【米国の景気後退確率は91%から 51%に低下?】

JPモルガン・チェースが考案したリセッション確率の指標によると、

主要市場の価格設定が示唆するリセッション(景気後退)入りの確率は五分五分か、それより低くなったとし、米国株式市場の視点では、米景気下降はますます起こりそうにない。

とブルームバーグが報じていました。

元記事「US Recession Odds Are Falling Fast, JPMorgan Trading Model Shows

日本語「米リセッション入り確率が急低下、51%以下と市場-JPモルガン


【各資産の価格が織り込む景気後退の確率】

黒 6月 黄色 8月

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S&P500は6月の91%から51%に低下。

米国のジャンク(投機的格付け)債が織り込む確率も6月の33%から24%低下しています。ジャンク債のスプレッドはリセッション入りしていない時期の中央値水準とのこと。

一方、米国債市場と商品市場が示唆するリセッション確率は上昇しており、米5年債は6月の15%から38%、商品は65%から84%に上昇しています。

金利市場が全体として織り込む米国のリセッション確率は40%。6月の50%からやや低下しています。



【JPモルガンの分析】

JPモルガンのストラテジスト、ニコラオス・パニギリツオグル氏は

「株式市場は6月の段階でリセッションリスクの織り込みという点でかなり先行していたが、今はクレジットや金利など他の市場との間で収れんが進んだ」と分析。

ブルームバーグは株式投資家のセンチメントの変化は「うわさで売ってファクト(事実)で買う」類いかもしれないとコメントしています。

また、米国債利回り曲線の逆イールドや、エコノミストが予測するリセッション確率は6月の30%から40%のコンセンサスに上昇している点との矛盾を指摘しています。

【まとめと感想】

JPモルガンのストラテジスト等のリセッション確率モデルで40%。

エコノミストのコンセンサスも40%。奇しくも揃った形となりました。

ただ、40%ってほとんどどう転んでもおかしくない確率だと思いますし、

ほんの数カ月でこうコロコロ変化されては(新しい情報がわかり織り込まれていくので仕方ないのですが)

数カ月から数年先を占う指標として、ほとんど参考にもなりませんね(笑)。

なお、また来月には、異なる市場心理が現れるというコメントもあります(笑)。

みずほインターナショナルのグローバルマクロ戦略責任者ピーター・チャットウェル氏は「リセッション確率の低下には同意し難いが、夏場であり、イベントリスクは低い。9月になれば異なる市場心理が表れると思う

6月はひどい経済指標からインフレと利上げ、景気後退などついて、かなり悲観的な空気に米国株式市場は包まれました。

7月後半以降は、FOMCを無事通過したこと、米国企業の決算が予想より悪くなかったこと。経済指標にちらほら良い兆候が見え始めていることなどから、株価は上昇し、投資家は少し元気になりました。

果たして来月は・・・・(笑)

S&P500や米国株に投資をしている方であれば、

こんな感じで市場の空気感や株価の基調がコロコロ変わる事、あるいはニュースや予想記事のタイトルや煽り方がどんどん変化していく様をここ数カ月で目にしてきたと思います。

私が知る限り、私が米国株に投資をした2015年あたりから、だいたいこんな感じのことがずっと続いてきました。そして、おそらくはその前も、これから先も、こんな感じのことが続いていくと思います。

いろいろな投資戦略があると思いますが、私は予想や株価の上下に一喜一憂して疲れたり、手のひらのクルクルのしすぎて腱鞘炎とかになりたくないので、

毎日、毎週、毎月、毎年の市場の変化や空気感や予想、株価の変化を気にせず、いつもどおりのインデックス投資を続けていきたいと思います。

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