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【22年末のS&P500指数の目標は4700に】

ゴールドマン・サックスのストラテジストらは、2022年年末時点のS&P500指数の目標を4700に引き下げました。

ゴールドマンサックスは、S&P500指数の目標を昨年末時点で5100に置いていましたが、

その後、インフレとFRBが従来の予想以上に金融引き締めを行うおそれから、4900に気引き下げ。

そして、今回は4900から4700へと1カ月で2回目の下方修正を行いました。

4700という数値は決して低いものではなく、今よりも500ポイント上昇し、昨年11月くらいの水準に戻るという予想になります。

今年の年初からはやや下がって終わる予想ですね。

この予想を信じるとしても、S&P500に長期投資をする方はそのくらいのことは良くあることなので気にしない方が良いでしょう。
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デービッド・コスティン氏らゴールドマンのストラテジストは顧客向けリポートで、「S&P500種採用銘柄の業績にとってより大きなリスクは商品相場の上昇であり、ひいては消費需要と経済成長の鈍化だ」と分析。

↑これは本当にその通りだと思います。


最新の予想では年末時点のS&P500指数は4700と、従来の4900から引き下げた。また、指数構成企業の1株当たり利益の予想についても今年5%増の221ドルと、従来の8%増の226ドルから変更した。

嵐を乗り切るためにエネルギーとヘルスケア部門のポジションを引き続きオーバーウエートとすることを投資家に勧めた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-13/R8NNOCT1UM0W01


だ、そうです。そういう戦略もあると思いますが、

個人的には特定のセクターに加重することなく、コストを抑えつつ投資を続けていきたいと思います。


【予想をに振り回されるのはよそう】

とはいえ、昨年末の5100という数字をみると、

当時は投資はFRBがより早く・大きく利上げするリスクやウクライナ侵攻などを、ゴールドマンサックスのストラテジストらは、ほとんど予想できていなかったのではないかとも思います。

一応フォローすると、大きく市場環境が変わった時は、過去の自分の考えに固執するよりも現実に合わせて考えを修正するというのは当たり前のことです。

例えば、麻雀でも杯が一枚めくられるごとに確率や最適だと思われる行動は変化しますし、

突然、親が2連続カンしていきなりドラ8とテンパイの気配が見えた場合、大きく自分の戦略を変更することに他の雀士は迫られます。

それまでまずまず良い感じに思っていたその局と自分の手が、安全杯の少ない、あがりも微妙に遠い厳しい手に見えてしまうなんてことはよくあります。

新しい情報によって予想が変わるのは、ある意味では合理的ですが、こうころころ予想を変えられると、なんだかなあとも思いますよね(笑)。


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【アナリスト予想とその後12カ月の結果】

blueratingによれば、過去20年間にウォール街のアナリストが行った予測と、その後12か月で実際に達成された結果との間に相関関係はほとんどないそうです。

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こういう予想は当たりもしますし、外れもします。

ただ、誰の予想がいつあたるのかは事前にはわかりません。

どんな人であれ、当たる時もあれば、外す時もあるでしょう。

こうした予想に基づいて投資をする際に一番問題なのは、

予想に合わせてコロコロとPFを動かすことでコストが嵩むことです。

コストは投資家が実際に得るリターンを確実に押し下げます。



【予想に振り回されるのはよそう】

こういった予想に合わせて動き回るのは、一見良い戦略のように見えますが、

一部を除く、ほとんどのアクティブファンドがコスト控除後のリターンで、パッシブ運用のインデックスファンドを上回れていないことを考えると、

結局上手くいくこともあれば、いかないこともある。でも、黙っていた時に比べてコストがかかる戦略だと私は思います。

「コストを正当化しつつ、動的に動きまわることできる」という人はやった方がいいと思いますが、

私はごく普通かそれ以下の投資の腕と運しか持ち合わせていないため、

予想に振り回されて、無駄にコストを賭けたり、タイミングを誤って、自らリターンを押し下げてしまわぬよう気をつけながら、

今後もいつもどおりの規律ある投資を続けていきたいと思います。

また長期投資家の方であれば、できるだけ動かなくて済むように、予め適切な分散投資をすることも大切だと思います。

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