【6月27日 米国株式市場】
ダウ 31,438 ‐0.20%
S&P500 3,900 -0.30%
ナスダック 11,524 -0.72%
米主要株価3指数は小幅に下落。
バリュー株や小型株は上昇したものの、グロース株が下落。
先週の売り戻りの動きも見られました。
ラッセル2000は+0.34%と小型株は上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.11%と小幅に下落しました。
米10年債利回りは3.205%。+0.081と上昇。
VIX指数は26.95。‐0.28と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.44 +0.20%
NY原油 109.78 +2.01%
NY金 1,822 ‐0.20%
ドル円は135円台中盤。
原油価格は上昇。G7サミットにてロシア産石油価格に上限を設定する案が議論されていること(ブルームバーグ)加えてリビアとエクアドル、産油国2カ国が政治不安を理由に減産の可能性を警告したことが材料視されました。
ビットコインは20,888ドル。‐0.66%とやや下げました。
【S&P500マップ】
Amazon、Google、マイクロソフトなど影響力の大きい大型グロース株の下落が各指数を押し下げました。
【セクター】
エネルギー +2.78%
公益 +0.80%
ヘルスケア +0.39%
生活必需品 ‐0.22%
資本財 ‐0.25%
不動産 ‐0.27%
金融 ‐0.44%
情報技術 ‐0.63%
素材 ‐0.80%
通信 ‐1.04%
一般消費財 ‐1.08%
全11セクター中3セクターが上昇。
原油価格の上昇を受けエネルギー株が₊2%と大きく上昇。
通信と一般消費財は1%ほど下げました。
【スタイルボックス】
今日はバリュー株がプラス、グロース株がマイナスとなりました。
特に、大型グロース株が売られる一方、小型バリュー株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース(COIN)‐10.76%
仮想通貨の継続的な下落と業界の活動レベルの低下を理由に、アナリストが投資判断を『売り』目標株価を45ドルに引き下げました。
〇エピザイム(EPZM)+55.14%
がん治療薬開発のエピザイムはイプセンと買収で合意したと発表。
〇スピリット航空(SAVE)‐7.95%
フロンティア航空とジェットブルー航空が、スピリット航空に対する買収合戦を繰り広げています。
【5月の米耐久財受注】
米耐久財受注 前月比+0.7% 予想+0.1% 前月+0.4%
コア資本財 前月比+0.5% 予想+0.3% 前月+0.3%
5月の米耐久財受注は市場予想を上回る伸びとなりました。
コア資本財(設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財)は前月比₊0.5%増、前年同期比では10.2%増加。
金利上昇や景気懸念が高まる中、新規受注と出荷は5月に堅調に増加。企業の設備投資も今のところ底堅く推移していることが示めされました。(ロイター)
【モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏】
モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、S&P500が更に5~7%上昇する。ただ、その後は下げが再開するとの予想を公開。
下値から38-50%の反発があっても、過去の弱気相場の上昇局面と比べて不自然あるいは乖離しているというわけではないとしています。
これに従えば、S&P500は4200へと上昇する可能性があり、24日終値からは5~7%程度の上昇となります。ウィルソン氏は金利敏感銘柄が上げを主導するとみています。
【まとめと感想】
先週6%の反発を見せた米国株式市場ですが、今日は戻り売りが見られました。
市場の一部では、年金基金や政府系ファンドによる四半期末のリバランスによって、買い戻しの機運が高まるのでは、更に上昇するのではという見方もあります。
シティー・インデックスの市場アナリスト、ラザクザダ氏は
「今週はファンドマネジャーの多くがポートフォリオを調整するだろう。それはボラティリティーの高まりにつながる可能性がある」と指摘しています。
直近の弱い米経済指標の発表を受けてFRBの利上げ姿勢が和らぐのでは、との期待が出ていましたが、今日発表された「5月の米耐久財受注」は、底堅いものでした。
結局のところ、この弱気相場の底がどこなのかはまだわかりません。
株式市場は未来を織り込みますが、インフレのピークや利上げの最終地点、景気後退は起こるのかという懸念は未だ解決したわけではありません。
また米国外にも不確実性の高い問題を有しています。
ですから、先週の反発、そしてもし今週株価が反発しても、それは弱気相場の途中の一時的な反発の可能性もあります。
(確率は低いと思いますが、上昇局面へのターニングポイントだったとなる可能性もあります。ですが、それも結局将来になってふりかえらないとわかりません。)
未来の不確実性や、自身の知り得る情報や判断力には限界があることを理解し、
油断せず、そして一喜一憂せず、淡々と自分のやるべき投資を続けることが大切だと思います。
私はいつも通りの投資を、楽しく投続けていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
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ダウ 31,438 ‐0.20%
S&P500 3,900 -0.30%
ナスダック 11,524 -0.72%
米主要株価3指数は小幅に下落。
バリュー株や小型株は上昇したものの、グロース株が下落。
先週の売り戻りの動きも見られました。
ラッセル2000は+0.34%と小型株は上昇。
VXUS(全世界株式除く米)は‐0.11%と小幅に下落しました。
米10年債利回りは3.205%。+0.081と上昇。
VIX指数は26.95。‐0.28と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 135.44 +0.20%
NY原油 109.78 +2.01%
NY金 1,822 ‐0.20%
ドル円は135円台中盤。
原油価格は上昇。G7サミットにてロシア産石油価格に上限を設定する案が議論されていること(ブルームバーグ)加えてリビアとエクアドル、産油国2カ国が政治不安を理由に減産の可能性を警告したことが材料視されました。
ビットコインは20,888ドル。‐0.66%とやや下げました。
【S&P500マップ】
Amazon、Google、マイクロソフトなど影響力の大きい大型グロース株の下落が各指数を押し下げました。
【セクター】
エネルギー +2.78%
公益 +0.80%
ヘルスケア +0.39%
生活必需品 ‐0.22%
資本財 ‐0.25%
不動産 ‐0.27%
金融 ‐0.44%
情報技術 ‐0.63%
素材 ‐0.80%
通信 ‐1.04%
一般消費財 ‐1.08%
全11セクター中3セクターが上昇。
原油価格の上昇を受けエネルギー株が₊2%と大きく上昇。
通信と一般消費財は1%ほど下げました。
【スタイルボックス】
今日はバリュー株がプラス、グロース株がマイナスとなりました。
特に、大型グロース株が売られる一方、小型バリュー株が上昇しました。
【個別株】
〇コインベース(COIN)‐10.76%
仮想通貨の継続的な下落と業界の活動レベルの低下を理由に、アナリストが投資判断を『売り』目標株価を45ドルに引き下げました。
〇エピザイム(EPZM)+55.14%
がん治療薬開発のエピザイムはイプセンと買収で合意したと発表。
〇スピリット航空(SAVE)‐7.95%
〇フロンティア航空(ULCC)-11.20%
〇ジェットブルー航空(JBLU)+1.62%フロンティア航空とジェットブルー航空が、スピリット航空に対する買収合戦を繰り広げています。
【5月の米耐久財受注】
米耐久財受注 前月比+0.7% 予想+0.1% 前月+0.4%
コア資本財 前月比+0.5% 予想+0.3% 前月+0.3%
5月の米耐久財受注は市場予想を上回る伸びとなりました。
コア資本財(設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財)は前月比₊0.5%増、前年同期比では10.2%増加。
金利上昇や景気懸念が高まる中、新規受注と出荷は5月に堅調に増加。企業の設備投資も今のところ底堅く推移していることが示めされました。(ロイター)
【モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏】
モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、S&P500が更に5~7%上昇する。ただ、その後は下げが再開するとの予想を公開。
下値から38-50%の反発があっても、過去の弱気相場の上昇局面と比べて不自然あるいは乖離しているというわけではないとしています。
これに従えば、S&P500は4200へと上昇する可能性があり、24日終値からは5~7%程度の上昇となります。ウィルソン氏は金利敏感銘柄が上げを主導するとみています。
その一方で、インフレのピークではなく、原油安や利回り低下を招く景気後退への懸念から、株式相場は最終的に再び下値を模索すると警告。
景気のソフトランディングという基本シナリオでは、S&P500は3400~3500と、24日終値から最大13%下落して底をつけ、
リセッションに陥った場合、23%余り下落し3000程度へ落ち込むと予想しています。
Morgan Stanley’s Big Bear Sees Temporary Respite From Selloff
リセッションに陥った場合、23%余り下落し3000程度へ落ち込むと予想しています。
Morgan Stanley’s Big Bear Sees Temporary Respite From Selloff
【まとめと感想】
先週6%の反発を見せた米国株式市場ですが、今日は戻り売りが見られました。
市場の一部では、年金基金や政府系ファンドによる四半期末のリバランスによって、買い戻しの機運が高まるのでは、更に上昇するのではという見方もあります。
シティー・インデックスの市場アナリスト、ラザクザダ氏は
「今週はファンドマネジャーの多くがポートフォリオを調整するだろう。それはボラティリティーの高まりにつながる可能性がある」と指摘しています。
直近の弱い米経済指標の発表を受けてFRBの利上げ姿勢が和らぐのでは、との期待が出ていましたが、今日発表された「5月の米耐久財受注」は、底堅いものでした。
結局のところ、この弱気相場の底がどこなのかはまだわかりません。
株式市場は未来を織り込みますが、インフレのピークや利上げの最終地点、景気後退は起こるのかという懸念は未だ解決したわけではありません。
また米国外にも不確実性の高い問題を有しています。
ですから、先週の反発、そしてもし今週株価が反発しても、それは弱気相場の途中の一時的な反発の可能性もあります。
(確率は低いと思いますが、上昇局面へのターニングポイントだったとなる可能性もあります。ですが、それも結局将来になってふりかえらないとわかりません。)
未来の不確実性や、自身の知り得る情報や判断力には限界があることを理解し、
油断せず、そして一喜一憂せず、淡々と自分のやるべき投資を続けることが大切だと思います。
私はいつも通りの投資を、楽しく投続けていきたいと思います。
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