【GPIFお見事なのじゃ】
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#GPIFは、2022年度第1四半期運用状況(速報)を公表しました。
2022/08/05 15:32:41
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世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2022年4-6月(第1四半期)の運用状況(速報)を公開。
第1四半期の運用収益率は‐1.91%、運用収益は3兆7501億円の赤字で、2期連続のマイナスとなりました。

運用開始以降の過去21年3月間の収益率は年平均+3.56%。累積101.7兆円となっており、
厚生労働大臣が定めた「中期目標」
つまり、「長期的に積立金の実質的な運用利回り(積立金の運用利回りから名目賃金上昇率を差し引いたもの)1.7%を最低限のリスクで確保すること」を概ね達成しているということがわかります。
【2022年第1四半期の市場環境】

2022年の1四半期は、世界的なインフレから、各国の中央銀行が引き締めに向かって動き出したこと。またそれによって懸念後退の懸念が加速。国内外の株式市場が下落しました。
ブルームバーグによると、先進国と新興国の株式で構成されるMSCIオールカントリーワールド指数と米国のS&P500指数はいずれも16%安。東証株価指数(TOPIX)は3.9%安となりました。
概ねこの環境下で、‐1.91%の成績は十分立派といえるでしょう。

【GPIFのポートフォリオ】
2020年4月1日からの5カ年における基本ポートフォリオは世界各国、特に国内の政策金利が歴史的に低い水準にあった事も踏まえ、
年金財政上必要な利回り(賃金上昇率+1.7%)を満たしつつ、最もリスクの小さいポートフォリオを選定した結果、基本ポートフォリオを以下のようなものと定めています。


(注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
(注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2022年6月末で1兆7,125億円)を含みます。
(注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
(注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.32%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。
国内外の株と債券に25%ずつ投資をするポートフォリオですね。

【宮園理事長コメント】
2022年度第1四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント
2022年度第1四半期(4月~6月)は、世界的にインフレが進行する中、欧米の主要な中央銀行が政策金利の引き上げや量的金融緩和の解除を決定し、欧米を中心に金利は上昇(債券価格は下落)し、為替は対ドル・対ユーロともに円安が進行しました。また、こうした金融政策の引き締めによる景気後退への警戒感等から、内外の主要株式市場は下落しました。
このような背景から、4月から6月までの運用資産全体の運用実績はマイナス1.91%となりました。
当法人は長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。
https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html
【まとめと感想】
GPIF が運用している年金積立金はおおむね50年程度は取り崩す必要が生じない資金です。
このため、一時的な市場の変動に過度にとらわれる必要はなく、さまざまな資産を長期にわたって持ち続ける「長期運用」によって、安定的な収益を得ることを目指しています。
また、今年の運用結果がプラスでもマイナスでも、来年受け取る年金額に影響することはありません。
GPIFは長期・分散投資の基本に忠実に運用されています。
「GPIFのHP」には、資産運用に取り組む個人投資家にとって役立つ、記事やデータがたくさんありますので、まだ見たことがない方はじっくりと目を通してみると良いと思います。
最後となりますが、100点の運用というのは通常ありません。
ここ約20年間のGPIFに関してみれば、
もちろん100点とは言えないでしょうし、途中いろいろ紆余曲折もありましたが、
これだけマスコミや一部の国民に叩かれる中、
十分合格点をあげてもよい運用をしているのではないのでしょうか?
いつもありがとうございます。
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