【ズバ抜けた一部の企業が市場を牽引する】

アリゾナ大学のBessembinder 教授は、

株式市場の長期的なリターンは、

指数に含まれる平均的な企業が生み出すリターンの何倍もの極端なリターンを生み出す、

「非常に少数の外れ値企業」によってもたらされることを示しました。


【GAFAMやスーパー7】

直近の例とでいえば、

ここ数年の「SP5(GAFAM)」や

それにテスラとネヌビディアを加えた「スーパー7」が、

SP500の上昇の大部分を占めていたというのは有名ですね。


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【余談】

余談ですが、ここ1年間のスーパー7のリターンは、

アップルは健闘しているものの、他は、

S&P500やラッセル1000バリュー指数を大きく下回っています。

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市場の環境やサイクルは変化するということが改めて認識できますね。


【少数の勝ち組銘柄を見つけることができるのか】

世界の1万以上の上場企業の中から、

今後、市場を大きくアウトパフォーマンスする少数の銘柄を見つけ出すことはとても難しく、

バンガード創設者ボーグル氏は「干し草の中で針を探すようなものだ」と表現しています。

【長期保有は更に難しい】

また、異常な外れ値を出すような銘柄はしばしば物議を醸しだします。
「例外的な外れ値を出すような銘柄に共通することは、物議を醸しだすことです」

「Amazonやテスラが途中上手くいかなそうになった時、人々は多くの失敗する可能性をあげて喜びました」

「異常な企業をうまく識別し、さらに重要な所有し続けるための課題は、集団思考です」

バーンズ

ずば抜けて優れた企業を見つけ出し、さらに十分に成功するまでの間、世間の批判や嘲笑にさらされながらも、保有し続ける事は中々の胆力がいります。

【中にはすごい投資家もいるが・・・】

運やスキルによって、ずば抜けた良い企業を見つけ、長期保有できる投資家の方も一定数います。

スバ抜けた企業を1つ、2つ当てたことがあるかたもいるかもしれません。

私も個別株時代に1度5バーガーを当てた経験があります。

ただ、それは、運が良かっただけの可能性が高いとも思います。


結局、市場にいるプロの投資家を長期的に出し抜けるだけの力を持つほどの投資家でなければ、それは上手くいく時もあれば、いかない時もある戦略になってしまいます。

長期的にみると、およそ7~8割以上の投資家は、ポートフォリオ全体で、コスト控除後のリターンやコスト控除後ののリスク調整後リターンで、

ただ黙って、市場平均を丸抱えした時の成績に劣ってしまうという事態に陥ってしまっているという事実も忘れないことが大切だと思います。

【短期投資も長期投資も相応に難しい】

ベンジャミン・グレアムがよく言っていたように、短期的には市場は事実上投票機であり、その情報に対して他の人々がどう反応するかを常に推測しなければならないですし、

長期で見た場合も、5年後、10年後、その企業が活動しなければいけない環境を予測するのは困難です。



【まとめと感想】

大多数のずば抜けたスキルや運を持たない普通の方にとって、

株式投資をするうえで重要なことの一つは、アップルやテスラ、メルカドリブレのような、ごく少数のずば抜けた企業を保有しないリスクを考える事です。

1万分の5銘柄、あるいは10銘柄程度に分散投資をしても、その全てが大多数の平凡な企業、あるいはダメ企業であれば、

つまりは、その中に少数の外れ値のような企業が、十分な比率で入ってなければ、そのポートフォリオは市場平均に勝てない可能性が高くなります。


もちろん、投資に楽しさを求める方は別ですが、

追加の手間やコストやリスクを背負って、市場平均以下であれば、

単純に効率よく資産形成をしたいという方であれば、非効率的、非合理的ともいえるでしょう。

(ダメ企業をはじくことで市場平均に勝つというアプローチもありますがコストや手間、難しさを考慮すると初心者には難しいと考えます)


ですから、いろいろな投資戦略や考え方があると思いますが、

個人的には、ごく一部のずば抜けた外れ値のような企業を逃すことなく

かつ、低コストでリスクを抑えつつ、効率よく長期保有するための方法として、

低コストのインデックスファンドを用いた市場丸抱え戦略が好きです。

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