【となりの億万長者】

野村総合研究所が、投資界隈ではおなじみの、

日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計の2021年版を公開しました。

https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2023/cc/0301_1

純金融資産保有額とは、

預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、

世帯として保有する金融資産の合計額から

不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた
金額です。


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今回の調査では、

純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の富裕層が139.5万世帯。

5億円以上を保有する超富裕層は9万世帯となっています。

富裕層と超富裕層を合わせると148.5万世帯に達し、その数は2005年以降で過去最多となりました。



【富裕層と超富裕層は増加】
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2005年の富裕層と超富裕層の合計は86.5万世帯なので

16年間で62万世帯増加したことが分かります。

八戸市の世帯数が約9.5万世帯ですから、

この16年間で八戸市6.5個分の世帯が富裕層または超富裕層の仲間入りを果たしたということになります。

ちょっとすごいですよね。

【補足】

個人的にはこれ以上わかりやすい例はないと思いますが、

例えば、青森県や岩手県、滋賀県、奈良県、沖縄県の世帯数がの世帯数が約50万世帯前後。

山口(47都道府県中25位)や愛媛、長崎で59万世帯と考えると、

八戸市でイメージしにくい方にも、62万世帯増のすごさがわかると思います。


【資産額も増加】

また世帯数だけではなくて、富裕層と超富裕層の保有する資産額も増え続けています。

2019年から2021年にかけて、富裕層および超富裕層の純金融資産保有額は、それぞれ9.7%(236兆円から259兆円)、8.2%(97兆円から105兆円)増加し、両者の合計額は9.3%(333兆円から364兆円)に増えました。

富裕層・超富裕層の純金融資産保有総額は、世帯数と同様、2013年以降一貫して増加を続けています。

アベノミクス以降、不動産や株式市場が好調だったことも要因としてあると思われます。

その一方で、富裕層は事業オーナーである場合が多く、金融資産1~5億円の富裕層では、その約3分の1が事業オーナーであることが調査で明らかになっています。

お金持ち、富裕層になりたい方は稼ぐ力をつけることも大切だと思います。

また、個人的には元手が少ないうちは株式よりも稼ぐ力をつけた方が効率的ですし、

早くお金持ちになりたいのであれば、株式投資の腕をあげるよりも、入金力を上げる、起業するなどした方が、目標を達成できる可能性は高いと思います。


【まとめ】

野村総合研究所によると、この増加は資産価格の上昇に加え、準富裕層の一部が富裕層に、富裕層の一部が超富裕層に移行したことが理由とのことです。

ここ最近こそインフレが問題となっていますが、2013年以降で見ると、0.数パーセントのインフレ率が続いていたため、実質的な資産をしっかりと増やしていたことになりますね。

株式市場がイマイチなので、今後伸びが鈍化するかもしれませんが、

それでもしっかりと稼ぎ、賢くお金を使えば、株式市場の出来に依存しなくても十分に資産形成は可能ですし、そう慌てる事でもないかと思います。

今後もこんな感じで、長期的に日本人全体が経済的に豊かになれば、消費が活発になったり、

税収も自然に無理なく増えるので、防衛、教育、基礎研究、公衆衛生、医療、高齢化など、今抱える問題のいくつかに、変な増税をしなくてももう少しマシな予算を割けるようになるかもしれません。

嫉妬したり、僻んだりして、みんなで足を引っ張りあって、みんなで貧乏になる社会よりも、

他人の成功を喜んだり、成功者から素直に学んだり、努力する人を応援したりする社会の方が、

つまりは、みんなが豊かで余裕のある社会の方が私は好きだなあ。

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