない」と発言した昨日とは異なり、今日は「正当化される場合、当局には預金保護で追加措置を講じる用意がある」と発言。(ブルームバーグ)
この発言以降、銀行株の買い戻しが強まる場面もありましたが、最終的にはマイナスで終えました。
【FRBの政策と市場の予想】
昨日公開されたFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)では、12月時点と変わらず、2023年末時点の予想中央値が5.125%(5.00~5.25%の範囲)となっており、年内あと1回の利上げを示唆する内容となりました。
また、パウエル議長は年内の利下げを否定していましたが、金融市場では依然として利上げ停止や年内の利下げの期待感が根強くあります。

FEDウォッチを見ると、早ければ7月にも利下げに転じるとのシナリオを織り込む動きも出ています。
金融システムの混乱で地銀中心に融資にブレーキがかかり、それが実体経済を圧迫。インフレや雇用も夏以降は急速に後退して行くという意見もあります。
もし、こういったシナリオが現実となっていくようであれば、景気後退の懸念がより強まるでしょう。
金融システムの混乱で地銀中心に融資にブレーキがかかり、それが実体経済を圧迫。インフレや雇用も夏以降は急速に後退して行くという意見もあります。
もし、こういったシナリオが現実となっていくようであれば、景気後退の懸念がより強まるでしょう。
【米労働市場は堅調】
新規失業保険申請件数は前週比1000件減の19.1万件と、予想外に前回19.2万件から減少。
失業保険継続受給者数は169.4万人と前回168万人から予想以上の増加となりました。
失業保険継続受給者数は169.4万人と前回168万人から予想以上の増加となりました。
引き続き労働市場は堅調であることが示唆されました。
【まとめ】
米国株式市場は序盤は上昇。その後、プラス圏からマイナスへ沈み、イエレン氏の発言を受けて、終盤再び上昇。最終的には小幅にプラスで終えました。
米国債利回りの低下を受けてグロース株が上昇。NasdaqやS&P500を牽引しました。
ナスダック100指数は昨年12月の安値からほぼ20%戻し、強気相場入り目前となりました。
銀行株も一時上昇しましたが、その後下げに転じ、KBW地方銀行株は‐3.0%、S&P500銀行株指数は‐1.2%と下落で終えました。
【投資初心者の方はどうすれば?】
市場は引き続き騒がしく、株価の上下やいろいろなニュースや予測が飛び交っていますが、ミスターマーケットに振り回されないことが大切です。
何度も言いますが、これは最も重要なことの一つであり、投資の基本中の基本であります。
米国のインフレ率もFRBの政策も私達にコントロールすることはできません。
これまでがそうだったように、FRBでも予想を外すこともありますし、予想できない突発的な事件も起こり得ます。
そんな中多くの人にとって、長期的な投資や資産形成の目標を達成する、確率を高めるためにできることは、自分のコントロールできることに力を注ぐことです。
収入増、支出減、毎月の貯金額や投資額を増やす。これらの努力を継続することが、資産形成においては大きな力となります。
これは市場が好調な時も、不調な時も変わりません。現実として、投資は入金力や元手がある方が有利なわけです。
もちろん、各々の環境や価値観、目標には差があると思います。それで全然いいと思います。
ただ、資産形成や投資を頑張りたい方は、各々のペースでいいので、現実から目を背けず、その目標に向かい、少しずつでもできる努力を続ける事が大切だと思います。
いつもありがとうございます。
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