【10月22日 米国株式市場】
ダウ 31,082 +2.47%
S&P500 3,752 +2.37%
ナスダック 10,859 +2.31%
米国株式は急上昇。
ウォールストリートジャーナルの報道を受け、今後FRBがハト派に転じるとの憶測浮上。
米国株式市場は急反発しました。米債相場も反発し、10年債利回りは4.33%から4.21%まで低下しました。
ラッセル2000は+2.22%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.73%と上昇しました。
米10年債利回りは4.219。‐0.007と横ばい。
VIX指数は29.69。‐0.97と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.64 ₋1.67%
NY原油 85.14 +0.75%
NY金 1,653 +1.42%
1ドル=151円94銭まで下げ、32年ぶり安値を更新した後、146円台前半まで急反発。一時1ドル=144.5円を付ける場面もありました。
市場では、日本政府・日銀が市場介入を行った可能性が指摘されており、日経新聞「政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った」と報じてます。財務省からの発表は現時点ではありません。
原油と金は上昇。
ビットコインは19,157ドル。+0.61%と上昇しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
素材 +3.46%
金融 +2.92%
エネルギー +2.77%
資本財 +2.65%
情報技術 +2.65%
一般消費財 +2.92%
ヘルスケア +2.21%
公益 +1.84%
生活必需品 +1.56%
通信 +0.84%
不動産 +0.68%
全11セクターが上昇。
7セクターが+2%以上大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇アメックス(AXP)‐1.67%
決算を発表。景気後退の可能性に備え、貸倒引当金を積み増したことを明らかにしています。
〇ベライゾン(VZ)‐4.46%
EPS、売上高とmに予想を上回る良い決算を発表しました。
〇ファイザー(PFE)+4.75%
米政府との現在のプログラムが終了した後、ワクチン価格をおよそ4倍の1回当たり130ドルへの引き上げを計画だと報道されました。モデルナも+8%とつれ高に。
【FRBはややハト派に?】
ウォールストリートジャーナル(WSJ)が、一部のFRB関係者が大幅利上げに伴う引き締め過ぎを懸念していると報道。
FRBが11月1~2日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの追加利上げを実施する一方、12月会合で利上げペースを緩める可能性性を巡りどのようにシグナルを発するべきかを討議する公算が大きいと報じました。
12月の会合でこれまでよりも小幅な利上げを巡り検討する公算が大きいということを受け、市場では安心感も広がりました。
【FRB関係者の発言】
【まとめ】
米国株式市場は急上昇。週間では、S&P500が4.74%。ダウが4.8%、ナスダックは5.22%と6月以来の大きな上昇となりました。
今日はFRBが予想よりもハト派に転じるとの思惑から、株価が急騰しました。
米取引所の合算出来高は121.5億株。直近20営業日の平均は115.7億万株ですから取引も活発になりました。
決算シーズンが本格化してきており、来週はツイッター、マイクロソフト、アルファベット、アップルなどが決算を発表する予定です。
また、引き続き、企業の業績とインフレやFRBとの政策の間での綱引きが続いており、
今後の決算や経済指標、FRB関係者の発言等で市場の雰囲気はまた良くも悪くも一転する可能性がありますから、注意しましょう。
【感想】
株価は予想と現実のギャップで動きます。
景気後退が起きて、大きく株価や企業の業績が下がると『十分に織り込まれた状況下』で、思ったよりも深刻な景気後退が起きなければ、多少、経済や業績が減速しようとそのギャップで株価が上がったりもします。
初心者の方にありがちですが、「景気後退が来るだろう=売り」ではなく、どのくらいの景気後退が、どのくらい株価に織り込まれているか。と二次的思考を回すことが大切です。企業の業績も同様です。
よく株式投資は美人投票に例えれらますが、結局のところ他の投資家がどう予想しているか、市場が何をどのくらい織り込んでいるかを正確に測るすべはありません。
予想に対して未来がどうなるかもわかりません。景気後退が起こらない可能性だってあります。
ですから、このギャップを突き、市場の大多数を占めるプロや機関投資家の予想を長期的にコスト控除後で、出し抜けるだけの能力や運のある優れたごく一部の投資家の方を除き、
予想に対し、未来がどちらに転んでもいいように、自身の許容できる範囲内で、適切な資産配分を維持しつつ、市場に居続ける事がごく一般的な普通の個人投資家にとっては重要だと思います。
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ダウ 31,082 +2.47%
S&P500 3,752 +2.37%
ナスダック 10,859 +2.31%
米国株式は急上昇。
ウォールストリートジャーナルの報道を受け、今後FRBがハト派に転じるとの憶測浮上。
米国株式市場は急反発しました。米債相場も反発し、10年債利回りは4.33%から4.21%まで低下しました。
ラッセル2000は+2.22%と小型株も上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.73%と上昇しました。
米10年債利回りは4.219。‐0.007と横ばい。
VIX指数は29.69。‐0.97と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 147.64 ₋1.67%
NY原油 85.14 +0.75%
NY金 1,653 +1.42%
1ドル=151円94銭まで下げ、32年ぶり安値を更新した後、146円台前半まで急反発。一時1ドル=144.5円を付ける場面もありました。
市場では、日本政府・日銀が市場介入を行った可能性が指摘されており、日経新聞「政府・日銀が円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った」と報じてます。財務省からの発表は現時点ではありません。
原油と金は上昇。
ビットコインは19,157ドル。+0.61%と上昇しました。
【S&P500マップ】
昨日の朝の記事で速報を伝えた通り、動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップが決算を発表後に28%の急落。
スナップと同様、広告収入に依存するメタ・プラットフォームズは‐1.2%、ピンタレストも‐6.4%とそれぞれ下落しました。
【セクター】
素材 +3.46%
金融 +2.92%
エネルギー +2.77%
資本財 +2.65%
情報技術 +2.65%
一般消費財 +2.92%
ヘルスケア +2.21%
公益 +1.84%
生活必需品 +1.56%
通信 +0.84%
不動産 +0.68%
全11セクターが上昇。
7セクターが+2%以上大きく上昇しました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく上昇しました。
【個別株】
〇アメックス(AXP)‐1.67%
決算を発表。景気後退の可能性に備え、貸倒引当金を積み増したことを明らかにしています。
〇ベライゾン(VZ)‐4.46%
決算を発表。四半期利益が23%減少。ワイヤレス契約者数の伸びが予想を下回ったことが嫌気された。
〇シュルンベルジェ(SLB)+10.33%
好決算を発表。好調な海外での売上を受け、過去7年間で最高の利益を計上。今年の残りの期間のガイダンスも上方修正しました。
〇CSX(CSX)+1.70%
好決算を発表。好調な海外での売上を受け、過去7年間で最高の利益を計上。今年の残りの期間のガイダンスも上方修正しました。
〇CSX(CSX)+1.70%
EPS、売上高とmに予想を上回る良い決算を発表しました。
〇ファイザー(PFE)+4.75%
米政府との現在のプログラムが終了した後、ワクチン価格をおよそ4倍の1回当たり130ドルへの引き上げを計画だと報道されました。モデルナも+8%とつれ高に。
【FRBはややハト派に?】
ウォールストリートジャーナル(WSJ)が、一部のFRB関係者が大幅利上げに伴う引き締め過ぎを懸念していると報道。
FRBが11月1~2日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの追加利上げを実施する一方、12月会合で利上げペースを緩める可能性性を巡りどのようにシグナルを発するべきかを討議する公算が大きいと報じました。
12月の会合でこれまでよりも小幅な利上げを巡り検討する公算が大きいということを受け、市場では安心感も広がりました。
【FRB関係者の発言】
サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、過度な金融引き締めによる「自発的な景気低迷」を回避すべきとし、利上げペースを緩める時期に差し掛かりつつあるという認識を示した。
シカゴ地区連銀のエバンス総裁は、FRBは成長を抑制して過度に高いインフレを低下させるために、来年初までに4.5%を「やや上回る」水準に政策金利を引き上げ、その水準を維持すべきとの見解を改めて示しました。
これらの報道や発言を受け、11月のFOMCで0.75%の利上げを織り込む確率が前日の99.4%から95%にやや低下しました。【まとめ】
米国株式市場は急上昇。週間では、S&P500が4.74%。ダウが4.8%、ナスダックは5.22%と6月以来の大きな上昇となりました。
今日はFRBが予想よりもハト派に転じるとの思惑から、株価が急騰しました。
米取引所の合算出来高は121.5億株。直近20営業日の平均は115.7億万株ですから取引も活発になりました。
決算シーズンが本格化してきており、来週はツイッター、マイクロソフト、アルファベット、アップルなどが決算を発表する予定です。
また、引き続き、企業の業績とインフレやFRBとの政策の間での綱引きが続いており、
今後の決算や経済指標、FRB関係者の発言等で市場の雰囲気はまた良くも悪くも一転する可能性がありますから、注意しましょう。
【感想】
株価は予想と現実のギャップで動きます。
景気後退が起きて、大きく株価や企業の業績が下がると『十分に織り込まれた状況下』で、思ったよりも深刻な景気後退が起きなければ、多少、経済や業績が減速しようとそのギャップで株価が上がったりもします。
初心者の方にありがちですが、「景気後退が来るだろう=売り」ではなく、どのくらいの景気後退が、どのくらい株価に織り込まれているか。と二次的思考を回すことが大切です。企業の業績も同様です。
よく株式投資は美人投票に例えれらますが、結局のところ他の投資家がどう予想しているか、市場が何をどのくらい織り込んでいるかを正確に測るすべはありません。
予想に対して未来がどうなるかもわかりません。景気後退が起こらない可能性だってあります。
ですから、このギャップを突き、市場の大多数を占めるプロや機関投資家の予想を長期的にコスト控除後で、出し抜けるだけの能力や運のある優れたごく一部の投資家の方を除き、
予想に対し、未来がどちらに転んでもいいように、自身の許容できる範囲内で、適切な資産配分を維持しつつ、市場に居続ける事がごく一般的な普通の個人投資家にとっては重要だと思います。
いつもありがとうございます。
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