バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

2015年からバンガードS&P500ETF(VOO)に長期投資してます。毎日、米国株や海外ETFを中心に投資・資産形成に役立つ情報を発信中。NISAやiDeCOも継続中。・当サイトには広告が含まれます。

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アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理より引用


S&P500に積立投資をしても儲からない時代が来る 

先日「S&P500に積立投資をしても儲からない時代が来る 」という記事を見かけました。

詳しくはこちらをご覧下さい。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yokohanawa/20210120-00218337/


もちろん、この記事のジム・ロジャーズ氏の意見を、

全て鵜呑みにするわけではないですし、意見の異なる部分もあるのですが、

いくつか良い事も言っていたので紹介します。
  
「ここ20年間はアメリカの代表的な株価指数であるS&P500のインデックスを買っていれば儲かっていたかもしれないが、向こう20年は儲からないと思う。」

「1970年代には商品相場が加熱し、株式が不審だったことを覚えている人がいるかもしれない。

 1980年代と90年代はその正反対だった。1966年に995.15ドルだったニューヨークダウは、1982年には800ドルを切っていた。

 16年もかけて20%近く下落したわけだ。

 この16年間はアメリカ史上最悪のインフレ期で、対象的に商品市場は活況だった。」

それは当たり前の事

S&P500は過去最高値を何度も更新してきました。

しかし、過去のS&P500を振り返ってみると、

しばらくの間(約10年以上)最高値を更新しなかったこともたびたびありました。


1900~10年代、1929年の世界恐慌後、70年代、2000年代など、

米国株式市場は、なかなか過去最高値を更新できず、何年にも渡り停滞しました。

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米国株式市場は長期的に見ると右肩上がりで成長してきましたが、

よくチャートを見ると、

何年も最高値を更新できなかった時期があるということがわかります。

上のチャートなどがわかりやすいと思います(モーニングスター参照)



まとめ・感想

もちろん、未来の事はわかりませんが、

過去をよく振り返ってみると、

米国株式市場が不調に陥ることがあるのはある意味「当たり前の事」だと私は思います。

もちろん、それを差し引いても米国株式はよい投資対象だとも思いますが、

米国株式やS&P500といえど「過信」は禁物だと思います。

未来はわかりません。

今年や来年、後から振り返ってみたら長期停滞の入口にいたなんてことがあるかもしれません。


とは言っても慌てる必要もありません。

株価の停滞は資産形成初期においては、保有数を効率的に増やすチャンスとも言えます。

配当を再投資したり、定期的に拠出したり、年々拠出額を増やしていけば、株価が最高値を更新する前に資産を戻せると思います。

米国以外の地域の株式や他の資産に分散してリスクを抑える方法もあるでしょう。

どのやり方を選択するかは各投資家の判断次第だと思いますが、


長期投資をしていれば、いつかは訪れるであろう、

不調な時期、停滞期の存在を無視せず、しっかりと認識し、

いつそれが起きても慌てなくて済むよう、しっかりと備えておくことが大切だと思います。


私はそういう時期がきても、航路を守り、いつも通り、

「資産配分を維持しつつ、拠出額を増やすよう努め、規律ある投資を続けていきたいと思います」


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