【9月28日 米国株式市場】
ダウ 29,134 ‐0.43%
S&P500 3,647 ‐0.21%
ナスダック 10,829 +0.25%
S&P500は6日続落。ナスダックは小幅に反発。
序盤上昇する場面もありましたが、
複数のFRB関係者がインフレ抑えるため、積極的な引き締めを続ける姿勢を示すと下げに転じ、下落して取引を終えました。
ラッセル2000は+0.40%と小幅に上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.48%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.949%。+0.069と上昇。
VIX指数は32.60。+1.05%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.83 +0.06%
NY原油 77.96 +1.63%
NY金 1,634 +0.68%
ドル円は144円台後半。NY原油は反発。金も上昇しました。
原油は、ロシアがOPECプラスに減産を提案するとの報道で供給懸念が広がったことやハリケーン「イアン」が米南部に接近、メキシコ湾沖の石油生産施設の操業が停止したことなどが要因。
ビットコインは19,010ドル。‐1.13%と小幅に下げました。
【S&P500マップ】

昨日のカジノ株に続き、各国で入国規制の緩和を受け、カーニバル(+3.6%)ロイヤル・カリビアン(+3.9%)とクルーズ株が上昇しています。
【セクター】
エネルギー +1.16%
一般消費財 +0.29%
素材 +0.23%
情報技術 +0.22%
ヘルスケア ‐0.21%
金融 ‐0.30%
資本財 ‐0.31%
通信 ‐0.70%
不動産 ‐1.29%
公益 ‐1.70%
生活必需品 ‐1.76%
全11セクター中4セクターが上昇。
原油価格の上昇を受けエネルギーセクターが上昇。
昨日に続き、これまでより大きく売られてきたグロースセクターに買い戻しの動きが見られました。
【スタイルボックス】

サイズ、スタイル別でみると、
バリュー株が下落。グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇ビューティ・ヘルス(SKIN)+11.35%
2億ドルの自社株買いプログラムを発表したことが好感。
【金融当局者の発言】
セントルイス連銀のブラード総裁は、インフレは深刻な問題であるとし、
「政策金利は景気抑制的な領域に入ったと言える段階に達したばかりだ」「インフレ問題を確実に抑え込むためにも、しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」と述べ(ブルームバーグ)。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、WSJのインタビューで、
「かなりの引き締めが進行中だ。物価の安定を回復させることにコミットしているが、時間差があることを踏まえれば、やり過ぎのリスクがあることも認識している」としたうえで、「現在の利上げペースは適切だ」との見解を述べました。
【経済指標】
また、本日発表された米経済指標も予想を上回る内容となり、
FRBのタカ派姿勢を正当化する内容となったことも、株式市場を圧迫する要因となりました。
〇コンファレンスボード消費者信頼感指数
結果 108.0 予想 104.3 前回 103.6
〇8月 米新築住宅販売件数
結果 685千件 予想 501千件 前回 532千件
〇 S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
結果 16.06%、 予想 17.45% 前回 18.66%
〇耐久財受注(前月比)(速報)
結果 ‐0.2% 予想 ‐0.4% 前回 ‐0.1%
【まとめ】
S&P500指数は2020年11月以来2年ぶりの安値を更新。
序盤は値ごろ感からか買戻しの動きもありましたが、市場全体では上昇を維持できず、下げて終えました。
実質金利上昇を主な逆風と指摘し、向こう3カ月の世界資産配分で株式をアンダーウエート。現金のオーバーウエートは維持するとしています。
さて、振り返ってみると、去年の11月頃には「ゴールドマン、S&P500は22年末に5100と予想-強気相場継続見込む」という強気の予想をしていました。
S&P500種は9%上昇し「22年末時点で5100」を付けるとの予想を明らかにした「実質金利は上向いているものの、マイナス圏にとどまる見通しで、投資家による株式への資産配分は過去最高を更新し続けるだろう」と指摘。「企業利益は増加し株価を押し上げる。株式の強気相場は続く」と分析した。
あの「ゴールドマン・サックス」の、ほんの数カ月前の予想といえどこんなものです(笑)。
各証券会社、運用会社、メディア、インフルエンサーは多くの予想を提供し、投資家の感情を煽ったり、あるいは懸命に動き回るよう提案したりします。
でも、それで確実に儲かるのは、投資家自身ではなく、予想を提供している側だったりもります。
【私の方針】
いろいろな投資戦略があると思いますが、日々流れてくる予想にいちいち振り回されたり、感情を乱すのは禁物です。
私自身は、変に動くとコストがかかり、それが長期的なリターンを押し下げ、結局市場平均をアンダーパフォーマンスすることに繋がるため、
予想は当たることもあれば外れることもあるものと割り切り、特に振り回されることなく、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 29,134 ‐0.43%
S&P500 3,647 ‐0.21%
ナスダック 10,829 +0.25%
S&P500は6日続落。ナスダックは小幅に反発。
序盤上昇する場面もありましたが、
複数のFRB関係者がインフレ抑えるため、積極的な引き締めを続ける姿勢を示すと下げに転じ、下落して取引を終えました。
ラッセル2000は+0.40%と小幅に上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.48%と小幅に下げました。
米10年債利回りは3.949%。+0.069と上昇。
VIX指数は32.60。+1.05%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.83 +0.06%
NY原油 77.96 +1.63%
NY金 1,634 +0.68%
ドル円は144円台後半。NY原油は反発。金も上昇しました。
原油は、ロシアがOPECプラスに減産を提案するとの報道で供給懸念が広がったことやハリケーン「イアン」が米南部に接近、メキシコ湾沖の石油生産施設の操業が停止したことなどが要因。
ビットコインは19,010ドル。‐1.13%と小幅に下げました。
【S&P500マップ】

昨日のカジノ株に続き、各国で入国規制の緩和を受け、カーニバル(+3.6%)ロイヤル・カリビアン(+3.9%)とクルーズ株が上昇しています。
【セクター】
エネルギー +1.16%
一般消費財 +0.29%
素材 +0.23%
情報技術 +0.22%
ヘルスケア ‐0.21%
金融 ‐0.30%
資本財 ‐0.31%
通信 ‐0.70%
不動産 ‐1.29%
公益 ‐1.70%
生活必需品 ‐1.76%
全11セクター中4セクターが上昇。
原油価格の上昇を受けエネルギーセクターが上昇。
昨日に続き、これまでより大きく売られてきたグロースセクターに買い戻しの動きが見られました。
【スタイルボックス】

サイズ、スタイル別でみると、
バリュー株が下落。グロース株が上昇しました。
【個別株】
〇ビューティ・ヘルス(SKIN)+11.35%
2億ドルの自社株買いプログラムを発表したことが好感。
【金融当局者の発言】
セントルイス連銀のブラード総裁は、インフレは深刻な問題であるとし、
「政策金利は景気抑制的な領域に入ったと言える段階に達したばかりだ」「インフレ問題を確実に抑え込むためにも、しばらくは金利を高水準で据え置く必要がある」と述べ(ブルームバーグ)。
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、WSJのインタビューで、
「かなりの引き締めが進行中だ。物価の安定を回復させることにコミットしているが、時間差があることを踏まえれば、やり過ぎのリスクがあることも認識している」としたうえで、「現在の利上げペースは適切だ」との見解を述べました。
【経済指標】
また、本日発表された米経済指標も予想を上回る内容となり、
FRBのタカ派姿勢を正当化する内容となったことも、株式市場を圧迫する要因となりました。
〇コンファレンスボード消費者信頼感指数
結果 108.0 予想 104.3 前回 103.6
〇8月 米新築住宅販売件数
結果 685千件 予想 501千件 前回 532千件
〇 S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
結果 16.06%、 予想 17.45% 前回 18.66%
〇耐久財受注(前月比)(速報)
結果 ‐0.2% 予想 ‐0.4% 前回 ‐0.1%
【まとめ】
S&P500指数は2020年11月以来2年ぶりの安値を更新。
序盤は値ごろ感からか買戻しの動きもありましたが、市場全体では上昇を維持できず、下げて終えました。
年初来リターンは‐23.48%(ドルベース)とマイナスを深める展開となりました。
投資家は、インフレがコントロールできず長引く懸念。そして、各中央銀行の引き締めが行き過ぎて、経済や市場に打撃を与え、株価がさらに乱高下することを懸念しています。
ゴールドマンのストラテジストは、先週S&P500指数の年末目標を4300から3600に引き下げましたが、
今日は、世界的な景気減速の兆候が増えていることを理由に、原油価格見通しも大幅に引き下げました。
ゴールドマンのストラテジストは、先週S&P500指数の年末目標を4300から3600に引き下げましたが、
今日は、世界的な景気減速の兆候が増えていることを理由に、原油価格見通しも大幅に引き下げました。
実質金利上昇を主な逆風と指摘し、向こう3カ月の世界資産配分で株式をアンダーウエート。現金のオーバーウエートは維持するとしています。
さて、振り返ってみると、去年の11月頃には「ゴールドマン、S&P500は22年末に5100と予想-強気相場継続見込む」という強気の予想をしていました。
S&P500種は9%上昇し「22年末時点で5100」を付けるとの予想を明らかにした「実質金利は上向いているものの、マイナス圏にとどまる見通しで、投資家による株式への資産配分は過去最高を更新し続けるだろう」と指摘。「企業利益は増加し株価を押し上げる。株式の強気相場は続く」と分析した。
あの「ゴールドマン・サックス」の、ほんの数カ月前の予想といえどこんなものです(笑)。
各証券会社、運用会社、メディア、インフルエンサーは多くの予想を提供し、投資家の感情を煽ったり、あるいは懸命に動き回るよう提案したりします。
でも、それで確実に儲かるのは、投資家自身ではなく、予想を提供している側だったりもります。
【私の方針】
いろいろな投資戦略があると思いますが、日々流れてくる予想にいちいち振り回されたり、感情を乱すのは禁物です。
私自身は、変に動くとコストがかかり、それが長期的なリターンを押し下げ、結局市場平均をアンダーパフォーマンスすることに繋がるため、
予想は当たることもあれば外れることもあるものと割り切り、特に振り回されることなく、いつもどおり投資を続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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