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【長期投資における合理的な戦略】

株式投資で長期的に成功するには、長期的な目標と確固たる投資戦略が必要です。

でも、数字に基づく合理的な投資戦略というのは一体どんなものなのでしょう?

そこで、今回は、シーゲル教授が自身の膨大な調査の末、導きだした

初心者でも経験豊富な投資家でも、各々の投資目標をこれまで以上に上手く達成することのできるようになる6つの方法を紹介したいと思います。

パッシブ投資家の方、アクティブ投資家の方、それぞれ参考になる点があると思いますので、是非それぞれの投資戦略に合わせてご活用ください。



①『自らの期待を過去の範囲にとどめること』

『自らの期待を過去の範囲にとどめること。過去のデータでは200年間のインフレ調整済み株式利回りは6.8%で、株価収益率(PER)の平均は約15倍で売られている』

過去、200年の米国株式市場の実質リターンは年率6.8%。今後もインフレが2~3%だと仮定すると名目利回りは9~10%程度ということになります(ドルベース)。

これは大雑把に言うと10年で資産が2倍となる計算ですが、投資家の中には、これ以上のリターンを求めて過度にリスクを取りすぎたり、怪しい儲け話に手を出したりしてしまう方もいます。

私は過去の株式市場の平均リタ―ンより下振れして、更に低い結果になっても大丈夫なように想定して資産計画を建てていますが、

少なくとも高すぎる期待や無理な目標リターンに基づいて投資・資産形成計画を建てないよう気を付けることが重要です。


②『株式利回りは短期よりも長期の方がはるかに安定している』

『株式利回りは短期よりも長期の方がはるかに安定している。また、債券と異なり、長期になるにつれ、インフレ上昇分を埋め合わせてくれる』

投資家の保有期間が長くなればなるほど、総資産のより多くの割合を株式に投資すべきである』

『何%株式にすべきかは個人の状況に依存する』

この辺の基本的な、一般的に広くひろがっている考え方にシーゲル教授も賛成の要です。


③『大部分を低コストのインデックスファンドで運用せよ』

『株式ポートフォリオの大部分を国際分散した低コストの株式指数ファンドに投資をすること』


これは最近では山崎元さん、水瀬ケンイチさんも「ほったらかし投資術」の中で提案していた、ある意味王道の戦略ですね、

シーゲル教授も、『インデックスファンドへの投資で、市場と同じ利回りを毎年積み上げていれば、長期的にはかなり高い利回りを達成できるだろう』としています。

また、低コストのものを選ぶようにと指摘しています。



④『国際分散投資をせよ』

株式ポートフォリオの少なくとも1/3を国際株。すなわち米国以外の国を本拠地とする株式に投資をすること』

株式投資の10章では、過去のデータを用いた従来のリスク・リターン分析から、株式ポートフォリオの1/3を国際株に投資をすべきだということを示した』

『短期では各国の利回りの相関が高まってきているが、それでも国際分散投資を追求する正統派理由はある』

として、シーゲル教授は米国のみではなく、国際分散投資を薦めています。国際分散投資に関しては配当戦略で有名な「株式投資の未来」の方でも強く勧めていますね。

ただし、成長に対する代償が大きすぎることがよくあるとして、高成長国のウェイトを大きくしすぎないように注意しています。


⑤『バリュー株へ投資せよ』

『過去の利回りに基づくと、バリュー株(PERが低く配当利回りの高い株)はグロース株おりも高利回り低リスクである』

『バリュー株のインデックスファンド、あるいはファンダメンタル加重平均のインデックスファンドを購入して、パッシブ運用のポートフォリオを構築し、バリューを追求する事』

⑤はアクティブな話題となります。シーゲル教授は、長期的には割安株や高配当株が、時価総額加重を上回ってきたという研究成果から、

インデックスファンドを用いてそこに加重することを提案しています。

バンガードでいえば、VTVなどの低コストのバリューインデックスファンド、あるいは高配当に加重したVYMなどがこれにあたるでしょう。

また、ステートストリートにはシーゲル教授自身が監督する配当加重のファンドがあり、今年の成績は好調ですが、それ以前はグロース株が市場を牽引してきたせいで、リターンがイマイチだったり、コストが高かったりもします(笑)


⑥感情をコントロールすること。


『自身の気持ちに負けそうになるなら、ポートフォリオを予定通り運用するための確固たるルールを確立する事』

『市場について強く不安を感じる時は、落ち着いて欲しい。』

『ほとんどいつも投資家の感情の揺らぎが、ファンダメンタル以上に株価を押し上げる。強気相場の時買い、弱気相場の時に売ろうとす』

『多くの投資家が頻繁に売買を行い利回りを悪化させている。パフォーマンス低下をもたらす落とし穴を回避することが重要だ』



【まとめ】

シーゲル教授の株式投資を成功させる6つの指針をまとめると、

①現実的な期待リターンや目標、計画を建てる事。
②長期投資をすること。また投資期間が長い場合は株式を多めに保有すること。
③株式は低コストのインデックスファンドを用いて投資をすること。
④国際分散投資をすること。
⑤バリュー株に加重すること。
⑥感情に流されないこと。

となります。⑤はアクティブな考え方なので、賛否あると思いますが、

基本的には、どれもシーゲル教授自身の膨大な研究の成果を表したよい指針だと思います。

投資の王道、基本と呼ばれるものばかりのように感じますが、シーゲル教授のデータと合わせると、なぜそれが王道や基本なのかがよりわかるような気がします。

もし気になる方がいれば、シーゲル教授の著した『株式投資』や『株式投資の未来』などを読んでみてください。米国株初心者には必読書だと思います。

個人的にはバリュー投資が好きなので、本当は全部やりたいところですが(笑)。今更アクティブというガラでもないので、

これからも、基本に忠実に時価総額加重のインデックスファンドを用いていつもどおり運用していきたいともいます。

6つの指針が皆様の投資の何かお役に立てば幸いです。

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