【2021年のリターンを振り返って】
先週は、Nasdaqの調整入りが話題となりましたが、
昨日はS&P500指数やMSCI世界株価指数も最高値から、
一時10%以上下落し、調整局面入りが確認されました。
しかし、その後、反発。
一時10%以上下落し、調整局面入りが確認されました。
しかし、その後、反発。
1月24日米国株式市場の終了時点の、
年初来リターンはこんな感じになっています。
VTI(全米) ‐7.92%
VXUS(米除く全世界) ‐3.46%
VT(全世界) ‐6.00%
QQQ(Nasdaq ) ‐11.20%
(ブルームバーグより)
マスコミやメディアは騒ぎたて、
いろいろな予想も飛び交っていますが、
過去を振り返ってみると、
特に慌てたり、騒いだりするような数字ではないということがわかります。
【米国株式市場の変動】
下の図は、米国株式市場の各年ごとの
リターンと最大ドローダウンを、示したものです。

jpモルガン reportより

米国株式市場は、過去40年間のうち33年上昇しました。
ブラックマンデー・ITバブル・リーマンショックを含む期間の中でも、
年間のリターンは8割以上プラスとなりました。
その一方で、2019年以外どの年を取っても、
年初よりも一時的にマイナスリターンを経験してきたということもわかります。(黄色のライン)
この40年間、S&P500指数は、
平均すると1年のうち約14%の一時的な下げが発生しています。
年初よりも一時的にマイナスリターンを経験してきたということもわかります。(黄色のライン)
この40年間、S&P500指数は、
平均すると1年のうち約14%の一時的な下げが発生しています。
例えば、1980年のS&P500は、
最終的には年間25.77%のリターンを投資家にもたらしましたが、
同年中には20%近くの下落もありました。
最終的には年間25.77%のリターンを投資家にもたらしましたが、
同年中には20%近くの下落もありました。
【右肩上がりの市場の恩恵を受け取るには】

(株式投資 第4版より引用)
過去の右肩上がりのチャートのような、
S&P500の魅力的なリターンを、投資家が実際に手にするためには、
その間、何度もあった、一時的、もしくは長期的な下落を乗り越え、
保有し続ける必要があったということをよく思い出しましょう。
リスクがあるからリターンがあるわけです。
リスクの取らなすぎというのもまた非効率ではあるのですが、
リスクの取りすぎは絶対に禁物です。
自分にとって、リスクとリターンのちょうどいいバランス、
塩梅を見つけることが大切だと思います。
【S&P500指数のドローダウン】

S&P500の過去のドローダウンを振り返って見ると、
繰り返しになりますが、過去8%程度下落したことは多々ありますから、
特に気にすることはありません。
どうしても気になる方は、既にリスクを取りすぎている可能性がありますから、
無理せず、素直に自分の気持ちと向き合い、
適切な資産配分で投資をすることが大切だと思います。
途中で投資を止めてしまっては元も子もありません。
自分の本当のリスク許容度は、
実際に大きな下落を経験してみないと、
自分自身でもなかなかわからないものですが、
あなたの本当の心内をわかるのは、
やはりあなた自身しかいないわけですから、
他人に頼るよりも、
まずは、しっかりと自身の心に耳を傾け、感情を観察し、
認め、受け入れることが大切です。
そして、投資だけ、お金だけが人生や幸せではないのですから、
素直に自分自身の心と対話し、ちょうどいいバランスを見つけ、
穏やかで楽しい人生を過ごすのが良いと思います。
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