【8月1日 米国株式市場】
ダウ 32,798 ₋0.14%
S&P500 4,118 ₋0.28%
ナスダック 12,368 ₋0.18%
米国株式市場は小幅に下落。
先週末の終値を挟んで、狭い範囲で上下しました。
ラッセル2000は‐0.10%と小型株も小幅に下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.28と小幅に下げました。
米10年債利回りは2.582%。‐0.06と低下。
VIX指数は22.84.+1.51%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 131.63 -1.20%
NY原油 93.92 -4.77%
NY金 1,769 +0.39%
ドル円は131円台。
金は小幅に上昇し4日続伸となりました。
原油は‐4.7%と急落。米・中国・欧などの製造業指標(PMI)が低調で、原油需要の減速を巡る懸念が強まりました。また、3日間開催される「OPECプラス」の行方が注目されています。
ビットコインは23,129ドル。‐0.76%と低下しました。
【S&P500マップ】

エネルギーや銀行が下落。米国債利回りの低下からIT・ハイテク企業に買戻しが入りました。
【セクター】
生活必需品 +1.21%
一般消費財 +0.51%
資本財 +0.12%
公益 +0.10%
情報技術 ‐0.20%
通信 ‐0.42%
不動産 ‐0.59%
ヘルスケア ‐0.73%
素材 ‐0.81%
金融 ‐0.89%
エネルギー ‐2.18%
全11セクター中4セクターが上昇。
生活必需品や一般消費財が上昇。
原油価格の下落によりエネルギーセクターが大きく下げました。
【スタイルボックス】

サイズ・スタイル別にみると、
小型バリュー株が小幅に上昇。
その他は小幅に下げました。
【個別株】
〇ピンタレスト(PINS)時間外で+20%
引け後に決算を発表。売上高は予想の範囲内、EPSは予想を下回ったものの、月間アクティブユーザー数が予想4.29億人に対し、4.33億人と予想を上回りました。
投資会社のエリオットが筆頭株主として出資したことも材料に。株価は時間外で上昇しています。

〇ボーイング(BA) +6.13%
4日続伸。8月1日から予定されていたストライキが数日間延期となりました。
〇ロメオパワー(RMO)+26.93%
EVのニコラ(NKLA)が同社を買収することで合意した。
〇セルシウス(CELH)+11.14%
先日紹介したセルシウスですが、ペプシコ(PEP)が同社株の8.5%に相当する転換優先株を取得すると発表。ペプシコはセルシウスの世界的な販売パートナーになると伴に、取締役を指名する予定です。
かつてのモンスター・ビバレッジ(MNST)を彷彿とさせますね。水辺さんおめでとう
【ISM製造業景気指数(7月)】
結果 52.8 予想 52.2 前回 53.0
予想を上回ったものの6月から低下し、パンデミック直後の2020年6月以降最低の水準となりました。
同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示します。
前回縮小に転じた新規受注がさらに悪化。在庫指数は57.3に上昇し、1984年以来の高水準。在庫が積み上がっている製造業者が増えていることを示唆(サプライチェーン緩和の可能性も)。
仕入れ価格指数は60で、前月から18.5ポイント低下。原油価格の下落などを受け約2年ぶり低水準となりました。
また、米6月建設支出は前月比‐1.1%とこちらも2020年4月以来最低の水準となっています。
これらによって、米国経済の減速とともに、インフレがピークを付けたのではという観測も強まりました。
FOMCがより積極的な利上げを必要としなくなる。あるいは躊躇するのでは?との見方から、米国債利回りは低下し、10年債は2.584と4月以来の水準にまで下げました。
【まとめ・感想】
7月は、FOMCを無事通過したことや、一部で懸念していたほど、FRBが積極的に利上げを行わないだろうとの見方。警戒されていたほど悪くはない米国企業の決算などが株価を引き上げました。
決算については、現時点でS&P500企業のうち279社が発表を終え、そのうち77.8%が最終利益で予想を上回りました。
元々低めの予想だったとは言え、これは長期平均の66.1%よりも高い水準です。
ただ、ウクライナ情勢や中国経済の不透明感、インフレと金利上昇、景気の悪化などの懸念がなくなったわけではなりません。
7月は月間ベースで大きく上昇したS&P500やナスダックですが、今後も先月のように上昇し続けるかはわかりません。
警戒され、元々低くなりすぎていた株価が、予想よりマシだった事実に対して修正されただけともとれます。
今後もしばらくは不確実性の環境下で利上げが続くと思われますから、引き続き油断できない展開が続くこととなります。
もちろん、更に上昇する可能性もありますし、経済指標の一部では良い兆候も見られ始めていますがが、先月の上昇に油断しないよう注意しましょう。
インデックスファンドを用いて長期投資をする方などは、今後もボラティリティの高い展開や上値の重い展開、予想外の展開があるかもしれないと、予め「心構えだけ」はして置き、
積立を続けたり、目標とする資産配分を維持するなど、いつもどおり規律ある行動を続ける事が大切だと思います。
また、どんな投資戦略や手法を採用する方であれ、ミスターマーケットに振り回されることなく、一喜一憂したり、冷静さを欠くことなく、合理的な投資判断・行動を続ける事が大切だと思います。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。

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ダウ 32,798 ₋0.14%
S&P500 4,118 ₋0.28%
ナスダック 12,368 ₋0.18%
米国株式市場は小幅に下落。
先週末の終値を挟んで、狭い範囲で上下しました。
ラッセル2000は‐0.10%と小型株も小幅に下落。
VXUS(全世界株式除く米)も‐0.28と小幅に下げました。
米10年債利回りは2.582%。‐0.06と低下。
VIX指数は22.84.+1.51%と上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 131.63 -1.20%
NY原油 93.92 -4.77%
NY金 1,769 +0.39%
ドル円は131円台。
金は小幅に上昇し4日続伸となりました。
原油は‐4.7%と急落。米・中国・欧などの製造業指標(PMI)が低調で、原油需要の減速を巡る懸念が強まりました。また、3日間開催される「OPECプラス」の行方が注目されています。
ビットコインは23,129ドル。‐0.76%と低下しました。
【S&P500マップ】

エネルギーや銀行が下落。米国債利回りの低下からIT・ハイテク企業に買戻しが入りました。
【セクター】
生活必需品 +1.21%
一般消費財 +0.51%
資本財 +0.12%
公益 +0.10%
情報技術 ‐0.20%
通信 ‐0.42%
不動産 ‐0.59%
ヘルスケア ‐0.73%
素材 ‐0.81%
金融 ‐0.89%
エネルギー ‐2.18%
全11セクター中4セクターが上昇。
生活必需品や一般消費財が上昇。
原油価格の下落によりエネルギーセクターが大きく下げました。
【スタイルボックス】

サイズ・スタイル別にみると、
小型バリュー株が小幅に上昇。
その他は小幅に下げました。
【個別株】
〇ピンタレスト(PINS)時間外で+20%
引け後に決算を発表。売上高は予想の範囲内、EPSは予想を下回ったものの、月間アクティブユーザー数が予想4.29億人に対し、4.33億人と予想を上回りました。
投資会社のエリオットが筆頭株主として出資したことも材料に。株価は時間外で上昇しています。

〇ボーイング(BA) +6.13%
4日続伸。8月1日から予定されていたストライキが数日間延期となりました。
〇ロメオパワー(RMO)+26.93%
EVのニコラ(NKLA)が同社を買収することで合意した。
〇セルシウス(CELH)+11.14%
先日紹介したセルシウスですが、ペプシコ(PEP)が同社株の8.5%に相当する転換優先株を取得すると発表。ペプシコはセルシウスの世界的な販売パートナーになると伴に、取締役を指名する予定です。
かつてのモンスター・ビバレッジ(MNST)を彷彿とさせますね。水辺さんおめでとう
【ISM製造業景気指数(7月)】
結果 52.8 予想 52.2 前回 53.0
予想を上回ったものの6月から低下し、パンデミック直後の2020年6月以降最低の水準となりました。
同指数は50が活動の拡大と縮小の境目を示します。
前回縮小に転じた新規受注がさらに悪化。在庫指数は57.3に上昇し、1984年以来の高水準。在庫が積み上がっている製造業者が増えていることを示唆(サプライチェーン緩和の可能性も)。
仕入れ価格指数は60で、前月から18.5ポイント低下。原油価格の下落などを受け約2年ぶり低水準となりました。
また、米6月建設支出は前月比‐1.1%とこちらも2020年4月以来最低の水準となっています。
これらによって、米国経済の減速とともに、インフレがピークを付けたのではという観測も強まりました。
FOMCがより積極的な利上げを必要としなくなる。あるいは躊躇するのでは?との見方から、米国債利回りは低下し、10年債は2.584と4月以来の水準にまで下げました。
【まとめ・感想】
7月は、FOMCを無事通過したことや、一部で懸念していたほど、FRBが積極的に利上げを行わないだろうとの見方。警戒されていたほど悪くはない米国企業の決算などが株価を引き上げました。
決算については、現時点でS&P500企業のうち279社が発表を終え、そのうち77.8%が最終利益で予想を上回りました。
元々低めの予想だったとは言え、これは長期平均の66.1%よりも高い水準です。
ただ、ウクライナ情勢や中国経済の不透明感、インフレと金利上昇、景気の悪化などの懸念がなくなったわけではなりません。
7月は月間ベースで大きく上昇したS&P500やナスダックですが、今後も先月のように上昇し続けるかはわかりません。
警戒され、元々低くなりすぎていた株価が、予想よりマシだった事実に対して修正されただけともとれます。
今後もしばらくは不確実性の環境下で利上げが続くと思われますから、引き続き油断できない展開が続くこととなります。
もちろん、更に上昇する可能性もありますし、経済指標の一部では良い兆候も見られ始めていますがが、先月の上昇に油断しないよう注意しましょう。
インデックスファンドを用いて長期投資をする方などは、今後もボラティリティの高い展開や上値の重い展開、予想外の展開があるかもしれないと、予め「心構えだけ」はして置き、
積立を続けたり、目標とする資産配分を維持するなど、いつもどおり規律ある行動を続ける事が大切だと思います。
また、どんな投資戦略や手法を採用する方であれ、ミスターマーケットに振り回されることなく、一喜一憂したり、冷静さを欠くことなく、合理的な投資判断・行動を続ける事が大切だと思います。
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