【 2月2日 米国株式市場】
ダウ 34,053 ‐0.11%
S&P500 4,179 +1.47%
ナスダック 12,200 +3.25%
ダウは小幅に反落も、S&P500とNasdaqは上昇。
FOMC後のパウエル議長の発言がハト派的だったことや、
メタの株価上昇が市場を後押ししました。
ラッセル2000は+2.06%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐025%と下げました。
米10年債利回りは3.396%。‐0.002とほぼ横ばい。
VIX指数は18.73。+0.86%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 128.68 ₋0.19%
NY原油 75.80 ‐0.80%
NY金 1,912 ₋0.80%
ドル円は126円台中盤。原油と金はやや下げました。
ビットコインは23,741ドル。+0.02%と小幅に上昇しました。
仮想通貨のプラットフォームなども手掛ける銀行のシルバーゲート<SI>がブラックロックが持ち株比率を7.2%まで拡大したことを受け、+29.13%と大幅高となりました。
【S&P500マップ】
【セクター】
通信 +6.74%
一般消費財 +3.08%
情報技術 +2.78%
不動産 +2.23%
資本財 +0.77%
金融 +0.18%
公益 +0.15%
素材 ‐0.28%
ヘルスケア ‐0.68%
生活必需品 ‐0.85%
エネルギー ‐2.52%
全11セクター中7セクターが上昇。
昨年S&P500をアンダーパフォーマンスしたグロース系の3セクターと不動産が大きく買い戻されました。
通信はメタやグーグルの上昇が牽引。原油価格の下落を受け、エネルギーは下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
昨日に引き続き小型株やグロース株が大きく上昇しました。
【個別株】
株価は時間外で下落。今日の上昇分を吐き出しています。
〇メタ +23.28%
メタは前日発表した決算や400億ドル規模の自社株買いの公表を受けて大幅高となりました。
【パウエル議長の発言】
この具体的かつ明確なメッセージが投資家の利上げに対する懸念や迷いを払拭。
株式市場やリスク資産に追い風となりました。
今後は余程予想外のことが起こらない限りは、あと2回の利上げの後、しばらくはそれを維持。
その後は、インフレや経済指標や景気等を見ながら、利下げのタイミングの探る展開になると思われます。
【まとめ】
S&P500とNasdaqは昨年苦戦したGAFAMTなどのグロース株に牽引されて上昇しました。
パウエル議長の発言で、FRBの政策や利上げの終了に向けて目途が立ったことや、昨日のメタの決算などが追い風となりました。
ただ、引け後の決算を受けて、アマゾンやアルファベットの株価は記事執筆時点で下落中なので、明日以降に過度な期待や油断です。
ダウに関しては、採用銘柄のメルクが決算で疑問の残るガイダンスを発表し下落したことや、
2024年の米当局のメディケア・アドバンテージの取扱業者に対する支払い増加率の案で、増加率が約1%と低かったことで、ユナイテッドヘルスが₋5.1%と下げたことなどでマイナスで終えました。
これまでに、決算を発表したS&P500企業は約半数に上りますが、そのうちの約70%が予想を上回る純利益を計上しています。
また、市場では現在、S&P500企業の利益は全体で2.4%の減益が見込まれています。
いずれも決して良い数字とは言えませんが、ひどすぎる数字でもなく、利上げの影響(今後徐々に効いてくる可能性はありますが)や本格的な景気後退も予想されていた中では健闘していると思います。
FOMCを無事通過し、良い雰囲気の事情ですが、明日以降も決算は続きますし、今後どうなるかはわかりません。
長期投資家の方は一時の上昇に一喜一憂することなく、こういう時こそ、気を引き締めて、冷静にいつもどおりの投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
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ダウ 34,053 ‐0.11%
S&P500 4,179 +1.47%
ナスダック 12,200 +3.25%
ダウは小幅に反落も、S&P500とNasdaqは上昇。
FOMC後のパウエル議長の発言がハト派的だったことや、
メタの株価上昇が市場を後押ししました。
ラッセル2000は+2.06%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐025%と下げました。
米10年債利回りは3.396%。‐0.002とほぼ横ばい。
VIX指数は18.73。+0.86%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 128.68 ₋0.19%
NY原油 75.80 ‐0.80%
NY金 1,912 ₋0.80%
ドル円は126円台中盤。原油と金はやや下げました。
ビットコインは23,741ドル。+0.02%と小幅に上昇しました。
仮想通貨のプラットフォームなども手掛ける銀行のシルバーゲート<SI>がブラックロックが持ち株比率を7.2%まで拡大したことを受け、+29.13%と大幅高となりました。
【S&P500マップ】
【セクター】
通信 +6.74%
一般消費財 +3.08%
情報技術 +2.78%
不動産 +2.23%
資本財 +0.77%
金融 +0.18%
公益 +0.15%
素材 ‐0.28%
ヘルスケア ‐0.68%
生活必需品 ‐0.85%
エネルギー ‐2.52%
全11セクター中7セクターが上昇。
昨年S&P500をアンダーパフォーマンスしたグロース系の3セクターと不動産が大きく買い戻されました。
通信はメタやグーグルの上昇が牽引。原油価格の下落を受け、エネルギーは下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
昨日に引き続き小型株やグロース株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇アマゾン・ドットコム<AMZN>+7.38% 時間外で下落。
Amazonは決算を発表。増収減益となりました。
Amazonは決算を発表。増収減益となりました。
〇売上高 対前年同期8.6%増の1492億ドル。予想1457億ドルを2.4%上回る。
〇純利益 対前年同期98.1%減の2.8億ドル。予想の20.3億ドルを86.3%下回る。
〇1株当り利益 0.03ドル。予想を0.14ドル下回る。前年同期の水準から1.36ドル減少。
〇ガイダンス 1400億ドル~1480億ドルのレンジ上限を上回る。
決算発表後株価は下落。今日の上昇分を吐き出しています。
〇ガイダンス 1400億ドル~1480億ドルのレンジ上限を上回る。
決算発表後株価は下落。今日の上昇分を吐き出しています。
〇アルファベット<GOOGL>+7.23% 時間外で下落。
アルファベットは決算を発表。4Qの業績は増収減益でした。
アルファベットは決算を発表。4Qの業績は増収減益でした。
売上高 対前年同期1%増の760億ドル。予想762億ドルを0.2%下回る。
純利益 対前年同期34%減の136億ドル。予想の153億ドルを11.1%下回る。
1株当り利益 1.05ドル。予想を0.13ドル下回る。前年同期の水準から0.48ドル減少。
株価は時間外で下落。今日の上昇分を吐き出しています。
〇メタ +23.28%
メタは前日発表した決算や400億ドル規模の自社株買いの公表を受けて大幅高となりました。
【パウエル議長の発言】
パウエル議長はFOMC後の会見で、以下のように発言
〇あと2回の利上げを検討している
〇ターミナルレート(最終利上げ地点)を5.00~5.25%%に設定し、今回の利上げサイクルを終了させようとしている。
〇ターミナルレート到達後の追加利上げは考えていない
〇あと2回の利上げを検討している
〇ターミナルレート(最終利上げ地点)を5.00~5.25%%に設定し、今回の利上げサイクルを終了させようとしている。
〇ターミナルレート到達後の追加利上げは考えていない
この具体的かつ明確なメッセージが投資家の利上げに対する懸念や迷いを払拭。
株式市場やリスク資産に追い風となりました。
今後は余程予想外のことが起こらない限りは、あと2回の利上げの後、しばらくはそれを維持。
その後は、インフレや経済指標や景気等を見ながら、利下げのタイミングの探る展開になると思われます。
【まとめ】
S&P500とNasdaqは昨年苦戦したGAFAMTなどのグロース株に牽引されて上昇しました。
パウエル議長の発言で、FRBの政策や利上げの終了に向けて目途が立ったことや、昨日のメタの決算などが追い風となりました。
ただ、引け後の決算を受けて、アマゾンやアルファベットの株価は記事執筆時点で下落中なので、明日以降に過度な期待や油断です。
ダウに関しては、採用銘柄のメルクが決算で疑問の残るガイダンスを発表し下落したことや、
2024年の米当局のメディケア・アドバンテージの取扱業者に対する支払い増加率の案で、増加率が約1%と低かったことで、ユナイテッドヘルスが₋5.1%と下げたことなどでマイナスで終えました。
これまでに、決算を発表したS&P500企業は約半数に上りますが、そのうちの約70%が予想を上回る純利益を計上しています。
また、市場では現在、S&P500企業の利益は全体で2.4%の減益が見込まれています。
いずれも決して良い数字とは言えませんが、ひどすぎる数字でもなく、利上げの影響(今後徐々に効いてくる可能性はありますが)や本格的な景気後退も予想されていた中では健闘していると思います。
FOMCを無事通過し、良い雰囲気の事情ですが、明日以降も決算は続きますし、今後どうなるかはわかりません。
長期投資家の方は一時の上昇に一喜一憂することなく、こういう時こそ、気を引き締めて、冷静にいつもどおりの投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
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