【2月14日 米国株式市場】

ダウ    34,089 ₋0.46%
S&P500     4,136 ‐0.03%
ナスダック 11,960 +0.57%

米主要株価指数はまちまち。

ダウは下落。S&P500はほぼ横ばい、Nasdaqは上昇しました。

米消費者物価指数(CPI)を受けて、荒い値動きとなりました。

ラッセル2000は‐0.06%と小幅に下落。

VXUS(全世界株式除く米)は+0.018と小幅に上昇しました。

米10年債利回りは3.694%。‐0.67%と低下。

VIX指数は18.9。‐1.43と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  133.02 +0.48% 
NY原油  78.88 ₋1.57%
NY金   1,854 +0.11%

ドル円は133円台前半。

ビットコインは22,254ドル。+2.14%と上昇しました。


【S&P500マップ】
00

【セクター】

一般消費財 +1.18%
情報技術  +0.44%
素材    +0.22%
通信    +0.01%
エネルギー ‐0.02%
資本財   ‐0.29%
金融    ‐0.54%
公益    ‐0.49%
ヘルスケア ‐0.60%
通信    ‐0.93%
不動産   ‐1.03%

全11セクター中4セクターが上昇。

ITハイテク株や、テスラの上昇に牽引された一般消費財が大きく上昇しました。

【スタイルボックス】

00


サイズ、スタイル別にみると

グロース株が上昇、バリュー株が下げました。

【個別株】

〇パランティア(PLTR)+21.16%

決算を受け大幅高。GAAP基準でEPSが赤字予想反して初の黒字を計上したことが好感されました。

〇エヌビディア(NVDA)+5.37%

アナリストの目標株価引き上げが伝わり続伸。


【1月の米消費者物価指数(CPI)】

1月の米消費者物価指数(CPI)
(前月比)0.5% 予想 0.5% 前回 0.1%
(前年比)6.4% 予想 6.2% 前回 6.5% 

コア
(前月比)0.4% 予想 0.4% 前回 0.3% 
(前年比)5.6% 予想 5.5% 前回 5.7%

予想、前回と比較するとまちまち。物価上昇は減速しているように見えるものの、FRBが大きく見通しを変える内容はなく、利上げの停止や利下げまでは遠いことが示唆されました。

パウエルFRB議長が注目する住居費を除いた「スーパーコア」も前月比0.3%上昇と伸びは緩かったものの有意義な低下とまではいかず。

先日の米雇用統計後のタカ派なFRBの見解を正当化する内容となりました。

先物市場では、3月に続き、5月も0.25%の利上げ期待が高まっているほか、6月利上げの可能性も視野に入れ始めている。また、年内利下げ期待も後退。

市場予想とFRBの見通しとのギャップが話題でしたが、CPIを受けて市場はFRB側によりました。

【FRB関係者の発言】

米CPI発表後、FRB関係者の発言が続きました。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁「われわれはまだ仕事が終わっていないが、恐らく金利は十分抑制的な領域に近づいている」と発言。金利を5%以上に引き上げる必要があるものの、5%をどの程度上回るべきかは今後数カ月で入手される経済データ次第という見解を示しました。(FRBの利上げ、近く終了する可能性

ウィリアムズNY連銀総裁も「FF金利の年末のレンジは5.00~5.25%が適切」と発言。

これら発言により、市場はFRBがCPIを受けて「より」タカ派に転じるというよりは、これまでの緩やかな利上げ軌道の姿勢を維持する姿勢だと認識し、上昇に転じました。

 米ダラス地区連銀のローガン総裁は14日、米連邦準備理事会(FRB)が実施しているバランスシートの縮小はFRBによる政策引き締めの中で極めて重要な要素であり、「かなり長期間」続くと述べた(ロイター)


【まとめ】

CPIの発表前はいろいろな意見が飛び交い、様々な予想がされていまいましたし、

発表後も株価は大きく上下しましたが、

00

終ってみれば、S&P500は‐0.03%とほぼ横ばい。

普通の日よりも普通の数字で終えました。

何のために心配したり、騒いだり、予想していたのか

こんなことのために人生の貴重な時間や、自身の体力、労力、脳のリソースを割いていたのかと馬鹿らしくもなると感じる数字かもしれません。

長期投資をしていれば、金利やインフレ率、市場や景気のサイクル、経済指標の発表、経済危機、地政学危機など、問題が発生するのは当たり前のことです。

その中で、予想通りいくことも、予想外のことが起こるものまた当たり前のこと。

コロナショック前後の経済指標がもはや過去のものとなっているように、今日の1月の雇用統計やCPIも数カ月後には誰も話題にしなくなるでしょう。

長期投資家の方であれば、そういうものに、一喜一憂したり、頭を悩ませたりするよりも、自身のコントロールできることに注力しつつ、いつも通りの投資を続けていくことが大切だと思います。

いつもありがとうございます。

もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング

ランキングサイトに参加しているので、

上の応援ボタン2つをクリック頂けると、

ものすごくありがたいです。毎日記事を書く励みになります。