【 1月10日 米国株式市場】
ダウ 33,704 +0.56%
S&P500 3,919 +0.70%
ナスダック 10,742 +1.01%
米主要株価指数は揃って上昇。
パウエル議長の講演も特に問題なく終了し、市場では一旦安心感が広がりました。
ラッセル2000は+1.49%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.41%と上昇しました。
米10年債利回りは3.606%。+0.089と上昇。
VIX指数は20.61。‐1.36と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 132.22 +0.26%
NY原油 74.86 +0.31%
NY金 1,878 +0.29%
ドル円は132円台前半。原油と金も小幅に上昇しました。
ビットコインは17,453ドル。+1.60%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
通信 +1.30%
一般消費財 +1.26%
素材 +1.03%
ヘルスケア +0.83%
エネルギー +0.75%
金融 +0.65%
情報技術 +0.61%
資本財 +0.54%
不動産 +0.35%
公益 +0.04%
生活必需品 ‐0.16%
生活必需品を除く10セクターが上昇。
特に通信や一般消費財が大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
特に小型グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース・グローバル<COIN> +12.96%
従業員の20%に当たる950人の人員削減を発表しました。
〇オーク・ストリートヘルス<OSH>+27.47%
CVSヘルスが同社の買収を検討していると伝わりました。
〇フロントライン<FRO>+25.68%
同業のタンカーを手掛けるユーロナブとの経営統合契約を破棄しました。
【パウエル議長の講演】
市場はタカ派の発言があるのではと警戒していましたが、肝心の経済や政策の見通しについて直接言及がなかったことから安心感が広がりました。
【ボウマンFRB理事の発言】
【世界銀行 経済見通し下方修正】
世界銀行は最新の世界経済見通しで、2023年の実質GDP成長率予測を1.7%に下方修正しました。
22年6月時点での予測は3.0%。リーマンショックとコロナ過の2009年と2020年を除くと、過去約30年で最も低水準の見通しとなりました。
理由としては各中央銀行の利上げやウクライナ、経済大国の低迷、多くの国で景気後退に陥る可能性などをあげています。
24年の世界成長率見通しは2.7%に加速するとの良そうですが、22年の見通しの前回の2.9%より低下しています。
また、5年間の成長としては1960年以降で最も緩慢なペースになるという見通しを示した。
【モルガンスタンレー 中国の見通し上方修正】
モルガン・スタンレーは、コロナ規制解除を受け、中国の成長率、株価、人民元に関する見通しを上方修正しました。
中国経済成長率見通しは0.3%ポイント引き上げ5.7%に。MSCI中国株指数は16%上昇すると予想し、人民元の目標は1ドル=6.65元に引き上げました。
【米消費は堅調?】
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、
経済の不確実性が高まっているものの、「消費者のバランスシートは良好な状態にある。支出はコロナ禍前を10%上回っている」とし、
米消費者の動向は引き続き堅調だという認識を示しました。(ロイター)。
【まとめ】
先週末の雇用統計とISM非製造業指数の発表以降、FRBの利上げペースが緩むのではとの期待が株価をサポートしている米国株式市場。
今週続いたFRBメンバーの発言は若干緩みつつも、タカ派姿勢を維持する発言も多く見受けられました。
そんな中でパウエル議長の講演が注目されていましたが、特にサプライズ等もなく無事通過。
ただ、高いインフレの継続が示唆されたり、今週末より本格化する企業の決算で業績が予想以上に悪化していればまた、市場の雰囲気は変わる可能性があります。
緩みつつあるもののインフレは未だ高く、ターミナルレート(利上げの最終地点)すらどこになるかもわかっていない状況ですから、
いろいろな戦略があると思いますが、長期投資家の方であれば、
目先の株価やイベントの結果に一喜一憂せず、右往左往せず、長期的な視点を維持しながらどっしりと構えておくことが大切だと思います。
今後もイベントが続きますが、私はいつもどおりS&P500に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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ダウ 33,704 +0.56%
S&P500 3,919 +0.70%
ナスダック 10,742 +1.01%
米主要株価指数は揃って上昇。
パウエル議長の講演も特に問題なく終了し、市場では一旦安心感が広がりました。
ラッセル2000は+1.49%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+0.41%と上昇しました。
米10年債利回りは3.606%。+0.089と上昇。
VIX指数は20.61。‐1.36と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 132.22 +0.26%
NY原油 74.86 +0.31%
NY金 1,878 +0.29%
ドル円は132円台前半。原油と金も小幅に上昇しました。
ビットコインは17,453ドル。+1.60%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
通信 +1.30%
一般消費財 +1.26%
素材 +1.03%
ヘルスケア +0.83%
エネルギー +0.75%
金融 +0.65%
情報技術 +0.61%
資本財 +0.54%
不動産 +0.35%
公益 +0.04%
生活必需品 ‐0.16%
生活必需品を除く10セクターが上昇。
特に通信や一般消費財が大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
特に小型グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース・グローバル<COIN> +12.96%
従業員の20%に当たる950人の人員削減を発表しました。
〇オーク・ストリートヘルス<OSH>+27.47%
CVSヘルスが同社の買収を検討していると伝わりました。
〇フロントライン<FRO>+25.68%
同業のタンカーを手掛けるユーロナブとの経営統合契約を破棄しました。
【パウエル議長の講演】
パウエル議長はスウェーデン中銀主催のフォーラムで、政治的影響からのFRBの独立性がインフレと戦う能力の中核と強調。
気候変動など、議会が定めた権限を超える問題に関与すべきではないという見解を示しました(まあ当たり前ですね)。
気候変動など、議会が定めた権限を超える問題に関与すべきではないという見解を示しました(まあ当たり前ですね)。
市場はタカ派の発言があるのではと警戒していましたが、肝心の経済や政策の見通しについて直接言及がなかったことから安心感が広がりました。
【ボウマンFRB理事の発言】
FRBのボウマン理事は、高インフレに対処するために利上げ継続が必要で、それに伴い労働市場の状況が悪化する公算が大きいという見解を示しました(ロイター)。
【世界銀行 経済見通し下方修正】
世界銀行は最新の世界経済見通しで、2023年の実質GDP成長率予測を1.7%に下方修正しました。
22年6月時点での予測は3.0%。リーマンショックとコロナ過の2009年と2020年を除くと、過去約30年で最も低水準の見通しとなりました。
理由としては各中央銀行の利上げやウクライナ、経済大国の低迷、多くの国で景気後退に陥る可能性などをあげています。
24年の世界成長率見通しは2.7%に加速するとの良そうですが、22年の見通しの前回の2.9%より低下しています。
また、5年間の成長としては1960年以降で最も緩慢なペースになるという見通しを示した。
【モルガンスタンレー 中国の見通し上方修正】
モルガン・スタンレーは、コロナ規制解除を受け、中国の成長率、株価、人民元に関する見通しを上方修正しました。
中国経済成長率見通しは0.3%ポイント引き上げ5.7%に。MSCI中国株指数は16%上昇すると予想し、人民元の目標は1ドル=6.65元に引き上げました。
【米消費は堅調?】
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、
経済の不確実性が高まっているものの、「消費者のバランスシートは良好な状態にある。支出はコロナ禍前を10%上回っている」とし、
米消費者の動向は引き続き堅調だという認識を示しました。(ロイター)。
【まとめ】
先週末の雇用統計とISM非製造業指数の発表以降、FRBの利上げペースが緩むのではとの期待が株価をサポートしている米国株式市場。
今週続いたFRBメンバーの発言は若干緩みつつも、タカ派姿勢を維持する発言も多く見受けられました。
そんな中でパウエル議長の講演が注目されていましたが、特にサプライズ等もなく無事通過。
市場は12日発表の米消費者物価指数(CPI)に注目しています。市場の期待通りにインフレの鈍化傾向を示すようであれば、株式市場はもう一段上昇するかもしれません。
ただ、高いインフレの継続が示唆されたり、今週末より本格化する企業の決算で業績が予想以上に悪化していればまた、市場の雰囲気は変わる可能性があります。
緩みつつあるもののインフレは未だ高く、ターミナルレート(利上げの最終地点)すらどこになるかもわかっていない状況ですから、
いろいろな戦略があると思いますが、長期投資家の方であれば、
目先の株価やイベントの結果に一喜一憂せず、右往左往せず、長期的な視点を維持しながらどっしりと構えておくことが大切だと思います。
今後もイベントが続きますが、私はいつもどおりS&P500に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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