【3月20日 米国株式市場】
ダウ 32,244 +1.20%
S&P500 3,951 +0.89%
ナスダック 11,675 +0.39%
米国株式市場は反発。
UBSによるクレディ・スイスの買収や6中銀による流動性供給策を受け、金融システムを巡る懸念が後退。
ラッセル2000は+1.11%と小型株も反発。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.23%と上昇しました。
米10年債利回りは3.483%。‐0.005とやや低下。
VIX指数は24.15。‐1.36と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 131.41 ‐0.29%
NY原油 67.61 +1.30%
NY金 1,979 +0.50%
ドル円は131円台中盤。原油は反発。金も上昇しました。
原油は一時2021年12月以来の65ドル台まで低下し、15カ月ぶりの安値を付ける場面もありました。
ビットコインは28,189ドル。+.0.47と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
エネルギー +2.11%
素材 +2.01%
生活必需品 +1.35%
資本財 +1.35%
ヘルスケア +1.28%
金融 +1.19%
不動産 +1.07%
公益 +0.81%
通信 +0.48%
一般消費財 +0.39%
情報技術 +0.23%
全11セクターが上昇。
特にここ最近下げていたエネルギーセクターが大きく反発しました。
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇ファースト・リパブリック ‐47.11%
〇ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ +31.65%
〇Amazon ‐1.25%
【金融不安の後退】
さらに、日米欧などの主要6中銀はドルスワップ協定を通じた流動性供給で協調すると発表。
金融システムを巡る懸念が後退しました。
【FOMCを控えて】
今週3月21~22日に行われるFOMCでは利上げやバランスシート縮小について、FRBがどういう方針を示すのか注目が集まっています。
ほんの3週間前までは、FRBが6%近くまで政策金利を引き上ると市場は予想していましたが、現在では、年末までに4回の利下げが織り込まれている状況となっています。


FRBはバランスシートの規模をコロナ禍前の水準に戻すべく、3月まで縮小を続けてきました。
ですが、銀行システム支援を目的とした緊急融資プログラムによりバランスシートは再び膨らみ始めています。
また、原油価格等は下がってきたとはいえ、インフレとの闘いはまだ全然終わっていません。
【まとめ】
先週市場を騒がした各銀行の問題に一旦目途がつき懸念が後退。米国株式市場は反発。
最近の金融機関の混乱によって、中央銀行の引き締めペースが鈍化するのではとの意見も聞かれるようになりました。
モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は、
銀行システムへのストレスが米国株の弱気相場に終わりを告げる可能性が高いと指摘しながらも、痛みを伴うたちの悪い終焉になるとの見方を示しています。
「信用力が低下し、経済成長が抑制されて弱気相場が終了する始まりになるとみている」(ブルームバーグ)
ただ、もし今後20年、30年と投資を続けていくのであれば、先週の混乱も今日の反発も、その20年後、30年後の投資結果に与える影響は微々たるもの、というかほとんどないので、
長期投資家の方は長期的な視点を維持し、慌てずいつもどおり、人生を楽しみながら、投資を続ける事が大切だと思います。
【初心者の方に大切なこと】
最後に、投資の基本中の基本ですが、長期的によく分散されたPFで運用する場合、そのリスクとリターンの大部分を資産配分が決定します。

例えば、楽天VT(全世界株)とSBI全世界インデックスファンドと、中身のほぼ同じ商品、同じ資産クラス同士を組み合わせても、リスク分散する効果はほぼありません。
また、先進国株と全世界株式は相関が高いので、リスク分散という意味ではあまり有効ではないと思われます。
「先進国に加重して・・・という戦略ならわかりますが、だとすれば先進国と全世界株式ではなく先進国+新興国で商品を分けた方が調整しやすいでしょう」
世の中にはすごい肩書を語る方が大勢います。もちろんすごい人もいます。
ただ、例えば東大卒や医者を語る方の中にも(⇦それそのもはとてもすごいと思いますし、良い情報を発信している方もいます)理論、理屈的に明らかに間違った、あるいは非合理的な投資情報を発信している方もいますし、
ダウ 32,244 +1.20%
S&P500 3,951 +0.89%
ナスダック 11,675 +0.39%
米国株式市場は反発。
UBSによるクレディ・スイスの買収や6中銀による流動性供給策を受け、金融システムを巡る懸念が後退。
ラッセル2000は+1.11%と小型株も反発。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.23%と上昇しました。
米10年債利回りは3.483%。‐0.005とやや低下。
VIX指数は24.15。‐1.36と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 131.41 ‐0.29%
NY原油 67.61 +1.30%
NY金 1,979 +0.50%
ドル円は131円台中盤。原油は反発。金も上昇しました。
原油は一時2021年12月以来の65ドル台まで低下し、15カ月ぶりの安値を付ける場面もありました。
ビットコインは28,189ドル。+.0.47と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
エネルギー +2.11%
素材 +2.01%
生活必需品 +1.35%
資本財 +1.35%
ヘルスケア +1.28%
金融 +1.19%
不動産 +1.07%
公益 +0.81%
通信 +0.48%
一般消費財 +0.39%
情報技術 +0.23%
全11セクターが上昇。
特にここ最近下げていたエネルギーセクターが大きく反発しました。
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇ファースト・リパブリック ‐47.11%
S&Pグローバルが格付けを「BBプラス」から「Bプラス」に3段階格下げ発表。さらに格下げする可能性があるとしています。
〇ニューヨーク・コミュニティ・バンコープ +31.65%
参加のフラッグスター・バンクが、破綻したシグネチャー・バンクから預金や融資などの資産取得で合意しました(ブルームバーグ)。
〇Amazon ‐1.25%
新たに9000人を削減すると発表。クラウドサービス、広告、Twitch部門などの従業員が対象になるととのこと。
【金融不安の後退】
UBSは、経営不安が強まっていた同業クレディ・スイスを約32.3億ドルで買収すると発表。金融不安の拡大を恐れたスイス当局が主導して合意を取りまとめました。
さらに、日米欧などの主要6中銀はドルスワップ協定を通じた流動性供給で協調すると発表。
金融システムを巡る懸念が後退しました。
これを受け、S&P銀行株は0.6%、KBW地方銀行株は1.5%とそれぞれ反発。ただ、クレディ・スイスは今日も50%以上さげました。
【FOMCを控えて】
今週3月21~22日に行われるFOMCでは利上げやバランスシート縮小について、FRBがどういう方針を示すのか注目が集まっています。
ほんの3週間前までは、FRBが6%近くまで政策金利を引き上ると市場は予想していましたが、現在では、年末までに4回の利下げが織り込まれている状況となっています。

また、利上げだけが引き締め策ではありません。
FRBが8兆6000億ドル(約1127兆円)規模のバランスシートについてどのような方針を示すのか、金融市場では注目が集まっています。
FRBが8兆6000億ドル(約1127兆円)規模のバランスシートについてどのような方針を示すのか、金融市場では注目が集まっています。

FRBはバランスシートの規模をコロナ禍前の水準に戻すべく、3月まで縮小を続けてきました。
ですが、銀行システム支援を目的とした緊急融資プログラムによりバランスシートは再び膨らみ始めています。
また、原油価格等は下がってきたとはいえ、インフレとの闘いはまだ全然終わっていません。
【まとめ】
先週市場を騒がした各銀行の問題に一旦目途がつき懸念が後退。米国株式市場は反発。
最近の金融機関の混乱によって、中央銀行の引き締めペースが鈍化するのではとの意見も聞かれるようになりました。
ただ、FOMCの結果やその後のパウエル議長の発言や、ドットプロットがこの予想とかけ離れたものであれば、また市場は修正のために動くかもしれません。
金融機関の懸念後退や今日の反発に油断しないようにしましょう。
モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏は、
銀行システムへのストレスが米国株の弱気相場に終わりを告げる可能性が高いと指摘しながらも、痛みを伴うたちの悪い終焉になるとの見方を示しています。
「信用力が低下し、経済成長が抑制されて弱気相場が終了する始まりになるとみている」(ブルームバーグ)
ただ、もし今後20年、30年と投資を続けていくのであれば、先週の混乱も今日の反発も、その20年後、30年後の投資結果に与える影響は微々たるもの、というかほとんどないので、
長期投資家の方は長期的な視点を維持し、慌てずいつもどおり、人生を楽しみながら、投資を続ける事が大切だと思います。
【初心者の方に大切なこと】
最後に、投資の基本中の基本ですが、長期的によく分散されたPFで運用する場合、そのリスクとリターンの大部分を資産配分が決定します。

例えば、楽天VT(全世界株)とSBI全世界インデックスファンドと、中身のほぼ同じ商品、同じ資産クラス同士を組み合わせても、リスク分散する効果はほぼありません。
また、先進国株と全世界株式は相関が高いので、リスク分散という意味ではあまり有効ではないと思われます。
「先進国に加重して・・・という戦略ならわかりますが、だとすれば先進国と全世界株式ではなく先進国+新興国で商品を分けた方が調整しやすいでしょう」
世の中にはすごい肩書を語る方が大勢います。もちろんすごい人もいます。
ただ、例えば東大卒や医者を語る方の中にも(⇦それそのもはとてもすごいと思いますし、良い情報を発信している方もいます)理論、理屈的に明らかに間違った、あるいは非合理的な投資情報を発信している方もいますし、
メガバンクに10年以上務めた、何万人もフォロワーがいる方でも、金融理論の最初の方にでてくる基本である資産配分に関する知識すら間違えているのが、SNSやYOUTUBEの現状です。
是非、投資初心者の方やこれから投資を始める方は、
いろいろなインフルエンサーを追うよりもまず、金融理論の教科書的な入門書などを読んで、正しい知識、基礎基本を学んだうえで、情報に触れるのが良いと思います。
全くの素人が、素人に毛が生えたくらいの知識しかないインフルエンサーの間違った発言を受けて投資判断をしている様をここ数年なんども見てきました。
あなた自身が鴨にならないように、間違った知識を植え付けられて資産を失わないように、しっかりと勉強していきましょう。
いつもありがとうございます。
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いろいろなインフルエンサーを追うよりもまず、金融理論の教科書的な入門書などを読んで、正しい知識、基礎基本を学んだうえで、情報に触れるのが良いと思います。
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