【2月28日 米国株式市場】
ダウ 32,656 ‐0.71%
S&P500 3,970 ‐0.30%
ナスダック 11,455 ₋0.10%
米国株式市場は下落。
2月の米主要株価指数は月ベースで3カ月ぶりのマイナスになりました。
ただ、月ベースで主要株価指数がマイナスとなることはよくあることなので特に気にすることはないでしょう。
ラッセル2000は+0.038%と小型株は上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.70%と下げました。
米10年債利回りは3.928% +0.012%と上昇。
VIX指数は20.70。‐0.25と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 136.17 +0.01%
NY原油 76.69 +1.33%
NY金 1,826 +0.53%
ドル円は揺れ動きつつも、136円台前半でほぼ横ばい。
原油は上昇。中国の景気回復への期待が、米金利上昇が消費を圧迫するという懸念を相殺しました。
ビットコインは23,152ドル。‐1.43%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
素材 +0.45%
通信 +0.24%
金融 +0.17%
不動産 ‐0.05%
一般消費財 ‐0.05%
情報技術 ‐0.19%
資本財 ‐0.26%
ヘルスケア ‐0.73%
生活必需品 ‐0.75%
エネルギー ‐1.44%
公益 ‐1.73%
全11セクター中3セクターが上昇。
エネルギーと公益が大きく下げました。
【スタイルボックス】

小型グロース株のみが上昇。
その他のサイズとスタイルは下げました。
【個別株】
〇ターゲット<TGT> +1.01%
決算を発表。他の小売業同様、今後の見通しは冴えないものでしたが、在庫の改善などが好感されました。
〇ノルウェージャン・クルーズ・ライン<NCLH>‐10.18%
決算を受け大幅安。ガイダンスも公表し予想を下回る見通しとなりました。
【2月の米消費者信頼感指数】
結果102.9 予想108.5 前回106.0
2月の米消費者の信頼感指数は予想外に低下。労働市場は堅調なものの、物価上昇と先行き不安の方が勝つ結果となりました。
今後6カ月の見通しを反映する期待指数は69.7に低下し、昨年7月以来の低水準。
信頼感の低下は、向こう6カ月の雇用や所得、ビジネス環境に対する悲観の強まりを示唆するものとなりました。
【住宅価格指数は予想以上に鈍化】
米12月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は8カ月連続で鈍化。
パンデミックにより経済が封鎖した直後の20年7月来で最低となりました。
2月は金利への期待が高まったことで、米国債券市場では利回りが上昇しました。
多くのトレーダーはFRBがFF金利を少なくとも5.25%まで引き上げ、年末までそれを維持すると見ています。現在のFF金利は4.50%~4.75%。
金利への懸念から、S&P 500年初来のリターンは、2月初旬には8.9%まで上昇しましたが、現在は3.7%と半分となりました。
ただ日本から米国債に投資をする場合は為替についてよく考慮する必要があります。為替が外国債のリターンを押し下げたり、リスクを増大させることはよくあります。
【まとめ】
今年インフレが収束に向かうという期待に支えられて好調なスタートを切ったウォール街は、2月に入り反転。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は、「今現在、経済はかなり好調ですが、S&P500の2023年の収益予測は下降線をたどっています。つまり、まだ軟調な方向に動いているわけです」と指摘
FRBと利上げについては、「誰もが望んでいるのは、規制的ではあるが破壊的ではないことだ」と述べていました。
これは多くの市場参加者の意見と同じでしょう。
FRBの利上げが、今後景気や企業利益にどのようなダメージを与えるのかを計るのはプロですら容易ではありません。
個別株、アクティブ、空売り、利確、全降り・・・・・
いろいろな戦略や考え方があると思いますが、
私自身はオーソドックスなインデックス投資家なので、
ターミナルレートがどこになろうが、利下げのタイミングがいつなのかを計ることなく、いつもどおりの資産配分と計画、規律を維持しつつ、航路を守り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 32,656 ‐0.71%
S&P500 3,970 ‐0.30%
ナスダック 11,455 ₋0.10%
米国株式市場は下落。
2月の米主要株価指数は月ベースで3カ月ぶりのマイナスになりました。
ターミナルレート(利上げの最終到達点)の予想が上方修正されたことや、一時高まっていた年内利下げ期待も後退し、高金利の状態が長期化するのではとの観測が、株価を押し下げました。
ただ、月ベースで主要株価指数がマイナスとなることはよくあることなので特に気にすることはないでしょう。
ラッセル2000は+0.038%と小型株は上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.70%と下げました。
米10年債利回りは3.928% +0.012%と上昇。
VIX指数は20.70。‐0.25と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 136.17 +0.01%
NY原油 76.69 +1.33%
NY金 1,826 +0.53%
ドル円は揺れ動きつつも、136円台前半でほぼ横ばい。
原油は上昇。中国の景気回復への期待が、米金利上昇が消費を圧迫するという懸念を相殺しました。
ビットコインは23,152ドル。‐1.43%と下げました。
【S&P500マップ】

【セクター】
素材 +0.45%
通信 +0.24%
金融 +0.17%
不動産 ‐0.05%
一般消費財 ‐0.05%
情報技術 ‐0.19%
資本財 ‐0.26%
ヘルスケア ‐0.73%
生活必需品 ‐0.75%
エネルギー ‐1.44%
公益 ‐1.73%
全11セクター中3セクターが上昇。
エネルギーと公益が大きく下げました。
【スタイルボックス】

小型グロース株のみが上昇。
その他のサイズとスタイルは下げました。
【個別株】
〇ターゲット<TGT> +1.01%
決算を発表。他の小売業同様、今後の見通しは冴えないものでしたが、在庫の改善などが好感されました。
〇ノルウェージャン・クルーズ・ライン<NCLH>‐10.18%
決算を受け大幅安。ガイダンスも公表し予想を下回る見通しとなりました。
【2月の米消費者信頼感指数】
結果102.9 予想108.5 前回106.0
2月の米消費者の信頼感指数は予想外に低下。労働市場は堅調なものの、物価上昇と先行き不安の方が勝つ結果となりました。
今後6カ月の見通しを反映する期待指数は69.7に低下し、昨年7月以来の低水準。
信頼感の低下は、向こう6カ月の雇用や所得、ビジネス環境に対する悲観の強まりを示唆するものとなりました。
【住宅価格指数は予想以上に鈍化】
12月米国 S&P/ケース・シラー[総合20]
前月比 ‐0.51% 予想₋0.40% 前回₋0.54%
前月比 ‐0.51% 予想₋0.40% 前回₋0.54%
前年比 4.65% 予想4.70% 前回6.76%
12月米国 住宅価格指数
前月比‐0.1% 予想‐0.1% 前回₋0.1%
前月比‐0.1% 予想‐0.1% 前回₋0.1%
前期比0.3% 前回0.1%
米12月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は8カ月連続で鈍化。
パンデミックにより経済が封鎖した直後の20年7月来で最低となりました。
【ポイント 債券市場の動き】
2月は金利への期待が高まったことで、米国債券市場では利回りが上昇しました。
よりFRBの政策への期待によって動く米2年債は、過去一カ月で4.20%から4.81%に急上昇し、2007年以来の高水準となりました。
多くのトレーダーはFRBがFF金利を少なくとも5.25%まで引き上げ、年末までそれを維持すると見ています。現在のFF金利は4.50%~4.75%。
金利への懸念から、S&P 500年初来のリターンは、2月初旬には8.9%まで上昇しましたが、現在は3.7%と半分となりました。
世界でも有数の低リスク債務証券6カ月物の米財務省短期証券(Tビル)の利回りは2月28日に一時5.14%に上昇し、2007年以来の高水準となりました。
伝統的な、株式と債券60/40戦略(S&P500とAGG債券インデックス)での利回りは5.06%。2001年以降、約20年ぶりに60/40戦略の利回りをTビルが上回りました。
伝統的な、株式と債券60/40戦略(S&P500とAGG債券インデックス)での利回りは5.06%。2001年以降、約20年ぶりに60/40戦略の利回りをTビルが上回りました。
ただ日本から米国債に投資をする場合は為替についてよく考慮する必要があります。為替が外国債のリターンを押し下げたり、リスクを増大させることはよくあります。
【まとめ】
今年インフレが収束に向かうという期待に支えられて好調なスタートを切ったウォール街は、2月に入り反転。
一連の経済指標は、インフレと米国経済が予想以上に底堅く推移していることを示しており、そのため、投資家FRBが金利をどこまで引き上げ、いつまで維持するのか、という予測を引き上げざるを得なくなっています。
高い金利はインフレ率を低下させますが、景気を減速させるため、景気後退のリスクが高くなります。また、株式やその他の投資商品の価格も下落させます。
FRBは、金利が「十分に制限的」なレベルまで上昇し、経済が十分に減速してインフレを押し下げることを望んでいる。と述べています。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は、「今現在、経済はかなり好調ですが、S&P500の2023年の収益予測は下降線をたどっています。つまり、まだ軟調な方向に動いているわけです」と指摘
FRBと利上げについては、「誰もが望んでいるのは、規制的ではあるが破壊的ではないことだ」と述べていました。
これは多くの市場参加者の意見と同じでしょう。
FRBの利上げが、今後景気や企業利益にどのようなダメージを与えるのかを計るのはプロですら容易ではありません。
個別株、アクティブ、空売り、利確、全降り・・・・・
いろいろな戦略や考え方があると思いますが、
私自身はオーソドックスなインデックス投資家なので、
ターミナルレートがどこになろうが、利下げのタイミングがいつなのかを計ることなく、いつもどおりの資産配分と計画、規律を維持しつつ、航路を守り投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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