【12月2日 米国株式市場】
ダウ 34,639 +1.82%
S&P500 4,577 +1.42%
ナスダック 15,381 +0.83%
米国株式市場は反発。
オミクロン株やパウエル議長の証言等によって下落していた銘柄に買いが入りました。
市場より大きく下げていた小型株のラッセル2000は+2.74%と大きく反発。
VXUS(全世界株式除く米)も+1.32%と反発しています。
米10年債利回りは1.448%。+0.014%と小幅に上昇。
VIX指数は27.95。ー3.17と低下しました。
【為替・コモディティー】
ドル円 113.16
NY原油 67.15 +2.41%
NY金 1,767 -0.80%
原油が大きく上昇。金は下げました。
OPECとロシアなどの産油国は原油生産量の現在の枠組みを維持することを決定。
オミクロン株の流行による景気悪化を懸念して増産量を減らすという話もありましたが、原油生産量を一日あたり40万バレル、毎月増やしていく計画を来月も維持するとのことです。
ビットコインは57,058ドル。ー0.21%と下落しました。
【S&P500マップ】
S&P500の90%以上の企業が上昇しました。
特に旅行レジャー関連や中小型株などパンデミックからの回復で恩恵を受け易い銘柄に買いが集まりました。カーニバル(9.2%)アメリカン航空(7.0%)
【セクター】
資本財 2.9%
エネルギー 2.8%
金融 2.8%
不動産 2.7%
素材 2.0%
通信 1.6%
公益 1.2%
一般消費財 1.2%
情報技術 0.8%
生活必需品 0.8%
ヘルスケア 0.4%
幅広いセクターに買い戻しが入りました。
米国債利回りの上昇を受け、銀行株や金融株も上昇しています。
【スタイルボックス】
全体的に上昇しましたが、昨日までより大きく下げていた中小型株に買いが入りました。
また、グロース株よりバリュー株を選好する動きが見られました。
【個別株】
〇ボーイング(BA)+7.54%
中国で約3年間飛行禁止となっていた737Maxの運航再開のメドが出てきたことや、エンジンメーカーの仏サフランが、2023年の737Maxの生産を月間50機に引き上げる準備をしていると述べたことが材料となり買われました。
〇オクタ(OKTA)+11.66%
決算を発表。ガイダンスは保守的なものの、EPS、売上共に予想を上回る良い決算でした。
〇スノーフレーク(SNOW) +15.73%
決算発表後、出来高を伴って大幅高となりました。
〇クローガー(KR)+11.04
スーパーマーケットとコンビニエンスストアのクロ―ガーも良い決算を発表後株価が上昇しました。
【週間失業保険申請件数】
新規 22.2万人 予想 24.0万人 前週 19.4万人
継続 195.6万人 予想 200万人 前週 206万人
新規申請(~27日)、継続受給(~20日)ともに、前週よりは悪化したものの市場予想を下回り、コロナショック前近くの水準まで低下しました。
感謝祭だった11月25日前後の申請件数は例年変動が大きくなる傾向があります。
タイトな雇用は賃上げ要求にもつながり、インフレやFRBの利上げに対する議論に影響を与えます。
【米政権、オミクロン対策発表】
バイデン米大統領は、オミクロン株の感染が国内で確認されたことを踏まえ、感染対策強化に向けた一連の指針を発表。
自宅で行うコロナ検査を無料とするため、民間の健康保険会社に対し、顧客への検査キット費用払い戻しを義務付けました。
自宅で行うコロナ検査を無料とするため、民間の健康保険会社に対し、顧客への検査キット費用払い戻しを義務付けました。
関係筋によると、航空機、列車、バス、空港や駅でのマスク着用義務の期限を3月18日まで延長するとの話もあります。
一方で、ロックダウンは含まれないとも強調。
バイデン氏は、コロナ感染者数が冬に増加し続けるという専門家の予測に言及した上で、
「カオスや混乱に陥るのでなく、科学とスピードをもってオミクロン株と戦う」と述べています。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-plan-idJPKBN2IH2CG
【まとめ・感想】
米国の投資家たちはオミクロン株が経済に与えるダメージの大きさを見極めようとしています。
オミクロン株についてはワクチンの有効性など、未だ不透明なところもあります。
昨日、米国で2例目の感染が確認されましたが、伝染力は強いものの、重症化にはなりにくいとの報告もあり 株価への影響はあまりありませんでした。
また市場は、あるの雇用統計の結果が、パウエル議長の証言(テーパリングの加速)を裏付けるものとなるのかにも注目しています。
2日米国株式市場は反発して終えましたが、不安定な市場が続いています。
米国主要3指数は週間、月間ベースでマイナスとなっています。
とはいえ、主要指数は約ー5%前後しか下げていませんし、より長期的な視点で見ると年初来でも大きくプラスとなっています。
とはいえ、主要指数は約ー5%前後しか下げていませんし、より長期的な視点で見ると年初来でも大きくプラスとなっています。
過去を振り返るとこのくらいの下げはよくあることです。
ただ、もしS&P500等へ長期投資をされている方で、今回不安を感じた方は、素直に自分の心と向き合い、市場が落ち着いた後、無リスク資産とリスク資産の配分を見直すのも良いかと思います。
途中で止めない事が一番大切ですし、自分の投資、人生ですから、自身の心に嘘をつく必要は全くありません。
不透明感や不確実性、ボラティリティの高い市場ですが、
慌てたり、パニックになることなく、長期的な視点を維持し、冷静に規律ある投資を続ける事が大切だと思います。
私は今まで通りの投資を続けていきたいと思います。
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