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【2023年はどうなるのか】


米バンガードが12月に公開予定の2023年の見通し(outlook)の「一部」を、

HPで先行公開していましたので、紹介します。

【株式について】

2021年の米国株式市場の大幅なバリュエーションの拡大は持続不可能であり、当社のフェアバリューの枠組みでは、現在の経済実態をまだ反映していないことが示唆されています。

特に米国では平均以上の利益成長が続くかどうかのハードルは高いと見ています。

米国株式は海外の同業他社を引き続きアウトパフォームしていますが、その主要因は利益から為替にシフトしています

過去12ヶ月間に新興国市場が30%下落したことで、これらの地域のバリュエーションはより魅力的になっています

私たちは現在、非米国先進国市場と同様のリターンを期待し、新興国市場を株式ポートフォリオにおける重要な分散投資先と見なしています。

米ドル投資家の視点で見ると、バンガードのモデルは、非米国先進国市場(7.2%~9.2%)および新興国市場(7%~9%)の10 年間の年率リターンが、米国市場(4.7%~6.7%)より高くなると予測しています。

世界的にみると、当社の株式リターン予想は昨年のこの時期より 2.25 ポイント上昇しています。

米国では、バリュー株は成長株に比べて割安であり、中小型株は目先の成長鈍化が予想されるものの、魅力的である

世界の株式リスクプレミアムは、1~3%ポイントと依然としてプラスであるが、債券の期待リターンがより速く上昇するため、昨年より低下する見通しである。

〇ポイント

〇米国株式に関しては、2021年のような成長は持続可能なこと。

〇株価の下落とバリュエーションの低下により、昨年よりは将来の期待リターンが高くなったこと。

〇新興国など米国以外の地域への分散の大切さ

などがまとめられていますね。


【債券市場の前途は明るい】

現在、ほとんどの中央銀行がインフレ抑制のために政策金利を(緩和的でも制限的でもない中立的な水準から) を大きく超えなくてはいけないと考えています。

政策金利のピークとその持続性はインフレ率の推移に大きく依存し、債券利回りの上昇幅を決定します。

金利の上昇は債券投資家に目先の痛みをもたらしますが、投資する際の債券利回りの上昇させるため米国債と外国債の期待リターンは昨年より2倍以上に上昇しています。

米国債の今後10年間のリターンは、1年前の年率1.4%~2.4%から4.1%~5.1%になると予想しています(ドルベースということに注意)。

また、(米除く)国際債券については、年率1.3%〜2.3%のリターンを予想していたが、今後10年間は年率4%〜5%になると予想しています。

つまり、十分に長い時間軸を持つ投資家であれば、10年後の時点では、前年度の予想よりも資産残高が増加すると考えています。


【景気後退について】

現在の世界情勢と今後数カ月間に予想される情勢は、過去に世界的な景気後退を示唆した情勢と類似しています。

エネルギー需給への懸念、資本フローの減少、貿易量の減少、一人当たりの生産高の減少は、あらゆる可能性において、世界経済が来年に景気後退に入ることを意味しています。

中央銀行は通常であれば景気後退を回避しようとしますが、政策立案者は需要の高まりによるインフレの推進力を弱めるために金融条件を引き締めなければならなりません。

しかし、家計、企業、金融機関などは、歴史的な類似を描くことが見当違いであると思われるほど、景気後退に対処するためにはるかに良い状態にあります

どのような不況も痛みを伴いますが、今回の不況が歴史的なものになる可能性は低いと思われます

【ベースシナリオ】

バンガードのベースシナリオは、2023年にインフレ抑制の努力によって引き起こされる世界的な不況です。(おそらく例年通りその他のシナリオと条件は完全版で公開されると思います。)

歴史がこの不況を穏やかなものと見るか、あるいは重大なものと見るかは、この不況の影響を実際に受ける人々にはあまり関係ありません。

しかし、インフレ対策に積極的に取り組まないと、インフレ圧力が定着して家計や企業に打撃を与え、一回の景気後退に伴う痛みよりも長く続くリスクがあります。

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表に示すように、中国以外のほとんどの主要国では、2023年末の成長率は横ばいか、わずかにマイナスになる可能性が高と思われます。

米国の失業率は年間を通じて上昇する可能性が高いですが、2008年や2020年の景気後退期ほどには高まらないでしょう。

雇用の喪失と消費者需要の鈍化により、インフレ率の低下傾向は2023年まで続くと思われます。

中央銀行が2023年にインフレ率2%という目標を達成するとは思えないが、2024年~2025年にかけては目標を維持し、その達成を目指すか、時期が来れば目標を見直すことにでしょう。ただ、その時期は今ではありません。高インフレ環境下でのインフレ目標の見直しは難しい。

【ポイント】

バンガードのベースシナリオ

〇世界的な不況、景気後退が基本シナリオだが、歴史的な不況ほどひどいものにならない可能性も高い。

〇ほとんどの主要国では形成成長は横ばいからマイナス。

〇インフレは2023年低下傾向を続けるが、目標の2%を達成するには至らない。


【まとめ】

さて、いかがだったでしょうか。

個人的には、特に目新しいものはありませんでしたが、

これから投資をしていく分に関しては、長期的な視点で見れば、昨年の割高圏で投資をするよりもだいぶ投資をしやすくなったのではないかなと思います。

まあ、日本人視点で見ると(良くも悪くも)為替の影響があるため、現状は米国人程安く買うことはできないかもしれませんが。

低金利環境下でしばらく不人気となっていた債券と言う資産クラスですが、必要な方、保守的な運用がしたい方などは、今後、債券について再検討するのもよいのかなとも思います。

そして、景気後退についてですが、痛みは伴うものの、過度に恐れすぎるのもあまりよくないと個人的には思います。

オシム「ポジティブシンキングに客観性が加わるときに、平常心は生まれる。逆に何も信じるものがなくなったときに、あらゆる可能性が泡となってその姿を消すのだ」

また、12月全編が公開された際により丁寧にまとめつつ、感想をなどを書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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