【 9月22日 米国株式市場】
ダウ 30,183 ‐1.70%
S&P500 3,789 ‐1.71%
ナスダック 11,220 ‐1.79%
米国株式市場続落。
9月のFOMCの0.75%の利上げは織り込み済みだったものの、
FRBの政策発表やパウエル議長の会見で、積極的な引き締めが継続されること、
それによりソフトランディングが困難になったことなどが示唆され、
各市場では、これに応じて、ポディションや見通しを再調整する動きが見られました。
ラッセル2000は‐1.42%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.70%と下げました。
米10年債利回りは3.534%。‐0.039と小幅に低下。
VIX指数は27.99。+0.83とやや上昇しました。
米2年債利回りが4%を突破。2007年以来となる高水準となりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.04 +0.22%
NY原油 83.05 ‐1.06%
NY金 1,677 +1.05%
ドル円は144円台。一時144.7円台まで上昇しました。
原油は下落。金は上昇しました。
ビットコインは18,494ドル。‐2.03%と低下しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
生活必需品 ‐0.34%
資本財 ‐1.34%
公益 ‐1.38%
エネルギー ‐1.46%
不動産 ‐1.57%
情報技術 ‐1.60%
ヘルスケア ‐1.69%
金融 ‐2.11%
素材 ‐2.20%
通信 ‐2.30%
一般消費財 ‐2.37%
全11セクターが下落。
生活必需品や公益などディフェンシブなセクターは小幅な下げにとどまったものの、素材、通信、一般消費財などはやや大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
特に大型グロース株が大きく下げました。
【FOMCについて】
9月のFOMCの結果に関してはひとつ前の記事に速報を詳しくまとめましたが、
https://etfsp500.com/archives/31611257.html
9月のFOMCで0.75%の利上げは予想通りだったものの、
パウエル議長の会見で、「景気を維持したまま米経済をソフトランディングさせるのは非常に困難」と発言し、経済や労働市場に痛みを伴う可能性を指摘したことから、
株式市場はFOMC後上下したものの、終盤にかけて下落して終えました。
【まとめ】
S&P500は2022年の年初から181取引日で20.5%下落し、年初~181日目までの間では史上5番目に悪い成績となっています。
9月のFOMCは予定0.75%通り終えました。
今後の見通しに関しては、予想よりも厳しいものだったものの、投資家に良いかっこしてインフレをズルズル潰せないといった最悪な展開よりはだいぶマシだと思っています。
市場はもう少し楽観的なシナリオを描いていたようなので、このFRBと市場との意識の調整は数日続くかもしれません。
米国株投資家にとっては、我慢や忍耐が必要な期間が、今後数カ月から数年に渡って続くかもしれません。
ただ、それは最近長期投資や積立投資を始めた投資家の方からすれば、資産形成を加速させるチャンスともなり得ます。
割高圏で株を買うよりは、総悲観のなかバーゲン価格で買った方が、将来より高いリターンが期待できます(とはいえ割高・割安を計るのもまた難しいのですが(笑))。
市場にはサイクルがあります。基本的に良い時期は永遠に続かないように、悪い時期も永遠には続きません。
長期投資家の方であれば焦らず投資を続けていきましょう。
市場サイクルそのものは私達一個人投資家にコントロールできるものではありません。
サイクルを上手く乗りこなす方も中にはいますが、
大多数の動き回っているプロの投資家達の多くが、ただ黙って市場平均を持ち続けた時の成績を長期的には下回っているという事実もあります。
結局、市場がどうであれ、自身にコントロールできることをしっかりと行いながら、
コツコツと資産を積み上げていくことが、一見遠回りのようで、実は、最も多くの方が成功する確率の高い近道なのかもしれません。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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ダウ 30,183 ‐1.70%
S&P500 3,789 ‐1.71%
ナスダック 11,220 ‐1.79%
米国株式市場続落。
9月のFOMCの0.75%の利上げは織り込み済みだったものの、
FRBの政策発表やパウエル議長の会見で、積極的な引き締めが継続されること、
それによりソフトランディングが困難になったことなどが示唆され、
各市場では、これに応じて、ポディションや見通しを再調整する動きが見られました。
ラッセル2000は‐1.42%と小型株も下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.70%と下げました。
米10年債利回りは3.534%。‐0.039と小幅に低下。
VIX指数は27.99。+0.83とやや上昇しました。
米2年債利回りが4%を突破。2007年以来となる高水準となりました。
【為替・コモディティー】
ドル円 144.04 +0.22%
NY原油 83.05 ‐1.06%
NY金 1,677 +1.05%
ドル円は144円台。一時144.7円台まで上昇しました。
原油は下落。金は上昇しました。
ビットコインは18,494ドル。‐2.03%と低下しました。
【S&P500マップ】
【セクター】
生活必需品 ‐0.34%
資本財 ‐1.34%
公益 ‐1.38%
エネルギー ‐1.46%
不動産 ‐1.57%
情報技術 ‐1.60%
ヘルスケア ‐1.69%
金融 ‐2.11%
素材 ‐2.20%
通信 ‐2.30%
一般消費財 ‐2.37%
全11セクターが下落。
生活必需品や公益などディフェンシブなセクターは小幅な下げにとどまったものの、素材、通信、一般消費財などはやや大きく下げました。
【スタイルボックス】
全てのサイズとスタイルが下落。
特に大型グロース株が大きく下げました。
【FOMCについて】
9月のFOMCの結果に関してはひとつ前の記事に速報を詳しくまとめましたが、
https://etfsp500.com/archives/31611257.html
9月のFOMCで0.75%の利上げは予想通りだったものの、
例えば、金利見通し(ドットプロット)で22年末の金利見通しの中央値が4.375%と予想よりも高かったこと。
つまりは、22年末までにあと1.25%の利上げ(11月も0.75%の利上げ)が示唆されたことや
つまりは、22年末までにあと1.25%の利上げ(11月も0.75%の利上げ)が示唆されたことや
パウエル議長の会見で、「景気を維持したまま米経済をソフトランディングさせるのは非常に困難」と発言し、経済や労働市場に痛みを伴う可能性を指摘したことから、
株式市場はFOMC後上下したものの、終盤にかけて下落して終えました。
【まとめ】
S&P500は2022年の年初から181取引日で20.5%下落し、年初~181日目までの間では史上5番目に悪い成績となっています。
9月のFOMCは予定0.75%通り終えました。
今後の見通しに関しては、予想よりも厳しいものだったものの、投資家に良いかっこしてインフレをズルズル潰せないといった最悪な展開よりはだいぶマシだと思っています。
市場はもう少し楽観的なシナリオを描いていたようなので、このFRBと市場との意識の調整は数日続くかもしれません。
米国株投資家にとっては、我慢や忍耐が必要な期間が、今後数カ月から数年に渡って続くかもしれません。
ただ、それは最近長期投資や積立投資を始めた投資家の方からすれば、資産形成を加速させるチャンスともなり得ます。
割高圏で株を買うよりは、総悲観のなかバーゲン価格で買った方が、将来より高いリターンが期待できます(とはいえ割高・割安を計るのもまた難しいのですが(笑))。
市場にはサイクルがあります。基本的に良い時期は永遠に続かないように、悪い時期も永遠には続きません。
長期投資家の方であれば焦らず投資を続けていきましょう。
市場サイクルそのものは私達一個人投資家にコントロールできるものではありません。
サイクルを上手く乗りこなす方も中にはいますが、
大多数の動き回っているプロの投資家達の多くが、ただ黙って市場平均を持ち続けた時の成績を長期的には下回っているという事実もあります。
結局、市場がどうであれ、自身にコントロールできることをしっかりと行いながら、
コツコツと資産を積み上げていくことが、一見遠回りのようで、実は、最も多くの方が成功する確率の高い近道なのかもしれません。
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