【1月31日 米国株式市場】

ダウ    34,086 +1.09%
S&P500     4,076 +1.46%
ナスダック 11,584 +1.67%

米国株式市場は反発。

第4四半期の雇用コスト指数がインフレ鈍化の傾向を示したことも株価をサポートしました。

ラッセル2000は+2.45%と上昇。

VXUS(全世界株式除く米)も+0.50%と上昇しました。

米10年債利回りは3.503%。‐0.048と低下。

VIX指数は19.40。‐0.54と低下しました。

【為替・コモディティー】

ドル円  130.18 ‐0.12%
NY原油  79.09 +1.53%
NY金   1,927 +0.24%

ドル円は130円台前半。原油は+1.5%と上昇。

ビットコインは22,991ドル。+0.69と上昇しました。


【S&P500マップ】
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【セクター】

素材    +2.23%
一般消費財 +2.22%
不動産   +1.88%
資本財   +1.71%
情報技術  +1.44%
通信    +1.36%
金融    +1.34%
ヘルスケア +1.30%
生活必需品 +1.08%
エネルギー +0.89%
公益    +0.71%

全11セクターが上昇。


【スタイルボックス】

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全てのサイズとスタイルが上昇。

特に小型株が上昇しました。

【個別株】

〇マクドナルド<MCD> ‐1.27%

決算を発表。予想を下回る営業利益率が嫌気されやや下落。

〇UPS<UPS>+4.71%

決算を発表。通期の営業利益率が予想範囲内に収まったことなどが好感されました。

〇C3.AI<AI>+21.78%

自然言語インターフェースを使用して企業の情報システム全体の関連データを検索・取得するAI搭載の新製品を発売すると発表しました。


【米雇用コスト指数(ECI)】

2022年第4・四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比1.0%上昇。第3四半期の1.2%から伸びが鈍化し、21年第4・四半期以来1年ぶりの低水準となりました。

雇用コストの伸びの鈍化は、インフレ抑制のためのFRBの利上げが効果示していることを示唆し、安心感が広がりました。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「FRBによる措置の効果とみられ、利上げが終わりに近づいている可能性を示している」と述べています。

【米消費者信頼感指数】

コンファレンスボードが発表した1月の米消費者信頼感指数は107.1に低下。

予想の中央値は109.0。前月は109.0でした。

現況指数は150.9と先月の147.4から上昇。

6カ月先の見通しを反映する期待指数は12月の83.4から77.8に低下。

期待指数は80を下回ると景気後退リスクが高まっていると示唆されます。

向こう1年間の期待インフレ率は6.8%と先月6.6%から小幅に上昇しました。


【インフレリスクへの指摘】

ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は、

投資家がインフレリスクを過ぎ去ったものとして見なすのは時期尚早で、金融環境の緩和がインフレを再燃させかねないと懸念を示しました。

「インフレはかなり速いペースで鈍化している。沈静化が続くだろう」と予想する一方で、闘いは終わったという「確信の度合い」が強過ぎるのはリスクだと指摘した。

「インフレの脅威が過ぎ去ったという認識から金融市場の環境は大きく緩んだが、これは実際にある程度のインフレを再燃させ得る」と分析しています。



【まとめ】

S&P500指数は年初から+6.18%上昇。ナスダックは10.6%上昇しました。

1月としては2019年ぶりのプラスを記録しました。

1月の堅調な動きは市場にとって良い兆候で、その後の数カ月間は上昇が継続するというアノマリーがあります。

また、S&P500が前年に下落した翌年の1月に5%以上上昇した過去5回、S&P500は平均30%上昇しています。

サンプル数が少なすぎて何のあてにもなりませんが。まあ話のタネ程度に。

明日はFOMCの結果が発表されており、0.25%ポイントの利上げが確実視されています。

投資家は今後のガイダンスに注目していますが、市場では年内の利下げを織り込むなどハト派な雰囲気が広がっています。

もし、パウエル議長等からタカ派のメッセージがでたり、予想外の発言等があればまた市場の雰囲気が変わるかもしれませんので注意しましょう。

市場では次回の3月21~22日のFOMC後に利上げ停止の可能性を検討する方向にあると考えられています。また、その次の会合は5月2~3両日に予定されています。

引き続き、FRBの今後の政策(いつ利上げを停止し、利下げに転じるか)やそれが企業利益や景気に与える影響の懸念などに注目が集まっています。

私のように基本に忠実にインデックス投資をする方であれば、こういうイベントや市場の動向、株価に左右されることなくいつも通りの投資を続けていくことが大切だと思います。

個別株投資をしている方やアクティブ投資をしている方にとっては判断が難しい場面もあると思いますが、そこが楽しくもあり、腕の見せ所だとも思います。

お互い、人生を楽しみながら、投資を頑張っていきましょう。

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