【2月13日 米国株式市場】

ダウ    34,245 +1.11% 
S&P500     4,137 +1.14%
ナスダック 11,891 +1.48%

米国株式市場は上昇。

1月の消費者期待調査で、家計収入の伸びに関する消費者の期待が大幅に低下していたことを受け、明日の米消費者物価指数(CPI)への警戒が若干和らぎました。

ラッセル2000は+1.16%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.85%と上昇しました。

米10年債利回りは3.704%。‐1.06%と低下。

VIX指数は20.34。‐0.19と低下しました。

米2年債利回りは4.5196%と、年初来の高水準を更新しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  132.28 +0.72%
NY原油  79.22 ₋0.63%
NY金   1,850 ₋0.66%

ドル円は132円台前半。

原油と金は下げました。

ビットコインは21,608ドル。‐0.83%と下落しました。


【S&P500マップ】
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【セクター】

情報技術  +1.78%
一般消費財 +1.46%
生活必需品 +1.17%
金融    +1.11%
通信    +1.09%
資本財   +0.88%
ヘルスケア +0.83%
不動産   +0.81%
公益    +0.58%
素材    +0.51%
エネルギー ‐0.61%

エネルギーを除く10セクターが上昇しました。

GAFAMなどの影響力の高いビックテックの上昇が各指数を牽引しました。


【スタイルボックス】

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サイズ、スタイル別にみるとグロース株が大きく上昇しました。


【1月の消費者期待調査】

NY連銀が発表した1月の消費者期待調査によると、

インフレ期待は1年先が5%と12月から横ばい。3年先は2.7%で12月の2.9%から低下。5年先は2.5%と12月の2.4%から上昇。

世帯収入の伸び見通しは3.3%となり12月の4.6%から鈍化。消費支出の伸び見通しも5.7%と12月の5.9%から鈍化。

米国の消費者が短期的には高いインフレ圧力が続くものの、長期的には落ち着くと思っていること、将来の所得増加や消費支出への期待は低下していることなどが示唆されました。

【FRBのボウマン理事】

FRBのボウマン理事は、物価の伸びを抑えるには利上げの継続が必要になる可能性が高いと指摘。

「物価安定の達成からはなお程遠い。インフレを当局の目標に向けて鈍化させるため、金融政策を一段と引き締める必要があると見込んでいる」「そうした引き締め措置は、経済活動の拡大抑制と労働市場環境の幾分かの軟化をもたらす可能性が高い」発言しました。


【まとめ】

14日に発表される1月の米消費者物価指数(CPI)や15日に米小売売上高と鉱工業生産などに注目が集まっています。

今年に入り約6.5%上昇しているS&P500ですが、明日のCPIで、これまで市場を支えてきたインフレ鈍化への期待が裏切られるようなことがあればまた荒れるかもしれません。

1月分の米経済指標は天候の大幅改善もあり、12月に比べて好調な数字となるという指摘もありますが、実際に好調な指標となれば、3月のFOMCでの0.25%の利上げを正当化することになります。

引き続き、高い金利水準により、インフレが鈍化するのか。また、実体経済や景気がどの程度ダメージを受けるのか、市場では今後の展開について、FRB関係者の発言や経済指標からヒントを探ろうとしています。

S&P500企業の決算に関しては、最終利益で、前年比4.9%の減益が予想されており、2020年以降で初めての減益が見込まれています。

ブラックロックは、日本株の投資判断を「アンダーウエート」に引き下げ。日銀が超金融緩和戦略から政策転換した場合、世界の利回りが上昇し、リスク選好度が低下する可能性があるとしています。

日本も米国もいろいろな問題を抱えていますが、逆に全く問題のなかった時期など過去どのくらいあったでしょう。

株式市場や経済は常に何かしらのリスクや問題、懸念を抱えながらここまで成長してきました。

むしろ、何かしらのリスクや問題、不確実性のないことの方が不自然ですらあります。

ですので、株式投資とはそういうものだと割り切り、「いばらの道でも良い」とリスクや不確実性を楽しめる範囲で投資をすることが大切だと思います。

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