【投信積立契約件数トップ10】
モーニングスターが、SBI証券、楽天証券、マネックス証券のネット証券大手3社の7月の投信積立契約件数トップ10を公開していたので紹介します。
各証券会社で、1位のファンドが10点、2位9点・・・10位1点、というような形で点数付けされ計算されたランキングとなっています。
ネット証券ということもあるのでしょうが、トップ10がすべてインデックスファンドというのがすごいというか時代を感じますね。
7月もトップ5位は前回と変わらず、eMAXIS SlimのS&P500、オルカン、先進国株式と続き、SBI・VOO、楽天VTIと続きます。

(モーニングスターより)
今月もeMAXIS Slimシリーズがトップ3位を独占。その人気が伺えますね。
トップ5の中の3つが米国株式市場に投資をするインデックスファンド。近年好調だった米国株式市場の人気も伺えます。
一方で、上位の常連だったナスダック100に連動する投資信託がトップ10から姿を消しています。
「S&P500」は高値から20%超、「NASDAQ総合指数」に至っては30%超の下落になった。一般に高値から20%以上下落すると「弱気相場入り」とされ、株価の反転上昇までには相当の時間を要するといわれている。
米国の急速な利上げが、米国の景気の足を引っ張ることになるのではないかという懸念も台頭してきていることを同記事では指摘しています。
【eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)がランクアップ】
一方で、今回大きくランキングをあげたのはイーマクシススリム8資産均等型です。
その名の通り、国内、先進国(日本除く)新興国の株式と債券、そして国内と先進国のリートの8資産に均等に資産を配分する戦略のファンドで、低コストで分散投資ができるファンドです。

他のラインキングトップ10のファンドと比較すると、
相対的に「株式」や「米国株市場」への投資比率が小さくなり、「日本株」や「新興国株式」、債券・リートといった他の資産への投資比率が大きくなっています。
日本およびアメリカの金融機関で取締役を歴任。金融庁有識者検討会および日本IR協議会理事会の元メンバー、日本のインデックス投資の普及にも大きく貢献した北村 慶氏は、
著書「金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論」でこの8資産均等型を進めています。
【個人的な感想と意見】
将来の期待リターンもリスクも相関も「一切・全くわからない」という意見の方であれば、均等配分は合理的な選択肢の一つだと思います。
ただ、それでも投資する資産を選択するという課題からは完全には逃げられません。
長期的によく分散されたPFで運用する場合、そのPFのリスクとリターンの大部分を資産配分が決めます。
ですから、なんとなく8資産均等型がよさそうだからと投資をする前に、その資産配分で本当に良いのか、
例えば、6資産均等や4資産均等、10資産均等じゃダメなのか。本当に8つ必要なのかと考えることが大切だと思います。
例)リートは必要なのか?新興国債券は?金は?といった感じで、資産配分や投資対象となる資産クラスの必要性をよく考えることが大切だと思います。
※8資産均等型が悪いと言っているのではありません。
と最後に少しだけ注意点を述べましたが、個人的にはトップ10もファンドどれも好きです。
というかトップ10全てパッシブ運用の低コストのインデックスファンドというのは凄い時代になったなと思います。
皆さんそれぞれ多少好みの差はあると思いますが、この10ファンドなら大体どれに投資をしてもまあまあいい感じにいくのではないかなあと、淡い期待を抱いております。
これからも投資には現実的に、人類の未来には楽観的に考えながら、楽しく人生と投資を続けていきたいと思います。
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