【3月6日 米国株式市場】
ダウ 33,431 +0.12%
S&P500 4,048 +0.07%
ナスダック 11,675 ₋0.11%
米主要株価指数はまちまち。
パウエル議長の講演や雇用統計を控える中、小幅に上下しつつほぼ横ばいで終えました。
ラッセル2000は‐1.48%と大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.22%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.967%。+0.004とほぼ横ばい。
VIX指数は18.61。+0.12と小幅に上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.98 +0.09%
NY原油 80.55 +1.09%
NY金 1,844 ₋0.19%
ドル円は136円付近で推移。
原油は+1.09%と上昇、金は小幅に下げました。
ビットコインは22,405ドル。‐0.11%と小幅に下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
情報技術 +0.53%
通信 +0.44%
公益 +0.43%
生活必需品 +0.33%
エネルギー +0.10%
金融 +0.05%
ヘルスケア ‐0.06%
資本財 ‐0.20%
不動産 ‐0.39%
一般消費財 ‐0.71%
素材 ‐1.65%
11セクター中、5セクターが下落。
情報技術や通信が上昇した一方で、素材や一般消費財が大きく下げました。
マイクロソフトやアップル、アルファベット、アマゾン、テスラなど影響力の大きい大型株の上下が各セクターに影響を与えました。
【スタイルボックス】

大型グロース株のみが上昇。
小型株はより大きく下げました。
【個別株】
〇スナップ<SNAP>+9.48%
米上院情報委員会のワーナー委員長が、Tiktokを含む中国の技術を米国が禁止できるようにする法案を今週中に提出する予定だと語ったことをうけ上昇。
〇テスラ<TSLA>‐2.09%
米国でモデルXとモデルSの最低価格を引き下げると発表し、株価は下げました。
〇アップル<AAPL>+1.85%
アナリストが「買い」でカバレッジを開始。目標株価を199ドルと現状の153ドルから30%以上高い水準を見込んでいます。
【S&P500は中期的には下落?】
モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏の見解
S&P500種株価指数が先週200日移動平均を下回らなかったことを指摘。ドル下落と債券利回り低下が今後も続けば、一段の上昇余地があるかもしれないと分析。「弱気相場の中の現在の上昇はまだ終わろうとしてはいないことを示唆する」と述べました。
ウィルソン氏は、次の上値抵抗線は3日終値を約2.5%上回る4150と予想。ただ、企業利益などのファンダメンタルズの悪化は続いているため、現在の上げは短期的な反発にとどまり、中期的には一段と下落すると予想。
発表された利益とキャッシュフローの乖離はここ25年で最大。過剰在庫と資本化費用がまだ反映されていない。としています。
JPモルガンのミスラブ・マテイカ氏も、金融引き締めの影響は株式市場に遅れて表れるとして、現在の相場上昇の機会を生かして株式へのエクスポージャーを減らすことを推奨しています。
【S&P500は中期的に上昇?】
一方で、一部ストラテジストはS&P500の上昇を予想しています。
米国株市場はタカ派的なFRBを既に十分織り込んでおり、最近の上昇を拡大する余地があるとの意見もでています。
その根拠として、昨年6月16日以降、FF金利が3%以上上昇したにも関わらず、S&P500は11.7%のトータルリターンだったことを指摘しています。

S&P500が今後、下落するか上昇するか。ウォール街でも様々な意見や予測が飛び交っています。
【まとめ】
今週から3月21・22日のFOMCまでの間、経済指標の発表など重要なイベントが続くため、今日の米国株式市場は全体的に様子見の雰囲気で終えました。
さて、3月6日の米国株式市場のまとめいかがだったでしょうか。
今週から約2週間は重要イベントが続きます。今年年初からS&P500が上昇し、2月は苦戦が続いたように、結果次第では、また大きく株価が上下したり、市場の雰囲気が一変する可能性があります。
アクティブな投資家の方や短期投資家の方であれば、ウォール街でも様々な意見が出ているくらい、難しくもあり、楽しくもあり、腕の見せ所とも言える相場だと思います。
頑張っていきましょう。幸運を祈ります。
S&P500や米国株式市場、全世界株式インデックスに長期投資をする方であれば、目先の経済指標の発表や金利、株価の上下は、長い投資人生の一通過点に過ぎません。
イベントや市場の変化に右往左往せず、いつもどおり航路を守り投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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S&P500 4,048 +0.07%
ナスダック 11,675 ₋0.11%
米主要株価指数はまちまち。
パウエル議長の講演や雇用統計を控える中、小幅に上下しつつほぼ横ばいで終えました。
ラッセル2000は‐1.48%と大きく下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.22%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.967%。+0.004とほぼ横ばい。
VIX指数は18.61。+0.12と小幅に上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.98 +0.09%
NY原油 80.55 +1.09%
NY金 1,844 ₋0.19%
ドル円は136円付近で推移。
原油は+1.09%と上昇、金は小幅に下げました。
ビットコインは22,405ドル。‐0.11%と小幅に下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
情報技術 +0.53%
通信 +0.44%
公益 +0.43%
生活必需品 +0.33%
エネルギー +0.10%
金融 +0.05%
ヘルスケア ‐0.06%
資本財 ‐0.20%
不動産 ‐0.39%
一般消費財 ‐0.71%
素材 ‐1.65%
11セクター中、5セクターが下落。
情報技術や通信が上昇した一方で、素材や一般消費財が大きく下げました。
マイクロソフトやアップル、アルファベット、アマゾン、テスラなど影響力の大きい大型株の上下が各セクターに影響を与えました。
【スタイルボックス】

大型グロース株のみが上昇。
小型株はより大きく下げました。
【個別株】
〇スナップ<SNAP>+9.48%
米上院情報委員会のワーナー委員長が、Tiktokを含む中国の技術を米国が禁止できるようにする法案を今週中に提出する予定だと語ったことをうけ上昇。
〇テスラ<TSLA>‐2.09%
米国でモデルXとモデルSの最低価格を引き下げると発表し、株価は下げました。
〇アップル<AAPL>+1.85%
アナリストが「買い」でカバレッジを開始。目標株価を199ドルと現状の153ドルから30%以上高い水準を見込んでいます。
【S&P500は中期的には下落?】
モルガン・スタンレーのストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏の見解
S&P500種株価指数が先週200日移動平均を下回らなかったことを指摘。ドル下落と債券利回り低下が今後も続けば、一段の上昇余地があるかもしれないと分析。「弱気相場の中の現在の上昇はまだ終わろうとしてはいないことを示唆する」と述べました。
ウィルソン氏は、次の上値抵抗線は3日終値を約2.5%上回る4150と予想。ただ、企業利益などのファンダメンタルズの悪化は続いているため、現在の上げは短期的な反発にとどまり、中期的には一段と下落すると予想。
発表された利益とキャッシュフローの乖離はここ25年で最大。過剰在庫と資本化費用がまだ反映されていない。としています。
JPモルガンのミスラブ・マテイカ氏も、金融引き締めの影響は株式市場に遅れて表れるとして、現在の相場上昇の機会を生かして株式へのエクスポージャーを減らすことを推奨しています。
【S&P500は中期的に上昇?】
一方で、一部ストラテジストはS&P500の上昇を予想しています。
米国株市場はタカ派的なFRBを既に十分織り込んでおり、最近の上昇を拡大する余地があるとの意見もでています。
その根拠として、昨年6月16日以降、FF金利が3%以上上昇したにも関わらず、S&P500は11.7%のトータルリターンだったことを指摘しています。

S&P500が今後、下落するか上昇するか。ウォール街でも様々な意見や予測が飛び交っています。
【まとめ】
今週から3月21・22日のFOMCまでの間、経済指標の発表など重要なイベントが続くため、今日の米国株式市場は全体的に様子見の雰囲気で終えました。
まずは、明日火曜日から2日間、パウエルFRB議長が議会で証言する予定です。ここ最近、FRB関係者の発言を手掛かりに、FRBの次の動きを先取りしようとする動きが活発なため、内容によっては、また大きく市場が動くかもしれません。
パウエル議長の発言に続き、10日(金)には2月の米雇用統計、14日には同月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。もし、雇用統計が予想を上回り、特に賃金が大幅に上昇した場合、ウォール街は金利予想をさらに引き上げざるを得なくなるかもしれません。
パウエル議長の発言に続き、10日(金)には2月の米雇用統計、14日には同月の米消費者物価指数(CPI)が発表されます。もし、雇用統計が予想を上回り、特に賃金が大幅に上昇した場合、ウォール街は金利予想をさらに引き上げざるを得なくなるかもしれません。
そして、3月21日・22日にはFOMCが控えています。市場は0.25%の利上げを行う確率を76%、0.50%利上げを行う可能性を24%織り込んでいます。
また、市場は、最終利上げ地点を5.4%付近で、9月にピークに達する見通しを織り込んでいます。ウォール街は現在、少なくともあと3回の利上げと、FRBが利上げ幅を再び拡大する可能性に備えています。
金利の上昇はインフレ率を押し下げますが、株式やその他の投資商品の価格も押し下げ、将来的に景気後退を引き起こす可能性もあります。
Allspring Global Investmentsのシニア投資ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセンは
「利上げが経済に浸透し、その効果が十分に発揮されるには長い時間がかかるため、FRBは長くFF金利を一定の水準のまま維持したいはずだ。しかし、高すぎる金利まで上げてしまうと、(経済にダメージが大きいため)すぐに利下げがしたくなる」
「住宅や製造業など、経済の一部ではすでに金利上昇による痛みを感じている。一方、サービス業はまだ順調だ」と指摘しています。
「住宅や製造業など、経済の一部ではすでに金利上昇による痛みを感じている。一方、サービス業はまだ順調だ」と指摘しています。
さて、3月6日の米国株式市場のまとめいかがだったでしょうか。
今週から約2週間は重要イベントが続きます。今年年初からS&P500が上昇し、2月は苦戦が続いたように、結果次第では、また大きく株価が上下したり、市場の雰囲気が一変する可能性があります。
アクティブな投資家の方や短期投資家の方であれば、ウォール街でも様々な意見が出ているくらい、難しくもあり、楽しくもあり、腕の見せ所とも言える相場だと思います。
頑張っていきましょう。幸運を祈ります。
S&P500や米国株式市場、全世界株式インデックスに長期投資をする方であれば、目先の経済指標の発表や金利、株価の上下は、長い投資人生の一通過点に過ぎません。
イベントや市場の変化に右往左往せず、いつもどおり航路を守り投資を続けていきましょう。
私自身は、基本に忠実に投資をする伝統的なインデックス投資をしてますので、
今日の相場も、昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものであり、特に予言するほどでもないとるに足らない出来事だと個人的には思っています
長期投資においては一通過点に過ぎません。
いつもありがとうございます。
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