【レバレッジの基本】

基本的に長期的にレバレッジを用いる場合、

シャープレシオが最大のポートフォリオにレバレッジをかけるのがよいとされています。

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アセットアロケーションの最適化

レバナスが話題となっていますが、

自身の運用に、本当にレバレッジが必要か。

レバレッジをかけるにしても、Nasdaqで本当によいのか

(Nasdaqは、特定のセクターや業種に偏っており、市場PFよりもリスクが高くなる可能性が高いと思われる)

などもどんどん議論されるべきだと思います。


【リスクの低いポートフォリオにレバレッジ】

「リスクの高い資産に集中投資するよりも、リスクの低いポートフォリオにレバレッジをかける方が効率的である」との主張には、理論的系譜があります。

①ポートフォリオ理論 マーコヴィッツ(1952)

リスク資産を組み合わせることによって、リスク水準に対して期待リターンが最大となる効率的なポートフォリオを構築するのがよい(効率的フロンティア)
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②分離定理 トービン(1958)

投資プロセスは2つの段階に分けられる。1つがマーコヴィッツの示した効率的ポートフォリオの構築。もう1つがその効率的ポートフォリオと無リスク資産との組み合わせを決定することである。


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(トウシル)

また、トービンはフロンティア上で、他の全てのポートフォリオおりも有意となるポートフォリオがただ一つであることを示し(接点M)、

リスクの取りたくない投資家は無リスク資産と接点Mのポートフォリオを組み合わせることで、

よりリスクが許容でき、リターンを望む投資家は、接点Mポートフォリオにレバレッジをかけ運用するのが効率的と示しました。

③資本資産評価モデル(CAPM) シャープ (Sharpe [1964]) 

マーコヴィッツとトーピンの知見を発展させたのが、シャープの資本資産評価モデルです。

シャープは、全ての投資家がリターン、標準偏差、相関に対して、同一の期待を持つと仮定すれば、

ポートフォリオMは、存在するすべての投資可能な資産群をその時価総額に対する構成比に従って組み合わせたものとなる。

より詳しい理論的背景を知りたい方はこちら「みずほ証券 CAPM

個人投資家であれば、VTなどのオルカンなどの全世界株式に時価総額加重で投資できる投資信託やETFでを用いるのが簡単ですね。

最も効率的なPFは、「ポートフォリオM」=「市場ポートフォリオ」である。

したがって、市場ポートフォリオよりも、「高い」もしくは「低い」リターンやリスクを追求する投資家は, 効率的フロンティア上ではなく、

市場ポートフォリオに無リスク資産を組み合わせたり、レバレッジをかけるのがよい。

というのが大まかな研究の流れです。

かなりざっくりと説明しましたが、より詳しい内容や正確な情報が知りたい方は、是非ご自身でも学んでみてください。入門書としておすすめ⇒「ファイナンス理論全史

また、実際には仮定に無理がある、とか市場ポートフォリオと最も効率のよいポートフォリオは多少ズレる(バリュー効果、小型株効果など)というような研究が後年進んでいます。

ただ、追加でコストがかかることや最も効率のよい点が事前にはわからないことなどから、

理論を現実的に用いようとしたとき、分散効果、コストといった優位性、

100点ではないものの、その他の多くのPFより手間をかけずに、だいたい良い所に居続けられるというメリットなどから、時価総額加重で幅広く分散する戦略は、多くの方に向いていると私は思います。


【まとめ】

さて、話が長くなりましたので一旦区切りたいと思いますが、

レバレッジを用いる際にはよく勉強し、理解したうえで使うことが大切だと思います。

例えば、資産配分を株式100%だと駄目なのか。

集中投資じゃだめなのかとか。(もし将来の期待リターンがある程度自分にはわかるという人であれば、PFをそちらに傾けて(集中投資)をすることでリターンの向上を図るではダメなのか(仮定によっては有利な場合もある)。

レバレッジが本当に必要か。
レバレッジをかける対象はそれでいいのか。
どのくらいかけるのか。
どんな手段でレバレッジをかけるのか。
どんな不確実性やデメリットが追加されるのかなど。

考える事、学ぶべきことはたくさんあります。

素人のYOUTUBERやブログを読んで学んだ気になっている初心者の方に注意して欲しいのは、私を含め情報発信者の方が間違った情報を発信七得る可能性があるということです。

そして投資の鉄則は、自分が理解できるものに投資をすること。リスクの許容できる範囲で行うこと。

これが大切だと思います。

インフルエンサーや一時の流行に流されることなく、この鉄則を忘れずに、しっかりと自身で学んだうえで、投資判断をすることが大切だと思います。

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