今日は仕事で遅くなったのでサクッと行きたいと思います。
【GDP成長率の1%が削り取られる】
先日、バンガードUKのウクライナ情勢に関するレポートを紹介しました。
同レポートによれば「エネルギー価格の持続的な上昇」と「金融条件の引き締め」によって、
ユーロ圏、英国、米国で、これまで予想されていた2022年の経済成長率が、最大1%失われる可能性があるとのことでした。
過去記事「jhttp://etfsp500.com/archives/30005886.html」
ユーロ圏、英国、米国で、これまで予想されていた2022年の経済成長率が、最大1%失われる可能性があるとのことでした。
過去記事「jhttp://etfsp500.com/archives/30005886.html」
【バークレイズやJPモルガンも】
ブルームバーグの報道によると、
“バークレイズやJPモルガン・チェースなどのエコノミストは世界経済成長の見通しを引き下げ、消費者物価の予想を引き上げている”
”両社ともに成長見通しを約1ポイント下方修正した一方、インフレ予想は1ポイント上方修正した”
バークレイズやJPモルガンも、経済成長の見通しを引き下げました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-07/R8DPD3DWX2PS01
概ね、各社内容は似てますね。
〇エネルギーや食糧、金属の価格上昇→世界的なインフレ懸念
〇景気後退、企業業績悪化、消費鈍化の懸念。
〇コロナやサプライチェーンの問題は未解決
〇米利上げの影響。
〇欧州が影響を受けやすく、英国、米国はまだまし。
わずか2年前に新型コロナ禍で数十年ぶりの深刻なリセッションに陥った世界経済が、
スタグフレーションや新たなリセッションに見舞われるのかどうかが問題となっています。
【黒田総裁の見解】
さらに、今日日本銀行の黒田東彦総裁が参院財政金融委員会で答弁。
以下のようなことを語りました。
〇主要国の対ロ制裁はかなりの効果が出ていると分析
〇ロシアの外貨準備、すぐ使える部分かなり減っている
〇米利上げ→アジア新興諸国に重大な影響が及ぶ可能性は低い
〇米利上げ→アジア新興諸国に重大な影響が及ぶ可能性は低い
〇景気に悪影響及ぼし得る緩和縮小は必要ない(聞いていますか○○さん)
〇賃金上昇の伴わないコストプッシュ型の物価上昇は景気に悪影響
上3つは投資家にとってまあ、役立つ見解。
下2つは日本国民にとってとても重要な見解だと思います(笑)。
ブルームバーグでは、日銀総裁「ロシア国債が1998年同様、デフォルトする可能性に言及」なんて見出しが躍ってましたが、
そりゃ、「絶対にないとは言い切れない」と、言うしかないよなという感じで、なんとなく釣りっぽさを感じました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-08/R8EVZ0T0AFB401
【最悪のシナリオはまだまだ浮かんでくるが】
ロシアの国際法ジュネーブ条約に違反する原発攻撃や原発制圧には憤りと怒りを感じますし、
これで核兵器のでっちあげもできるし、核兵器を使わなくても、最悪「不運な事故」を装って(例えば、冷却システムの故障、電源の喪失)ウクライナ全域をチェルノブイリ化(=プーチン氏の当初の狙い通り、非武装中立地帯)にできたりもします。
こんな感じで、考えようと思えばいくらでも最悪なシナリオは浮かんでくるご時世ですが。
【やるべきことをやり、やってはいけないことをやらない】
一つ、冷静に投資家目線になった時、
じゃあ「普通の日本の個人投資家」が、「投資や資産形成」において、今何かできることがあるかと言われたら、
いろいろ思いつく戦略や手法はありますが、どうなんでしょう。確実なことはそう多くはないと思います。
『絶対・確実』で画期的な良いアイディアがある方は教えて欲しいくらいです(笑)。
未来がわかると考えている方であれば、特定のシナリオに賭けるのも良いと思います。
ただ、こういう時は何をやるのか。と同じくらい、それぞれの手法や戦略において、何をやってはいけないかをしっかりと認識することが大切です。
私の場合は、未来は「わからない」と考えていますので、今まで通り、自身の許容できるリスクの範囲内で、適切に分散しつつ、コストを抑え、投資を続けていきたいと思います。
今、私にできることは、頑張って少しでも多くのお金を稼いで、拠出することくらいなので、久々に目先の仕事を頑張っています(笑)
私のように長期的にインデックス投資やパッシブ運用をする方は、今自分にできること、コントロール可能なことに力を尽くすことが大切です。
苦しい時期にこそ、それは効果を発揮します。その積み重ねが将来大きな結果となって返ってくると私は思います。
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