初心者の方が、成功した投資家なるためのシンプルな方法！ : バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ

【投資で成功するためには】

今日、投資で成功するためには高度な知識や複雑さは必要ありません。

必要なのはある程度の常識です。

しかし、投資を「ネタ」に商売している、多くの金融サービス会社や個人の情報発信者からは、この話を聞くことはあまりありません。

その代わり、彼らは「投資は非常に複雑だ」「自社や自身のアドバイス、リサーチ、専門性などが個人投資家の投資目標を達成するために必要だ」→「だから、我々にお金を払え」と促します。

YOUTUBEやネット上にはとても興味を引くおもしろい広告がたくさんあります。

でも、皮肉なことに、私達がそういったサービスにかけるお金は、私達が最大化したい投資収益から差し引かれることになります。

全ての投資家は、全体としてみれば､株式市場全体と同じリターンを得ることになります。

でも、これは経費が引かれる前の話であり、信託報酬や売買委託手数料、税金、アドバイス料や情報料といった投資にかかる経費を差し引くと、投資家全体で見ると、経費の分だけ市場リターンを下回ることになるわけです。

実際、株式市場は複雑ですが、投資で成功するために、自身の運用が複雑である必要はありません。

【①コスト】

投資にかかる経費を必要最低限に抑えることは、長期的にみて投資リターンを改善する最も確実な方法です。

例えば、市場のリターンが8%で経費率0.2%のファンドに1ドル投資した場合、 40年後には20ドル以上になりますが、経費率2.5%のファンドでは、40年後約8.5ドルにしかなりません。

販売手数料を課すファンドを避け、経費率の低いファンドを選ぶことが大切です。また、売買手数料や税金も可能な限り抑えることが大切です。

【②分散】

来年、株式市場に何か起こるかは誰にもわかりません。どのセクタ一、スタイル、地域が伸び、どこが下落するのかも分からりません。

この不確実性を踏まえた上で、最も理にかなった戦略は、できるだけ広く分散して投資を行うことです。

できるだけ長期間、複利を活かしつつ世界中の企業から、配当金や長期的な利益成長の恩恵を受けることが大切です｡

【③慎重な資産配分】

自身の資産を株式、債券、現金などにどう配分するかという、資産配分こそ､ポートフォリオの長期的なパフォーマンスに最も大きな影響を与える要素となります。

保守的になり過ぎることにも、積極的になり過ぎることにもリスクがあります。

個人個人の置かれている環境や、性格によっても変わりますが、リスクを取りすぎで途中で投資を投げ出してしまうよりは、慎重な資産配分を心がけた方がよいでしょう。

【④感情に振り回されない】

「投資家がポートフォリオに与える悪影響の大半は、部屋の中でじっと座っていられないことによるものだ」という言葉があります。

投資のミスのほとんどは感情によって引き起こされます。

投資家は感情に振り回されて、株が最高値にあるときに興奮して飛びつき、低値にあるときに嫌気がさして手放したりします。

これは、安値で買って高値で売るという常識の真逆の行動をとってしまうわけです。

【まとめ】

投資家全体のレベルがあがり、プロの投資家同士が激しいしのぎを削っている中、私達のような普通の投資家がそこで勝ち続けるのは、正直難しいでしょう。

中には勝てる能力のある人や運のいい人がいると思いますが、大多数の人はそうではありません。

しかし、普通の方、初心者であっても、株式市場が生み出すリターンを効率よく得るための方法が今日あります。

全ての投資家は、全体としてみれば､株式市場全体と同じリターンを得ることになります。

そして、株式投資で成功するためには、企業が生み出す配当金や利益成長を、複利を活かしつつ、長期間享受し続けることが大切です。

その時、以下の4点をよく考え、判断することが大切です。

①コストに気を付ける
②幅広く分散する
③自分にあった資産配分
④感情に振り回されない。

これを手っ取り早く行うには、全世界の株式市場に丸ごと投資ができるような低コストのインデックスファンドに、自身の許容できるリスクの範囲内で投資をするとよいでしょう。

そして、日々のニュースや株価に振り回されることなく、投資を続けることが大切です。

もし、余裕がある場合は、随時、追加で資金を投じればより良いリターンを狙うことができます。

このシンプルすぎる、ごく普通の常識的な方法は、長期的には、コスト控除後で、多くのアクティブファンドの成績を上回ります。

私自身は投資の世界の常識とも言える、この基本的な、ごくごく普通の戦略を、これからも楽しみながら、愚直に続けていきたいと思います。

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