【3月7日 米国株式市場】
ダウ 32,817 -2.37%
S&P500 4,201 -2.95%
ナスダック 12,830 -3.62%
米国主要株価3指数はそろって続落。
欧州株の主要な株価指数は直近高値から20%以上下落。
ダウやS&P500も直近の最高値から10%以上下げており調整入り。
ナスダックは最高値を20.1%下回り弱気相場入りしています。
天然ガスと原油の高騰を受け、世界的なインフレの懸念も広がり、
市場はリスク回避の雰囲気を強めています。
ラッセル2000は₋2.48%と大型株よりも下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐3.18%と米国よりも下落しました。
米10年債利回りは1.782%。+0.060%とやや上昇。
VIX指数は+36.45。+4.47と大きく上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 115.27 +1.62%
NY原油 120.09 +3.81%
NY金 1,997 +1.62%
米国がロシアからの輸入を禁止する可能性があるとして、WITは一晩で130ドルに急騰。
世界の株式市場は、原油の動きを手がかりに、大きく下落しましたが、原油が1バレル120ドルに向かって後退すると、株価の下落は緩やかになりました。
ビットコインは37,636ドル。‐2.01%と売られました。
【S&P500マップ】
IT・ハイテク株や銀行株、産業株、航空株など、エネルギー株を除いて幅広い銘柄が売られました。
ユナイテッド航空(UAL)は‐15.01%。航空株は、原油価格の上昇やウクライナ危機で欧州への航空路線の乱れから苦戦が予想されています。
【セクター】
エネルギー +1.57%
公益 +1.31%
ヘルスケア ₋1.71%
不動産 ‐1.80%
生活必需品 ₋1.87%
資本財 ‐2.69%
素材 ‐3.43%
金融 ‐3.66%
情報技術 ‐3.70%
通信 ‐3.77%
一般消費財 ‐4.80%
全11セクター中2セクターが上昇。
エネルギーと公益を除く、全9セクターが下げました。
特に、素材、情報技術、通信、一般消費財は3%以上下げ、ナスダックを押し下げました
【スタイルボックス】
全体的に下げましたが、大型バリュー株が₋1.5%と踏ん張る中、
コア及びグロース株
【個別株】
〇ベッド・バス&ビヨンド (BBBY)
ゲームストップ (GME) 会長のコーエン氏が立ち上げた投資会社RCベンチャーズが、同社の株を9.8%保有していることが明らかとなりました。
RCベンチャーズは見売りやベビー用品事業の売却を検討すべきと主張。いろいろな憶測から一時+60%の上昇を見せました。
同社は、一時期話題となったミーム株の一つとしても知られています。
【市場はロシアのデフォルトを織り込みつつあり】
ロシア国債をクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)(=ロシア国債に対する保険の保険料のようなもの)によって保障するコストが過去最高に上昇。
要は、保険料ですから、リスクが高くなると当然支払うべき保険料はあがります。
CDSレートの直近の上昇は、「ロシア国債のデフォルトの確率は、今後5年で80%くらい」ということを示唆しており、マーケットはロシアの破綻の可能性を織り込みつつあるようです。
ロシア債のCDSは、マーケットがロシアのことをどう思っているか判断するよい指標となります。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-07/R8DHXVT0G1KW01
【バークシャー・オキシデンタル・ペトロリアムへ投資】
ウォーレン・バフェット氏率いる、バークシャー・ハサウェイが、石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムの株式を50億ドル以上保有していることが分りました。
3月2~4日にかけてオキシデンタル株6140万株を取得。同社の保有株は合計で発行済株式総数の10%近くに当たる9120万株となりました。
【米国ロシア産原油の輸入を禁止か?】
欧米がロシア産原油の禁輸を協議との報道で原油が急騰しています。
どうなるかわかりませんが、あまり騒いだり、予想したり、決めつけず、素直に推移を見守りたいと思います。
【米企業の今後の見通しは悪化中】
【まとめ・感想】
長期的な目標と計画のもと、長期投資をしている投資家の方であれば、日々の株価を気にする必要なありません。
もし、気にする方であっても、
「S&P500は昨年2021年の5月くらいの水準となりました」
それだけのことです。
「年初」とか「直近最高値」とか「自分の取得価格」という数字に変にアンカーを持たないことが大切です。
VOOは年初来で‐11.53%となりましたが、過去1年で+14.2%、過去3年では+64.2%という素晴らしい成績を残してきています(ドルベース)。
もちろん、過去は未来を保証するものではないですし、今後どうなるかわかりませんが、
まずは、慌てすぎないことが大切です。
私は、今後どうなるかわからないものの、わからないからこそ、自身の許容できるリスクの範囲を守りつつ、資産配分と規律を維持し、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
いろいろな投資戦略があると思いますが、
インデックスファンドに長期投資をされている方は、この程度の下落は良くあることなので、いつもどおり航路を守り投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
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ダウ 32,817 -2.37%
S&P500 4,201 -2.95%
ナスダック 12,830 -3.62%
米国主要株価3指数はそろって続落。
欧州株の主要な株価指数は直近高値から20%以上下落。
ダウやS&P500も直近の最高値から10%以上下げており調整入り。
ナスダックは最高値を20.1%下回り弱気相場入りしています。
天然ガスと原油の高騰を受け、世界的なインフレの懸念も広がり、
市場はリスク回避の雰囲気を強めています。
ラッセル2000は₋2.48%と大型株よりも下落。
VXUS(全世界株式除く米)は‐3.18%と米国よりも下落しました。
米10年債利回りは1.782%。+0.060%とやや上昇。
VIX指数は+36.45。+4.47と大きく上昇しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 115.27 +1.62%
NY原油 120.09 +3.81%
NY金 1,997 +1.62%
米国がロシアからの輸入を禁止する可能性があるとして、WITは一晩で130ドルに急騰。
世界の株式市場は、原油の動きを手がかりに、大きく下落しましたが、原油が1バレル120ドルに向かって後退すると、株価の下落は緩やかになりました。
ゴールドマン・サックスによると、2021年時点でロシアからの天然ガス供給は世界の消費量の17%、西欧の消費量の40%を占めています。
ビットコインは37,636ドル。‐2.01%と売られました。
【S&P500マップ】
IT・ハイテク株や銀行株、産業株、航空株など、エネルギー株を除いて幅広い銘柄が売られました。
ユナイテッド航空(UAL)は‐15.01%。航空株は、原油価格の上昇やウクライナ危機で欧州への航空路線の乱れから苦戦が予想されています。
【セクター】
エネルギー +1.57%
公益 +1.31%
ヘルスケア ₋1.71%
不動産 ‐1.80%
生活必需品 ₋1.87%
資本財 ‐2.69%
素材 ‐3.43%
金融 ‐3.66%
情報技術 ‐3.70%
通信 ‐3.77%
一般消費財 ‐4.80%
全11セクター中2セクターが上昇。
エネルギーと公益を除く、全9セクターが下げました。
特に、素材、情報技術、通信、一般消費財は3%以上下げ、ナスダックを押し下げました
【スタイルボックス】
全体的に下げましたが、大型バリュー株が₋1.5%と踏ん張る中、
コア及びグロース株
【個別株】
〇ベッド・バス&ビヨンド (BBBY)
ゲームストップ (GME) 会長のコーエン氏が立ち上げた投資会社RCベンチャーズが、同社の株を9.8%保有していることが明らかとなりました。
RCベンチャーズは見売りやベビー用品事業の売却を検討すべきと主張。いろいろな憶測から一時+60%の上昇を見せました。
同社は、一時期話題となったミーム株の一つとしても知られています。
【市場はロシアのデフォルトを織り込みつつあり】
ロシア国債をクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)(=ロシア国債に対する保険の保険料のようなもの)によって保障するコストが過去最高に上昇。
要は、保険料ですから、リスクが高くなると当然支払うべき保険料はあがります。
CDSレートの直近の上昇は、「ロシア国債のデフォルトの確率は、今後5年で80%くらい」ということを示唆しており、マーケットはロシアの破綻の可能性を織り込みつつあるようです。
ロシア債のCDSは、マーケットがロシアのことをどう思っているか判断するよい指標となります。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-07/R8DHXVT0G1KW01
【バークシャー・オキシデンタル・ペトロリアムへ投資】
ウォーレン・バフェット氏率いる、バークシャー・ハサウェイが、石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムの株式を50億ドル以上保有していることが分りました。
3月2~4日にかけてオキシデンタル株6140万株を取得。同社の保有株は合計で発行済株式総数の10%近くに当たる9120万株となりました。
【米国ロシア産原油の輸入を禁止か?】
欧米がロシア産原油の禁輸を協議との報道で原油が急騰しています。
一方で、ホワイトハウスは、石油市場の混乱を抑えることを望んでいると述べており、米国当局がベネズエラ産原油の輸入を禁止する制裁措置制裁の緩和を検討しているとの報道もありました。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-venezuela-usa-idJPKBN2L40F2
もし、これが実現すれば、ロシアからの供給の懸念を緩和することができます。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-venezuela-usa-idJPKBN2L40F2
もし、これが実現すれば、ロシアからの供給の懸念を緩和することができます。
どうなるかわかりませんが、あまり騒いだり、予想したり、決めつけず、素直に推移を見守りたいと思います。
変わりにウェルズ・ファーゴ投資研究所のサミア・サマナ氏の言葉を一つ。
「地政学に対する市場参加者の反応は実際に測定できないので、その辺りは不確実だ」
「地政学に対する市場参加者の反応は実際に測定できないので、その辺りは不確実だ」
【米企業の今後の見通しは悪化中】
原油価格の高騰やインフレ、サプライチェーンの問題などが企業の利益を圧迫しようとしています。
アナリストによる企業利益の予想が2020年9月以来初めてマイナスに転じたとも指摘され、
モルガン・スタンレーのチーフ株式ストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏によると、企業の業績ガイダンスをみると、下振れ予想が上振れを見込む企業の3.4倍となり、2016年の第1四半期以来最大の格差となったとのことです。
【まとめ・感想】
ここで、不安を煽ったり、おはぎゃーといえればおもしろいのですが、
個人的には何も感じていませんし、騒いだり、慌てる必要はないともいます。
長期的な目標と計画のもと、長期投資をしている投資家の方であれば、日々の株価を気にする必要なありません。
もし、気にする方であっても、
「S&P500は昨年2021年の5月くらいの水準となりました」
それだけのことです。
「年初」とか「直近最高値」とか「自分の取得価格」という数字に変にアンカーを持たないことが大切です。
VOOは年初来で‐11.53%となりましたが、過去1年で+14.2%、過去3年では+64.2%という素晴らしい成績を残してきています(ドルベース)。
もちろん、過去は未来を保証するものではないですし、今後どうなるかわかりませんが、
まずは、慌てすぎないことが大切です。
私は、今後どうなるかわからないものの、わからないからこそ、自身の許容できるリスクの範囲を守りつつ、資産配分と規律を維持し、今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
いろいろな投資戦略があると思いますが、
インデックスファンドに長期投資をされている方は、この程度の下落は良くあることなので、いつもどおり航路を守り投資を続けていきましょう。
いつもありがとうございます。
もしよかったら、応援クリックよろしくお願いします。
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