【10月4日 米国株式市場】
ダウ 29,490 +2.66%
S&P500 3,678 +2.59%
ナスダック 10,815 +2.27%
米国株式市場は大きく反発。
S&P500は7月来の大幅高となり約95%の銘柄が上昇しました。
週末4%前後だった米長期債利回りが3.6%台に低下したことが、
株式市場、特にハイテク株などの追い風となりました。
ラッセル2000も+2.65%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も2.12%と上昇しました。
米10年債利回りは3.645。‐0.159と低下。
VIX指数は30.10。‐1.52と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.68 ‐0.05%
NY原油 83.29 +4.78%
NY金 1,699 +2.24%
ドル円は144円台中盤。
原油も7月来の大幅高。OPECプラスによる減産の可能性が背景。金も続伸。
ビットコインは19,580ドル。+2.73%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
エネルギー +5.77%
素材 +3.40%
情報技術 +3.15%
資本財 +3.06%
公益 +3.00%
通信 +2.96%
金融 +2.84%
ヘルスケア +2.13%
不動産 +1.86%
生活必需品 +1.74%
一般消費財 +0.24%
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく反発しました。
【個別株】
〇テスラ(TSLA)-8.61%
7~9月期の世界出荷台数を公表。34.38万台と予想35.79万台を下回ったことが嫌気され売られました。
物流の混乱が足かせとなっており、顧客への納車に課題があるとのこと。
〇マイオバント・サイエンシズ(MYOV)+36.08%
〇ロジックバイオ(LOGC)+637.61%
買収関連でバイオ企業が大きく上昇。マイオバント・サイエンシズは住友ファーマが完全子会社化に向けて買収提案。
ロジックバイオは、アクシオンとアストラゼネカが1株2.07ドルの現金で買収すると発表しています。
【ISM製造業景気指数】
結果 50.9 予想 52.5 前回 52.8
9月のISM製造業総合景況指数は市場予想以上に低下。2020年5月以来、ここ2年4カ月で最低の水準に落ち込みました。
先行指標となる新規受注指数が大きく低下。ISMは「将来的な需要減に企業が対応していることを反映している」とコメントしています。
50を超える数値は、米経済の11.9%を占める製造業の拡大を示しています。
9月の米ISM製造業総合景況指数が低調だったため、
FRBが過度な引き締めをするとの懸念が和らぎ、米国債利回りが低下しました。
次の非製造業指数にも注目が集まっています。
※初心者向け。悪い経済指標なのに株価が上昇するのはおかしい?
さて、米国株初心者の方の中には、悪い経済指標なのに株価が上昇するのはなぜ?と疑問に思っている方もいるかもしれません。
悪い経済指標により、米経済が悪化(縮小)していると示唆されることで、FRBが積極的な姿勢を維持しづらくなり、利上げに慎重になるのではないか、早期利下げもあるのではないかといった期待が働きます。
経済指標は過去の結果を示し、株価は未来の情報を折り込みます。この時間のギャップに注意しましょう。
前回の利上げ局面でも似たようなことが起こりました。ただ今回はインフレ指標に関しては良い結果の方が株価によってよいと思います。また結局は後付けで(笑)悪い経済指標で素直に株価が下がる時もありますから注意しましょう。「悪い経済指標なのに株価が上昇するのはおかしい」ではなく、「悪い経済指標が材料となり株価が上昇する時期もある」くらいの認識を持つとよいと思います。
【まとめと感想】
米国債利回りの低下や値ごろ感からか、米国株式市場では買い戻しが進んだ一日となりました。
現在のS&P500は3,678ですから、下方修正したとはいえいずれも上昇するという予想となっていますね。
【最後に】

個人的には上記のような予想は一切当てにしていませんし、もう数カ月から数年、停滞する「可能性」もあると思います。
ただ、忍耐強く、規律を保ち、航路を守り続けてきた長期投資家は、長期的にはたいてい報われてきました。
先の見えない未来や不確実性の高い市場で不安な方もいるかもしれませんが、
不確実性やリスクがあるからこそ、未来がわからないからこそ、株式にはそれ相応のリスクプレミアムがのるのだと個人的には思います。
せっかく勇気を出して、投資を始めたのであれば、是非その勇気をもう一度発揮して、自身の許容できるリスクの範囲内で投資を続けて頂ければと個人的には思います。
今月から始まる米企業の決算の内容次第ではまた市場は上下するかもしれません。
ただ、私はいつもどおり普通に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 29,490 +2.66%
S&P500 3,678 +2.59%
ナスダック 10,815 +2.27%
米国株式市場は大きく反発。
S&P500は7月来の大幅高となり約95%の銘柄が上昇しました。
週末4%前後だった米長期債利回りが3.6%台に低下したことが、
株式市場、特にハイテク株などの追い風となりました。
ラッセル2000も+2.65%と上昇。
VXUS(全世界株式除く米)も2.12%と上昇しました。
米10年債利回りは3.645。‐0.159と低下。
VIX指数は30.10。‐1.52と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.68 ‐0.05%
NY原油 83.29 +4.78%
NY金 1,699 +2.24%
ドル円は144円台中盤。
原油も7月来の大幅高。OPECプラスによる減産の可能性が背景。金も続伸。
ビットコインは19,580ドル。+2.73%と上昇しました。
【S&P500マップ】

【セクター】
エネルギー +5.77%
素材 +3.40%
情報技術 +3.15%
資本財 +3.06%
公益 +3.00%
通信 +2.96%
金融 +2.84%
ヘルスケア +2.13%
不動産 +1.86%
生活必需品 +1.74%
一般消費財 +0.24%
全11セクターが上昇。特にエネルギーが5.8%と大きく上昇しました。
一般消費財は影響力の大きいテスラの下落により、小幅な上昇にとどまりました。
一般消費財は影響力の大きいテスラの下落により、小幅な上昇にとどまりました。
【スタイルボックス】

全てのサイズとスタイルが上昇。
特にバリュー株が大きく反発しました。
【個別株】
〇テスラ(TSLA)-8.61%
7~9月期の世界出荷台数を公表。34.38万台と予想35.79万台を下回ったことが嫌気され売られました。
物流の混乱が足かせとなっており、顧客への納車に課題があるとのこと。
〇マイオバント・サイエンシズ(MYOV)+36.08%
〇ロジックバイオ(LOGC)+637.61%
買収関連でバイオ企業が大きく上昇。マイオバント・サイエンシズは住友ファーマが完全子会社化に向けて買収提案。
ロジックバイオは、アクシオンとアストラゼネカが1株2.07ドルの現金で買収すると発表しています。
【ISM製造業景気指数】
結果 50.9 予想 52.5 前回 52.8
9月のISM製造業総合景況指数は市場予想以上に低下。2020年5月以来、ここ2年4カ月で最低の水準に落ち込みました。
先行指標となる新規受注指数が大きく低下。ISMは「将来的な需要減に企業が対応していることを反映している」とコメントしています。
50を超える数値は、米経済の11.9%を占める製造業の拡大を示しています。
9月の米ISM製造業総合景況指数が低調だったため、
FRBが過度な引き締めをするとの懸念が和らぎ、米国債利回りが低下しました。
次の非製造業指数にも注目が集まっています。
※初心者向け。悪い経済指標なのに株価が上昇するのはおかしい?
さて、米国株初心者の方の中には、悪い経済指標なのに株価が上昇するのはなぜ?と疑問に思っている方もいるかもしれません。
悪い経済指標により、米経済が悪化(縮小)していると示唆されることで、FRBが積極的な姿勢を維持しづらくなり、利上げに慎重になるのではないか、早期利下げもあるのではないかといった期待が働きます。
経済指標は過去の結果を示し、株価は未来の情報を折り込みます。この時間のギャップに注意しましょう。
前回の利上げ局面でも似たようなことが起こりました。ただ今回はインフレ指標に関しては良い結果の方が株価によってよいと思います。また結局は後付けで(笑)悪い経済指標で素直に株価が下がる時もありますから注意しましょう。「悪い経済指標なのに株価が上昇するのはおかしい」ではなく、「悪い経済指標が材料となり株価が上昇する時期もある」くらいの認識を持つとよいと思います。
【まとめと感想】
米国債利回りの低下や値ごろ感からか、米国株式市場では買い戻しが進んだ一日となりました。
「売られ過ぎの状況でもあり、良いニュースが出れば、短期的に急反発する可能性はある」といった意見や
「ある種の救済措置が取られる可能性はあるが、現時点での基本的なトレンドは依然として下降トレンドであり、波乱含みの展開が続くと思う」というような意見も市場では聞かれました。
シティのアナリストは、S&P500の年末予想を4200から4000に引き下げ、2023年の予想を3,900としています。
クレディ・スイスのアナリストは4300から3850に引き下げたことも報道されています。
現在のS&P500は3,678ですから、下方修正したとはいえいずれも上昇するという予想となっていますね。
【最後に】
米国株式市場全体を示す、Wilshire5000は過去9か月で25.9%下落し、
過去50年間で14番目に悪い最悪の9か月間となりました。
過去50年間で14番目に悪い最悪の9か月間となりました。
では、過去長期投資家にとって、9か月間の大幅な下落の『後に』株式を売却することは良い戦略だったでしょうか?

@charliebilello
個人的には上記のような予想は一切当てにしていませんし、もう数カ月から数年、停滞する「可能性」もあると思います。
ただ、忍耐強く、規律を保ち、航路を守り続けてきた長期投資家は、長期的にはたいてい報われてきました。
先の見えない未来や不確実性の高い市場で不安な方もいるかもしれませんが、
不確実性やリスクがあるからこそ、未来がわからないからこそ、株式にはそれ相応のリスクプレミアムがのるのだと個人的には思います。
せっかく勇気を出して、投資を始めたのであれば、是非その勇気をもう一度発揮して、自身の許容できるリスクの範囲内で投資を続けて頂ければと個人的には思います。
今月から始まる米企業の決算の内容次第ではまた市場は上下するかもしれません。
ただ、私はいつもどおり普通に投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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