【かつてはマイナーな投資先だった米国株】

モーニングスターに面白い記事があったので紹介します。

米国株単独と複数国分散の10年リターンはほぼ「五分五分」、米国株でも1サイクルには20年必要か

各段落ごとにいろいろ思うことがあったので、

要点をまとめつつ個人的な感想を書いていきたいともいます。


【①かつてはマイナーだった米国株】

〇2022年1月末時点におけるカテゴリー別純資産額シェア

1位「国際株式・グローバル・含む日本(ヘッジなし)」18.0%
2位「国際株式・北米(ヘッジなし)」17.2%

ここ数年、株式市場のパフォーマンスが好調だったことや、低コストのインデックスファンドが相次いで設定されたことを受け、米国株式や全世界株式を対象とする投資信託に資金が集まっています。

〇10年前の2012年1月末時点

1位「国際債券・ハイイールド債(ヘッジなし)」10.6%
2位「国際債券・エマージング・複数国(ヘッジなし)」の8.4%

10年前は債券の資産クラスが1位と2位を占めており、「国際株式・グローバル・含む日本(ヘッジなし)」は4.7%「国際株式・北米(ヘッジなし)」は0.4%。

「国際株式・北米(ヘッジなし)」に属するファンドの純資産額は1,750億円(全体では41兆円)本数も3000本中51本にすぎませんでした。

【個人的な感想】

当時、S&P500に連動する良い投資信託がなく、海外ETFであるVOOを選択したことを、つい7年前のことのようによく覚えています。

当時は米国株に関する書籍やネット情報も少なく、証言会社の手数料や制度等も今よりも不便なものでした。そう考えると本当に良い時代になりましたね。

あと、やはり直近のパフォーマンスの良い資産クラスを対象とするファンドが設定されたり、資金が集まるのは、おなじみの光景だなあと思います(笑)。

とはいえ、低コストのよいファンドがたくさん誕生したことは良いことですし、ここ数年の個人投資家の投資環境の改善は本当にすごかったなと、今振り返って思います。

これから投資する投資家の皆さんは、恵まれているなあと思う今日この頃です。

この傾向が将来も続くことを期待しています。



【②米国株か?国際分散か?】

ここの内容に入る前に、注意しなければならないということがあります。なので、ここは先に感想を述べます。

それは、株式市場の短い歴史において、「10年」「20年」という期間の結果は、圧倒的にデータ不足であり、あまり参考にならないということです。

例えば、1900年からのデータをとってみても、独立した20年は6回くらいしかなく、それでは何の証明にもならないし、未来の「傾向」云々を語ることもできないということを覚えておくと良いかと思います。

そもそも100年程度のデータでは全然足りないし、ネット等もなかった時代のデータをそのまま扱っていいかもまた議論が分かれます。

結局のところ、今後自分の人生において、引くことになる「20年」はどうなるかわからないということです。

こういう内容は、それを踏まえたうえで読み解くことが大切です。


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【10年間のリターンに関して】


1970年以降のS&P500とMSCIワールド・インデックスの月次リターンの比較です。

10年リターンで米国株が全世界株式を上回ったのは2022年1月末までの505カ月中278カ月と、5割強の月にとどまったとのこと。

“米国株が一貫して上回った時期をみると、ITバブル期をピークとした前後10年間、2015年以降の2期間に大まかに分けられるが、両期間は金利が低位で推移する中で成長性を評価しやすく、米国企業の優位性が発揮しやすいテクノロジー関連株に特に注目が集まった局面でもある。

逆に、割安株や資源関連株、新興国などに注目が集まる局面や、世界的に株式が下落する局面でも米国株が一貫して優位というわけではなかった”

ポイント・米国株のみほうがよいリターンを残す時期と、その他の地域の方がよいリターンを残す時期があります。


【20年リターンについて】

”それでは10年ではなく、もっと期間を延ばして20年リターンで見た場合はどうか。この場合、9割の月で米国株が先進国株平均を上回っており、米国株の優位性が明らかとなった。ただし、20年リターンの場合には、米国株と複数国株平均の差異は最大でも年率で2%台前半にとどまった月が目立ち、単純平均では1.2%となっていた。

年率1.2%という差異をどうみるかについては、例えば元金1,000万円を同率の20年複利で運用した場合には1,269万円になるのだから大きな差なのだが、一方で、信託報酬の高いアクティブファンドで運用した場合はコストとして吸収されてしまう水準でもある。低コストのインデックスファンドで20年投資を行うというのであれば米国株のみを選択したメリットを享受できたが、あえて複数国株平均への投資を避けるほどではなかったともいえる”

コストも考慮していて良いと思いました。

しかし、この10年リターンや20年リターンからは、実はあまり多くのことはわからないということも覚えておくといいでしょう。

なので、私はここ数十年程度のヒストリカルリターンを根拠とし、「○○に投資をするとよい」とか「○○だったから××になる」と言うような記事や動画をみると少し冷めたりもします。



【世界の時価総額ランキング】
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個人的に素直に感慨深く、面白いと感じたのはここですね。

1999年や2007年には、日本はもちろん、フィンランドやブラジル、中国、ロシア、アイルランドの企業も上位に入っていました。

時代の移り変わりを感じますね。

2021年に第3位のアルファベットがナスダックに上場したのは2004年。第6位のテスラは2010年。第7位のメタ・プラットフォームズは2012年。

昨年あたりは「GAFAM(SP5)」だけを買っておけば間違いないという論調もありましたが、

もしかしたら、10年後の「GAFAM(SP5)のような存在」は、今、まだ上場していない企業や他の地域の企業となる可能性もあり得ると思います。

サイクル云々はどうかなと思う点もありますが、”今の『GAFAM』などに対する評価の延長線上で考えると、投資判断を誤る可能性があるだろう”という記述はとても同意できます。

さて、個人的な感想を交えつつ、ここまで書いてきましたが、昔のことを懐かしく思い出しつつも、いろいろ考えさせられる良い記事だと思いました。

もし興味のある方は、是非、元記事の方も読んでみてください。

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