【2月22日 米国株式市場】
ダウ 33,045 ₋0.26%
S&P500 3,991 ₋0.16%
ナスダック 11,507 +0.13%
米主要株価指数はまちまち。
ダウとS&P500は小幅に下落。
昨日より大きく下げたNasdaqや小型株は小幅に反発しました。
ラッセル2000は+0.34%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.57%と下落しました。
米10年債利回りは3.694%。‐0.025と低下。
VIX指数は22.29。‐0.58と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.95 ₋0.03%
NY原油 73.90 ₋3.22%
NY金 1,825 ₋0.43%
ドル円は135円付近。
利上げの懸念や景気後退、原油需要減の懸念から原油は大きく下落。金は小幅に下げました。
ただ、ゴールドマン・サックスは今月、23年の北海ブレント原油先物の価格見通しを引き下げ、23年と24年の世界供給予想を引き上げ。
モルガンスタンレーも2023年の世界石油需要の伸びの見通しを日量約190万バレルと、前回予想の140万バレルから約36%引き上げました。
ビットコインは23,794ドル。‐2.70%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
素材 +0.68%
一般消費財 +0.52%
通信 ‐0.04%
情報技術 ‐0.14%
金融 ‐0.20%
生活必需品 ‐0.26%
資本財 ‐0.26%
ヘルスケア ‐0.33%
公益 ‐0.43%
エネルギー ‐0.77%
不動産 ‐1.02%
全11セクター中9セクターが下落。
素材と一般消費財がプラス。
エネルギーと不動産が大きく下げました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると、
大型グロース株と小型株が小幅に上昇。
その他は小幅に下げました。
【個別株】
〇チャールズリバー<CRL> ‐10.6%
決算を受け大幅安。通期のEPSの見通しが予想を下回ったほか、研究用の霊長類のサプライチェーン調査に関して司法省から召喚状を受け取り、カンボジアからの輸入を自主的に停止したことを明らかにしたことなどが嫌気。
〇テラン・オービタル<LLAP>71.35%
小型衛星の製造を手掛けるLLAPが急伸。
同社の子会社タイバック・カノ・サテライト・システムズ社が無線プロバイダーのリバダ・ネットワーク社と24億ドルの契約を結んだと発表。地球低軌道衛星300基の設計と製造に合意したとのこと。
【FOMC議事要旨】
1月31~2月1日のFOMC議事要旨が公開。
ほぼ全ての参加者が政策金利の引き上げ幅を0.25%ポイントに縮小することが適切との点に同意したことが分かりました。(数人は0.5%ポイントの利上げを支持)
同時にインフレ率が明確に2%に回帰する道筋がつくまで金利を引き上げ、高水準に維持する必要があるとしています。
議事要旨を受け、 短期金利先物市場ではFRBが今後3回の会合で0.25%ポイントの利上げを継続するという予想を維持。
金融市場市場では発表前と同様、政策金利が6月までに5.25~5.5%のレンジに達するという見方が織り込まれています。
【米セントルイス連銀のブラード総裁】
米セントルイス連銀のブラード総裁は、米経済が予想以上の底堅さを示していると述べ、利上げ継続が必要だとあらためて主張。
CNBCとのインタビューで「米金利は5%超にならなければならないと思う。現時点で私は依然5.375%への利上げを支持している」と述べました。
【まとめ】
S&P500は1日を通して小幅な上昇と下落を繰り返した後下落。
年初に急上昇した米国株式市場でしたが、2月に入ってからはインフレが期待されたほど早く、あるいはスムーズに冷え込まないのではないかという懸念から、不安定な動きを続けています。
年初来で一時8.9%上昇したS&P500は年初来+3.95%のところまで押し戻されました。
ウォール街ではFRBが金利をどこまで引き上げるか、またその水準をいつまで維持するかについて注目が集まっています。高い金利はインフレを抑えるのに役立ちますが、景気を減速させるため景気後退のリスクを高めます。また、リスク資産の価格にも悪影響を及ぼします。
今日発表されたFOMC議事録ですが、概ね予想されていた通りの内容となりました。
ただ、この中での議論は、先週の予想を上回る経済指標の発表が相次ぐ前に行われたものであることを割り引いて考える必要があるかもしれません。
今週で決算シーズンが概ね終了。投資家は今後について、コスト上昇と高インフレが企業の利益を食い潰すことを高く懸念しています。
市場には常に何かしらのリスクや懸念が存在しており、投資をしない理由も、合理的な計画を放棄し、航路を外れる理由も、見つけようとすればいくらでも見つけることができます。
が、私はそれ以上に、株式市場に長期的にエクスポージャーをとり、市場に居続けることm自身にとって合理的な計画や資産配分を維持しつつ、航路を守ることのメリットの方が大きいと思うので、
私自身はこれらの懸念やリスクを受け止めたうえで、自ら動いて追加コストをかけたり、タイミングを計ってリターンを押し下げるようなことはせず、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 33,045 ₋0.26%
S&P500 3,991 ₋0.16%
ナスダック 11,507 +0.13%
米主要株価指数はまちまち。
ダウとS&P500は小幅に下落。
昨日より大きく下げたNasdaqや小型株は小幅に反発しました。
ラッセル2000は+0.34%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.57%と下落しました。
米10年債利回りは3.694%。‐0.025と低下。
VIX指数は22.29。‐0.58と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 134.95 ₋0.03%
NY原油 73.90 ₋3.22%
NY金 1,825 ₋0.43%
ドル円は135円付近。
利上げの懸念や景気後退、原油需要減の懸念から原油は大きく下落。金は小幅に下げました。
ただ、ゴールドマン・サックスは今月、23年の北海ブレント原油先物の価格見通しを引き下げ、23年と24年の世界供給予想を引き上げ。
モルガンスタンレーも2023年の世界石油需要の伸びの見通しを日量約190万バレルと、前回予想の140万バレルから約36%引き上げました。
ビットコインは23,794ドル。‐2.70%と下落しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
素材 +0.68%
一般消費財 +0.52%
通信 ‐0.04%
情報技術 ‐0.14%
金融 ‐0.20%
生活必需品 ‐0.26%
資本財 ‐0.26%
ヘルスケア ‐0.33%
公益 ‐0.43%
エネルギー ‐0.77%
不動産 ‐1.02%
全11セクター中9セクターが下落。
素材と一般消費財がプラス。
エネルギーと不動産が大きく下げました。
【スタイルボックス】

サイズとスタイル別にみると、
大型グロース株と小型株が小幅に上昇。
その他は小幅に下げました。
【個別株】
〇チャールズリバー<CRL> ‐10.6%
決算を受け大幅安。通期のEPSの見通しが予想を下回ったほか、研究用の霊長類のサプライチェーン調査に関して司法省から召喚状を受け取り、カンボジアからの輸入を自主的に停止したことを明らかにしたことなどが嫌気。
〇テラン・オービタル<LLAP>71.35%
小型衛星の製造を手掛けるLLAPが急伸。
同社の子会社タイバック・カノ・サテライト・システムズ社が無線プロバイダーのリバダ・ネットワーク社と24億ドルの契約を結んだと発表。地球低軌道衛星300基の設計と製造に合意したとのこと。
【FOMC議事要旨】
1月31~2月1日のFOMC議事要旨が公開。
ほぼ全ての参加者が政策金利の引き上げ幅を0.25%ポイントに縮小することが適切との点に同意したことが分かりました。(数人は0.5%ポイントの利上げを支持)
同時にインフレ率が明確に2%に回帰する道筋がつくまで金利を引き上げ、高水準に維持する必要があるとしています。
議事要旨を受け、 短期金利先物市場ではFRBが今後3回の会合で0.25%ポイントの利上げを継続するという予想を維持。
金融市場市場では発表前と同様、政策金利が6月までに5.25~5.5%のレンジに達するという見方が織り込まれています。
【米セントルイス連銀のブラード総裁】
米セントルイス連銀のブラード総裁は、米経済が予想以上の底堅さを示していると述べ、利上げ継続が必要だとあらためて主張。
CNBCとのインタビューで「米金利は5%超にならなければならないと思う。現時点で私は依然5.375%への利上げを支持している」と述べました。
【まとめ】
S&P500は1日を通して小幅な上昇と下落を繰り返した後下落。
年初に急上昇した米国株式市場でしたが、2月に入ってからはインフレが期待されたほど早く、あるいはスムーズに冷え込まないのではないかという懸念から、不安定な動きを続けています。
年初来で一時8.9%上昇したS&P500は年初来+3.95%のところまで押し戻されました。
ウォール街ではFRBが金利をどこまで引き上げるか、またその水準をいつまで維持するかについて注目が集まっています。高い金利はインフレを抑えるのに役立ちますが、景気を減速させるため景気後退のリスクを高めます。また、リスク資産の価格にも悪影響を及ぼします。
今日発表されたFOMC議事録ですが、概ね予想されていた通りの内容となりました。
ただ、この中での議論は、先週の予想を上回る経済指標の発表が相次ぐ前に行われたものであることを割り引いて考える必要があるかもしれません。
CMEグループによると、金融市場はFRBが0.25ポイント利上げする確率を4分の3程度。0.50ポイントの利上げの可能性は24%と見ています。1ヶ月前、市場はFRBが3月に利上げを行わない確率を約21%と織り込んでいました。
今週で決算シーズンが概ね終了。投資家は今後について、コスト上昇と高インフレが企業の利益を食い潰すことを高く懸念しています。
市場には常に何かしらのリスクや懸念が存在しており、投資をしない理由も、合理的な計画を放棄し、航路を外れる理由も、見つけようとすればいくらでも見つけることができます。
が、私はそれ以上に、株式市場に長期的にエクスポージャーをとり、市場に居続けることm自身にとって合理的な計画や資産配分を維持しつつ、航路を守ることのメリットの方が大きいと思うので、
私自身はこれらの懸念やリスクを受け止めたうえで、自ら動いて追加コストをかけたり、タイミングを計ってリターンを押し下げるようなことはせず、いつも通りの投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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