【11月15日 米国株式市場】
ダウ 33,549 ‐0.59%
S&P500 3,957 ‐0.89%
ナスダック 11,196 ‐1.12%
米国株式市場は一服。
ラッセル2000は‐1.14%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.96%と下げました。
米10年債利回りは3.869%。+0.04とやや上昇。
VIX指数は23.73。+1.21と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 139.80 +0.76%
NY原油 85.22 ‐4.20%
NY金 1,772 +0.37%
ドル円は139円台後半。
原油は、OPECが世界の石油需要見通しを再び引き下げたことを受け大きく下げました。
ビットコインは16,330ドル。+0.18%と小幅に上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
ヘルスケア +0.04%
素材 ‐0.21%
通信 ‐0.28%
エネルギー ‐0.52%
資本財 ‐0.68%
生活必需品 ‐0.91%
情報技術 ‐0.97%
公益 ‐1.27%
金融 ‐1.54%
一般消費財 ‐1.71%
不動産 ‐2.64%
ヘルスケアを除く10セクターがマイナス。
特に不動産、一般消費財、公益などが大きく下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
スタイル別にみると、グロース株や小型株が大きく下げました。
【個別株】
〇Amazon ‐2.28%
アマゾンは今週にも約1万人をレイオフする計画だニューヨーク・タイムズが報じました。アレクサ部門やリテール部門などが対象となるとのこと。
〇ビーム・グローバル(BEEM)+0.70%
太陽光発電と電気自動車向けの充電ステーションを手掛けるビーム・グローバルが3日続伸。米国土安全保障省から290万ドル規模の注文を受注したと発表がありました。
【インフレ期待高まる】
ニューヨーク連銀の調査(リンク)によると、1年後のインフレ期待が、9月の5.4%から5.9%に上昇。
3年後は2.9%から3.1%。5年後は2.2%から2.4%へとそれぞれ上昇しました。
インフレ期待上昇に最も大きく影響したのはガソリンで、10月は全米で値上がり。
また、家賃も今後一年で9.8%上昇すると米消費者みているようです。
家計のファイナンスや雇用市場に対する見方も悪化。
経済指標を見ると、米国のインフレは鈍化している可能性があるものの、ガソリン価格の上昇等の中、まだ、米消費者には実感が乏しいことがわかりました。
ただ、また、このところ原油価格が下がってきていますから来月どうなるかわかりません。
【ブレイナード副議長・利上げペースの減速を示唆】
FRBのブレイナード副議長は、「恐らく利上げペース減速への移行が近く適切になるだろう」と発言。一方で、「追加でしなければならないことがある」と述べ、利上げを『停止』するのはまだ先であることを示唆しました。
また、これまでの利上げの効果が表れるまでには時差があること。
直近のCPIの数字は、重視しているコアPCE指標も若干低下している可能性を示唆するものであり、歓迎していると発言しています。
【まとめ】
先週のCPIを受けて、FRBの大幅な利上げ期待が後退。
株の買い戻しが進んでいましたが、今日は一服となりました。
市場は12月のFOMCでの0.5%の利上げを80%の確率で織り込んでおり、市場には楽観的なムードも広がりつつあります。
実際、いくつかのテクニカル指標や経済指標も改善の兆しが見られます。
ただ、またターミナルレート(利上げの最終地点)がどこになるのか、インフレが抑制できたのか、引き締めが景気や企業の利益にどの程度影響を与えるか、あるいは地政学的な不確実性など、
市場には多くのリスクや不確実性が残っていますので、油断しすぎないようにしましょう。歯茎を出すのはまだ早すぎます。
ただ、米国株式市場のバリュエーションをみると、割高だった昨年よりはだいぶ公正価格に近づいており、買いやすくなっているようにも感じます。
また、為替も一時期よりは落ち着き、これから投資する日本人投資家にとっては気が楽になったと思います。
今後どうなるかはわかりませんが、まだこれから資産形成を長く続けていくという方であれば、この相場も一通過点に過ぎません。
おそらく、目指しているゴールや未来はまだ先であり、明日や来月の株価で結果や成否が決まってしまうという方はそう多くはないはずです。
長期的な視点を維持しつつ、手持ちの資金や資産を適切に配分し、淡々と自身の許容できる範囲内で、投資を続ける事が大切だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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ダウ 33,549 ‐0.59%
S&P500 3,957 ‐0.89%
ナスダック 11,196 ‐1.12%
米国株式市場は一服。
先週のCPIを受けて、FRBの大幅な利上げ期待が後退。
株の買い戻しが進んでいましたが、今日はやや下げて終えました。
ラッセル2000は‐1.14%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.96%と下げました。
米10年債利回りは3.869%。+0.04とやや上昇。
VIX指数は23.73。+1.21と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 139.80 +0.76%
NY原油 85.22 ‐4.20%
NY金 1,772 +0.37%
ドル円は139円台後半。
原油は、OPECが世界の石油需要見通しを再び引き下げたことを受け大きく下げました。
ビットコインは16,330ドル。+0.18%と小幅に上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
ヘルスケア +0.04%
素材 ‐0.21%
通信 ‐0.28%
エネルギー ‐0.52%
資本財 ‐0.68%
生活必需品 ‐0.91%
情報技術 ‐0.97%
公益 ‐1.27%
金融 ‐1.54%
一般消費財 ‐1.71%
不動産 ‐2.64%
ヘルスケアを除く10セクターがマイナス。
特に不動産、一般消費財、公益などが大きく下落しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
スタイル別にみると、グロース株や小型株が大きく下げました。
【個別株】
〇Amazon ‐2.28%
アマゾンは今週にも約1万人をレイオフする計画だニューヨーク・タイムズが報じました。アレクサ部門やリテール部門などが対象となるとのこと。
〇ビーム・グローバル(BEEM)+0.70%
太陽光発電と電気自動車向けの充電ステーションを手掛けるビーム・グローバルが3日続伸。米国土安全保障省から290万ドル規模の注文を受注したと発表がありました。
【インフレ期待高まる】
ニューヨーク連銀の調査(リンク)によると、1年後のインフレ期待が、9月の5.4%から5.9%に上昇。
3年後は2.9%から3.1%。5年後は2.2%から2.4%へとそれぞれ上昇しました。
インフレ期待上昇に最も大きく影響したのはガソリンで、10月は全米で値上がり。
また、家賃も今後一年で9.8%上昇すると米消費者みているようです。
家計のファイナンスや雇用市場に対する見方も悪化。
経済指標を見ると、米国のインフレは鈍化している可能性があるものの、ガソリン価格の上昇等の中、まだ、米消費者には実感が乏しいことがわかりました。
ただ、また、このところ原油価格が下がってきていますから来月どうなるかわかりません。
【ブレイナード副議長・利上げペースの減速を示唆】
FRBのブレイナード副議長は、「恐らく利上げペース減速への移行が近く適切になるだろう」と発言。一方で、「追加でしなければならないことがある」と述べ、利上げを『停止』するのはまだ先であることを示唆しました。
また、これまでの利上げの効果が表れるまでには時差があること。
直近のCPIの数字は、重視しているコアPCE指標も若干低下している可能性を示唆するものであり、歓迎していると発言しています。
【まとめ】
先週のCPIを受けて、FRBの大幅な利上げ期待が後退。
株の買い戻しが進んでいましたが、今日は一服となりました。
市場は12月のFOMCでの0.5%の利上げを80%の確率で織り込んでおり、市場には楽観的なムードも広がりつつあります。
実際、いくつかのテクニカル指標や経済指標も改善の兆しが見られます。
ただ、またターミナルレート(利上げの最終地点)がどこになるのか、インフレが抑制できたのか、引き締めが景気や企業の利益にどの程度影響を与えるか、あるいは地政学的な不確実性など、
市場には多くのリスクや不確実性が残っていますので、油断しすぎないようにしましょう。歯茎を出すのはまだ早すぎます。
ただ、米国株式市場のバリュエーションをみると、割高だった昨年よりはだいぶ公正価格に近づいており、買いやすくなっているようにも感じます。
また、為替も一時期よりは落ち着き、これから投資する日本人投資家にとっては気が楽になったと思います。
今後どうなるかはわかりませんが、まだこれから資産形成を長く続けていくという方であれば、この相場も一通過点に過ぎません。
おそらく、目指しているゴールや未来はまだ先であり、明日や来月の株価で結果や成否が決まってしまうという方はそう多くはないはずです。
長期的な視点を維持しつつ、手持ちの資金や資産を適切に配分し、淡々と自身の許容できる範囲内で、投資を続ける事が大切だと思います。
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