【eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のチャート】
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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のチャートを見ると、

コロナショック直前のピークに投資をしていても、

2021年の上昇相場の後半で投資をしていても、

あるいは、一括でも分割でも、

為替が有利に働いたことも相まって、そう騒ぐほど下げていない。

むしろ、長期投資をしている方であれば、ほとんどの人が儲かっていることがわかります

【円建てS&P500のチャート】
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円建てS&P500のチャート。

確かに過去一年や年初来でみると15%以上下げているわけですが、ほんの1年数カ月前の2021年前半の水準に戻っただけとも言えますし、

過去5年のトータルリターンを見ると、年率8.41%とごく普通の水準となっており、

「2022年年初」以前までの、過去5年間や10年間の年率10%や15%となっていた、米国株式市場の過去の平均よりもやや良すぎる水準のリターンも考えれば、

市場が多少停滞したり、下がったり、鈍化するのも、まあ普通のことのように感じます。

むしろ、10年、20年と、一度も停滞したり、マイナスリターンや暴落もすることがなく、右肩上がりで成長することの方が難しいのではないでしょうか?


【リスクや不確実性があるのは当たり前】

経済成長の変化も、金利の上下も、インフレ率の上下も、景気の拡大と縮小も、為替の変動も、株価の上下も、

どれも当たり前に起こる、普通のことです。

当たり前のことに騒いだり、右往左往して、消耗しても仕方ありません。

1日100回株価をみて、上がれ、下がれと力んで叫んでも、結果を自分自身でコントロールすることはできません。

そんなことに力を注ぐよりは、自分の出来る事、リスク資産と無リスク資産のバランスを考える、入金力を上げるなどに注力した方がよっぽど合理的とも言えます。

【知りうる情報には限りがある】

また、自分が知りうる知識には限界があり、世の中、自分や自分以外の多くの人が知らない情報、まだわからない情報というのはたくさんあります。

むしろ、自分の知りうる情報には限りがあり、知らない情報の方が多いとも思います。

1日24時間情報収集と分析についやしても、世界や世界の市場、あるいは投資をしている複数の企業で、その日起こった事全てを正確に把握することは、普通の人には無理でしょう。

「未来はわからない」というのは投資家であれば基本ですが、実は現在や過去ですら、誰にも正確にはわからないことの方が多いというのが私の持論です。

いずれにしても、この「知らないこと」「わからないこと」、投資でいえばリスクや不確実性とどう向き合いつつ投資をしていくかが重要だと思います。


【まとめ】

長期的な視点で見ると、「1ドル500円」だとか「米国株の死」とか、ここ数カ月で言われてきたことの多くが騒がれすぎだということがわかります。

また、オルカンや、S&P500の長期チャートを見ると、当たり前のことを普通に長く続けてきた方にとっては大した影響がでていないであろうこともわかります。

一方で、ソフトバンク、レバナス、仮想通貨、ハイグロなどを上手く乗りこなして大儲けした人もいましたが、ブームに「後」乗りして散っていった人たちも大勢いました。正しい投資対象を選ぶのも難しければ、こういう系の商品は投資をするタイミングも考えなければならないので難しいと個人には思います。

あの、散々騒がれたトランプショックやコロナショックですら、時の流れの中で過去の出来事となっていきました。

恐らく、このインフレや利上げ局面も、今後起こるかもしれない景気後退や株式市場の停滞も、10年もしないうちに過去の出来事となって忘れ去られ、未来の投資家はまたその時々の懸念やブームに一喜一憂していることと思います。

所詮その程度のことなのですから、あまりニュースや予測、その時々で移り変わっていく流行の投資戦略に流されたり、過度に悲観的になることなく、それぞれの戦略において、「当たり前」や「基本」といわれる合理的な投資を続ける事が大切だと思います。

長期投資をしているのであれば、近視眼的にならず、長期的な視点を維持することが大切です。

未来はどうなるかわかりませんが、資本主義や株式市場、株式会社や株式の仕組み上、合理的に考えれば、将来も(リスクプレミアムなどによって)株式は、国債や銀行預金よりは高いリターンが期待できる。その確率の方が高いかなと私は思います。

まあ、そのくらいの気概で、株式市場に期待や依存しすぎず、悲観的にもなりすぎず、好い塩梅で、現実的かつ、人生を楽しめるくらいの距離間で、長く付き合っていくことが大切だと思います。

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