【S&P500のワーストイヤー】
S&P500は年初来で‐23.07%となり(配当を含む ドルベース)
1月4日の最高値から‐24.5%となりました。
S&P500の歴史の中でもかなり悪い1年となっています。
1)1931年 -43.8%
2)2008年 -37.0%
3)1937年 -35.3%
4)1974年 -25.9%
5)1930年 -25.1%
6)2002年 -22.1%
7)1973年 -14.3%
8) 1941年 -12.8%
9)2001年 -11.9%
10)1940 -10.7%
【115日目時点の成績】
年初から115日時点の成績では過去3番目に悪い年となっています。
年初から大きく下落した年は、後半反発するケースが多く見られました。
しかし、「高インフレ行+景気後退」だった1973年など、
年後半にもう一段下げるケースもあったので、油断はできません。
【S&P500が3%下落した日数】
6月17日時点で、S&P500は₋3.25%と下げました。
今年S&P500が3%以上下落した日は6回目となります。
@charliebilello
直近の10年では珍しいですが、
過去のS&P500の弱気相場や不調字を見ると、
今年より頻繁に₋2%や₋3%の日があったことがわかります。
過去の長期チャートのような魅力的なリターンを得るためには、
このようなマイナスの日々に耐える必要があります。
【S&P500が最高値を更新しなかった期間】
直近のS&P500が最高値を更新するまでにかかった日数です。
現在、1月4日以降163日最高値を更新できていませんが、
これは2015年来のこととなります。
ちなみに、私がVOOに投資をした年がちょうど2015年で、
私はS&P500に投資開始直後にこれを経験しています(笑)
(笑)とでるように、リーマンショックやコロナショックがそうであったように、
いざ危機を超えてしまって、何年か経てば、まるでなかったような昔の出来事、いい思い出となります。
直近の出来事に引きづられすぎないようにしましょう。
@charliebilello
過去を振り返ってみるとより長期間(数年)に渡って、
最高値を更新できなかった時期もありました。
市場がいつ底をつけるか、反発するかはわかりません。
一般的によく言われる、S&P500の長期的な平均年率リターンを得たいのであれば、長期的に市場に居続ける事が大切です。
【市場に長く居続けよう】
市場から出入りを繰り返すことは一見良い戦略に見えますが、
それは上手くいく時もあればいかない時もある戦略です。
成功させるには出るタイミングと戻るタイミングの2回成功させる必要があります。
そしてコストがかかります。追加コストを正当化しつつ、長期的にタイミングを成功させるのは至難の業です。過去多くの投資家がそれに失敗し、自らの手でリターンを押し下げてしまっています。
投資はタイミングよりタイムと言います。
S&P500などに長期投資をする投資家にとって、最も重要なことの一つは長く市場に居続ける事です。
【リスクがあるからこそリターンがある】
ボラティリティの高い日々やマイナスリターン、含み損が続くと、投資を続けるのが不安になったり、怖くなったり、不快に感じるようになる方もいるかもしれません。
今は為替が味方してくれますが、逆に敵に回りダブルパンチとなる可能性も将来全然あり得ます。
しかし、そういうリスクがあるからこそ、定期預金や国債より、長期的には高いリターンが期待できるのだということも忘れてないけません。
リスクを引き受けるからこそ、リターンが期待できるわけです(リスクプレミアム)。
未来はどうなるかわかりません。
だからこそ、S&P500や全世界株式インデックスを用いて資産形成をしたい、リターンを得たいのであれば、
市場が良い時も、悪い時も同様に、自身の許容できる範囲内で、適切に株式市場に資産を配分し、資産をリスクに晒し続けることが重要なわけです。
季節は廻ります。良い相場が永遠に続かないように、悪い相場も永遠には続きません。
良い時に調子の良いことを言うのは簡単です。しかし、人の本質は困難な場面で発揮されます。
そして、市場が下落した時にどういう行動をとったかが、その後の資産形成において大きな影響を与えることもあります。
何事も基本が大切です。特別なことをしようとする前にまずは基本をしっかりと行いましょう。
毎月ドルコスト平均法や積立をしている方はしっかりと継続する事。
資産配分が5%以上ずれている方で余裕がある方はリバランスして株を購入するのも良いでしょう。
私は自身のコントロール出来ることに注力し、できるだけ今後の拠出額を増やせるよう努力しながら、日々を楽しんでいきたいと思います。
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