【資産形成を成功させるために】
明確で、適切な計画を立てることは、資産運用や投資を成功させるために重要です。
資産運用の計画は、明確で、達成可能なものでなければいけません。
投資のリターンを過度に高く見積もったり、実践が難しい貯蓄や投資計画に基づいたものではいけません。
一人一人、収入、支出、家族構成、価値観、性格などは異なります。
その為、投資計画は誰かのマネをして決めるのではなく、自分の生活や将来の予定に合わせて、自分自身で決める必要があります。
【投資計画の決める時に大切なこと】
投資計画を考えるうえで重要なのは、①リスク許容度と②投資期間です。
リスク(ボラティリティ、値動きの大きさ)とリターンは相関しているため、大きなリターンを得るには、大きなリスクをとる必要があります。
しかし、株価などの資産価格の暴落時に耐え切れず、底値で投げ売りをして、投資を止めてしまっては元も子もありません。
また、価格変動を気にして、人生を今まで通り楽しめなくなったり、日々の生活に支障をきたしたしては本末転倒です。
お金に困らないため、将来より豊かな生活を送るために投資をしているわけです。
リスク資産を持つことで、かえってお金や株価に振り回されるようになってはいけません。よく言われるように、夜株価や投資を気にせずゆっくり眠れる範囲で投資をすることが大切です。
最初に述べたように、それぞれの就いている職業や日々の生活費などの投資環境と、自身の性格、そして投資期間をよく考えて計画を立てることが大切です。
【先輩からのアドバイス】
いろいろな考え方がありますが、一例として、投じたお金が30%程下落しても、動じずに平気で投資を続けられるか考えてみましょう。
100万円を投資した後、株価が下落し投じたお金が一時的に70万円になっても、そのまま投資を続けられるか。
多少の不快感はあるでしょうが、日常生活に支障をきたさないか。具体的にイメージしてみるとよいと思います。
70万円になったまま、戻るまで数年我慢するのはきついという方は、リスクにさらす額を減らすことを考えましょう。
最初のお金が50万円なら30%減っても35万円となり、-15万程度済みます。金額は自身の資産規模に応じて調整してみてください。
【投資を続けることが優先】
ただし、リーマンショックやITバブルなど、市場は30%以上下落することもあります。
また、株価が好調な時は自身の許容できるリスクを甘く見積もったり(リスクを取りすぎたり)、実際に下落を味わってみると、想定していたよりもメンタル的に参ってしまうことがあります。
株式などのリスク資産に投資をする場合、長期的に「リスクプレミアム」を集めながら、「複利」を活かし運用することが大切です。
ですので、できるだけ長い間、市場に居続け、投資を止めないこと、続けることが大切です。

例えば、S&P500は過去25年で、年率平均9.76%(ドルベース)
累積で925.44%のリターンを残してきました。
ただ、この魅力的なリターンを得るためには、
途中でブラックマンデーやITバブルなどの市場の混乱や下落相場を乗り切る必要がありました。
リスクを取りすぎて途中で投資を投げ出さないことが大切です。
【自分の許容範囲内で投資をする】
市場が好調な時でも、周りの投資家がよりリスクをとって儲けている姿をみても、他人は他人と割り切り、自分の投資を続けることが大切です。
「リスクをとった結果、上手くいっておめでとう。私も自分の取れるリスクの範囲内でがんばります」という姿勢が大切です。
羨ましがったり、妬んだり、僻んでもあなたの資産が増えるわけでもありません。また、それを見た「後」慌てて他人のマネをしても、次も同じようにうまくいくかはわかりません。
また、実際にたくさんの記事で、何度も暴落について学んだり、よく勉強した方であっても、実際にいざ自分が暴落や長期的な停滞を経験してみると、想像以上の不安や恐怖、辛さに襲われることもあります。
繰り返しになりますが、投資を止めないことが最優先です。少しでも不安な方は、充分な「安全域」を確保しつつ、無理のない範囲で資産の一部を、株式などのリスク資産に投じるとよいでしょう。
【最初から完全な計画など建てられない】
ただ、全く投資をしたことがない方が最初から「完璧な」計画を建てることはほぼ不可能です。
未来はわかりませんから、おおよその正しさ(合理性)程度のものはあっても明確な「正解」はありません。
投資に「100点」というのはまずなく、私自身もだいたいこのくらいが「適切かな」というくらいで計画を建てています。
投資に限らす、新しい物事を始めた人が最初から100点をとるのはまず困難です。
今日受験勉強を始めた人がいきなりセンター試験で100点を取るのは厳しいですし、
100点を目指すあまり、細かい所ばかり気にして、なかなか合格ラインの80点に届かなかったらかえって非効率です。
100点を確実にとれるようになるまで試験を受けないというのもまた勿体ない話です。
100点を目指すあまり、細かい所ばかり気にして、なかなか合格ラインの80点に届かなかったらかえって非効率です。
100点を確実にとれるようになるまで試験を受けないというのもまた勿体ない話です。
投資も似たようなもので、また別の機会に話しますが、80~90点取るのは割と誰でも狙えたりします。
最初から100点をとろうとしたり、細かいことにこだわるあまり、なかなか投資が始められなかったり、踏み切れないよりは、
一旦ちょっとだけやってみた方がより理解が進んだり、こんな感じかとわかたったりするものです。まずは始めることが大切だと思います。
【やりながら修正もあり】
意外と人は自分自身のこと(暴落耐性など)もよくわかっていなかったりもします。
そして、自分の将来も(あまり考えたくないですが、交通事故や会社が倒産するなど)わかりません。
市場や未来は「わからない」という前提を忘れないことが大切です。
多くの人が上昇相場ではもっとリスクを取っておけばよりリターンがとれたと後悔し、下落時にはもっとリスクを取らなきゃよかったと後悔します。
「良い時」と「悪い時」両方経験して、初めて、「ああ、自分はもっとリスクがとれるな」とか自分は「思ったより弱いぞ」と感じたりするものです。
それぞれで自分がどう反応するかよく観察し、基本となる資産配分を、自分自身に合わせて途中で調整するのも良いと思います。
投資を始める前から100点を目指さずに、やりながら調整・修正していくのも初めはありかなと個人的には思います。
繰り返しになりますが、途中で怖くなって投資を止めてしまっては元も子もありませんから、
できれば最初は保守的なくらいから始めるとよいでしょう。
【まとめ】
投資や資産形成を成功させるためには、
非現実的なリターンに基づく計画や不確かなマーケット予測よりも、「投資を続けること」とそのための「現実的な計画」が大切です。
とはいえ、最初から完璧な計画を建てることは無理なので、大まかな計画を建てたら、実際にやってみましょう。
保守的に始めて、途中で修正するもの良いと思います。
投資かは自分自身のこともなかなかわからないもの。
まずは上昇相場と下落相場両方経験して自分自身とよく向き合いましょう。
投資や資産形成はあなたの人生を豊かにするために行うものです。
他人や株価に振り回されることなく、楽しい人生を歩んでいきましょう。
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