【リターンよりもリスクが予想しやすい】
実は、米国株式市場においては、
将来のリターンより「将来のリスク」の方が、
予想しやすいという研究結果があります。
実は、米国株式市場においては、
将来のリターンより「将来のリスク」の方が、
予想しやすいという研究結果があります。
例えば、1927年から2018年の米国株式市場の日次リターンを見ると、
ある月とその翌月のボラティリティの相関係数は+69%となっています。
過去記事でも紹介した通り、
S&P500指数の動きは完全なランダムではなく、
ボラティリティが高かった翌日はボラティリティが高い傾向がある。
ボラティリティが高い時期と低い時期があり、
ボラティリティが高い時期は続く傾向があり、
また低い時もそれが続く傾向があります。
例えば、市場が大きく下落した日と、大きく上昇した日は近い。
ということもそういった傾向の一つです。
詳しくは、ベノワ・マンデルブロ氏の「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」などを読んでみるとよいでしょう。
“1か月から、1年先までの米国株式市場の短期的なボラティリティは、単純なモデルであってもかなり予測可能である。”
と、セバスチャン・ペイジ等も結論付けています。(長期予測とは別ですが)
【ボラティリティ戦略】
そして、この傾向を利用した、
いろいろな投資戦略、戦術が考案され、議論や実践されています。
例えば、その一つはこれ。
一言で説明すると、比較的予想しやすいボラティリティを利用して、
現金とレバレッジ(S&P500指数に)を用いて動的に資産配分を調整し、
PFのボラティリティをコントロールすることで、
ただ、だまってS&P500を保有していた時よりも、
リターンおよびシャープレシオを改善できたというような研究です。
この話でポイントとなるのは、
ボラティリティが高い時期は、現金比率を高めてボラティリティを抑え、
低い時期にレバレッジを効かせるとよいという結論になるということです。
さて、今の米国株式市場のボラティリティはどうでしょう?
高いでしょうかそれとも低いでしょうか。
デイトレ等はまだ別ですが、
中長期的にレバレッジを用いて米国株式市場に投資をしている方は、
精神論でレバレッジだ、買増しだ、ホールドだと言うのももちろんいいのですが、
精神論と合わせて、ボラティリティが高い時期に、
よりレバレッジ比率を高めることについて
過去の研究や数字にいろいろ考えて、判断してみても面白いと思います。
【動的なPF戦略について(私は好まないけど)】
私自身は動的なPF戦略はあまり好まないので、
コストや難しさの面からも採用しませんが、
レジームによって基本的な資産配分を見直したりするのは、まあ、ありっちゃありだと思います。
ここら辺を細かく話すと長くなるので別の機会と思いますが、
この記事で書いたような話は、
米国株式市場とレバレッジに関して、基本的な内容なので、
特にレバレッジを用いて米国株に投資をするのであれば、良く学ぶことが大切だと思います。
ここら辺の話は、
私なんかよりも実際にレバナスなどに投資をしている方の方が、
全然詳しいと思いますので、そういう方々に聞くのも良いと思います。
残念ながら、こういう話や論文、研究などを紹介しても、
全然アクセスが伸びないので(T_T)
最近あまり書いてませんでしたが、
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ある月とその翌月のボラティリティの相関係数は+69%となっています。
過去記事でも紹介した通り、
S&P500指数の動きは完全なランダムではなく、
ボラティリティが高かった翌日はボラティリティが高い傾向がある。
ボラティリティが高い時期と低い時期があり、
ボラティリティが高い時期は続く傾向があり、
また低い時もそれが続く傾向があります。
例えば、市場が大きく下落した日と、大きく上昇した日は近い。
ということもそういった傾向の一つです。
参考)バンガードのレポート
米国株式市場は、二面性があります。
①多くの期間を占める、いわゆる普通の状態(ボラティリティが比較的小さく、安定している時期)
②稀に起こる、ボラティリティが高く、激しく市場が動く期間。
詳しくは、ベノワ・マンデルブロ氏の「禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン」などを読んでみるとよいでしょう。
“1か月から、1年先までの米国株式市場の短期的なボラティリティは、単純なモデルであってもかなり予測可能である。”
と、セバスチャン・ペイジ等も結論付けています。(長期予測とは別ですが)
【ボラティリティ戦略】
そして、この傾向を利用した、
いろいろな投資戦略、戦術が考案され、議論や実践されています。
例えば、その一つはこれ。
一言で説明すると、比較的予想しやすいボラティリティを利用して、
現金とレバレッジ(S&P500指数に)を用いて動的に資産配分を調整し、
PFのボラティリティをコントロールすることで、
ただ、だまってS&P500を保有していた時よりも、
リターンおよびシャープレシオを改善できたというような研究です。
この話でポイントとなるのは、
ボラティリティが高い時期は、現金比率を高めてボラティリティを抑え、
低い時期にレバレッジを効かせるとよいという結論になるということです。
さて、今の米国株式市場のボラティリティはどうでしょう?
高いでしょうかそれとも低いでしょうか。
デイトレ等はまだ別ですが、
中長期的にレバレッジを用いて米国株式市場に投資をしている方は、
精神論でレバレッジだ、買増しだ、ホールドだと言うのももちろんいいのですが、
精神論と合わせて、ボラティリティが高い時期に、
よりレバレッジ比率を高めることについて
過去の研究や数字にいろいろ考えて、判断してみても面白いと思います。
【動的なPF戦略について(私は好まないけど)】
私自身は動的なPF戦略はあまり好まないので、
コストや難しさの面からも採用しませんが、
レジームによって基本的な資産配分を見直したりするのは、まあ、ありっちゃありだと思います。
ここら辺を細かく話すと長くなるので別の機会と思いますが、
この記事で書いたような話は、
米国株式市場とレバレッジに関して、基本的な内容なので、
特にレバレッジを用いて米国株に投資をするのであれば、良く学ぶことが大切だと思います。
ここら辺の話は、
私なんかよりも実際にレバナスなどに投資をしている方の方が、
全然詳しいと思いますので、そういう方々に聞くのも良いと思います。
残念ながら、こういう話や論文、研究などを紹介しても、
全然アクセスが伸びないので(T_T)
最近あまり書いてませんでしたが、
もし、知らなかった、役に立った、続きが気になる方がいれば、
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