【バランスよく資産を分散しよう】
貯蓄はとても素晴らしい習慣ですが、
インフレによる購買力の低下等を考慮すると、現金もリスクがない資産とは言えません。
一方で、株式は短期的に投資家を大きな損失に晒すリスクもあるものの、
そのリスクの分だけ、長期的には投資家に素晴らしいリターンをもたらしてきました。
個々の投資家の投資目的やリスク許容度、投資期間が異なるため、
また各資産の性質も違うため、一概にどちらがすぐれているとは言えませんが、
どれか一つだけの資産を集中して配分するより
株式、債券、現金などの各資産を組み合わせ分散し、適切に資産を配分することが、多くの人にとって「最も安全」な投資の選択肢になると思います。
例えば、長期的な資産形成においてインフレは大きなリスクの一つですが、
インフレだけがリスクではありません。その他のリスクやリターンとのバランスを考える事が大切です。
【資産配分を考よう】
株式投資を始める際、「どの株が成長するのかな」「いつ買えばいいのかな」とタイミングや銘柄選択から始めようとする方も多くいます。
かくゆう、私自身もそうでした。(いきなり某日本株に投資をしました)
しかし、長期的に分散されたPFで運用する場合、
銘柄選択やタイミングよりも、資産どうを配分したかがリスクとリターンに大きな影響を与えます。
一般的には、運用期間や退職までの期間が長い人や、若くて将来の人的資本が豊富な人、性格的にリスクがとれる人などは株式に多めに配分し、
逆に運用期間が短い方や、投資環境や性格的に、リスク許容度・選好度が低い方は無理せず、現金や債券に大目に配分するというのが、良いと言われています。
【初心者には目安が必要】
投資家の効用(満足度)は「(現在及び将来の得られる)消費」や「富(資産額・安心感)」から得られると私は考えています。
ただ、投資家は異なるリスク回避度、忍耐力(性格)、富への欲望、投資環境、人生を有しており、
不確実なリターンを得るために、どのくらいリスクを背負うことを厭わないかは個人個人によって大きく異なります。
ということで、「個人個人それぞれで考えましょう」というのが、まあ結論の一つになるとは思います。
ただ、実際にそうはいわれても、ある程度経験のある投資家の方でも正解が見つからず、頭を悩ませる問題を、
あまり知識もなく経験も乏しい初心者の方に、そのまま投げつけるというのも、個人的には少し不親切なように感じます。
【テーロウプライスのTDF】
そこで、当ブログでは、過去に、エリス氏やマルキール氏といった偉大な研究者のアイディアや
バンガード、ブラックロックのTDFなどを参考に目安となる資産配分の一例や考え方を紹介してきました。
紹介した後すぐパクられるが嫌で非公開にしたのもあるかもしれませんが(笑)
(そしてその先でアフリエイトへの誘導とかに使われてると悲しくなるのですが(T_T))
今回は米国のティーロウプライスのTDF(ターゲットデイトファンド)のグライドパスを、また一つの目安として紹介したいと思います。
ティーロウプライスには2つのグライドバスがあるのですが、今回紹介する株式比率の高い方が人気のようです。
分散投資を超えて ―アセットアロケーションの実践より引用
少し見ずらいのですが、大体の目安としてお考え下さい。
退職の年を0として考えています。
退職までの期間が25年以上ある人の株式比率は90%で、退職の年にはそれが55%になっています。
開始から時間が経過するにつれて、徐々に株式の比率が下げられていることがわかります。
ティーロウプライスは、
この株式比率は高く見えるかもしれないが、多くの個人(米国の投資家)は積み立て不足であり、
インフレに対応し、退職後20年以上持ちこたえるためには更なる資産が必要なのである。と述べています。
【ポイントとまとめ】
これが米国人視点のものであることや、
現在の債券の環境を考えると、株と現金で再現してもよいのでは?など
いくつか議論すべき問題はありますが、
個人的には大まかな目安として、いい感じの線、資産配分の例なんじゃないかなと思いました。
そのうえで初心者の方には、実際に自分のリスク許容度や選好度なんて、暴落が来た後でないと正確にはわかりませんから、
最初は、いざその時、途中で投資を投げ出してしまわぬように、やや安全な比率で投資を始め、
周りの声ではなく、自分自身の心や環境と正直に対話しながら、自らのベストな資産配分を見つけていってもらえたらいいなと思います。
何事もそうですが、最初から完ぺきに100点をとることなどまずできませんし、
未来や投資に絶対はありませんから、
余裕をもって、良い意味で大雑把に始めて頂けるといいと思います。
最後になりますが、特に運用期間や退職までの期間が長い人にとっては、株式は素晴らしい資産の配分先の一つだと思います。
もし興味のある方は、ぜひ一歩だけ前に踏み出してみて頂けたら嬉しいです。
いつもありがとうございます。
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貯蓄はとても素晴らしい習慣ですが、
インフレによる購買力の低下等を考慮すると、現金もリスクがない資産とは言えません。
一方で、株式は短期的に投資家を大きな損失に晒すリスクもあるものの、
そのリスクの分だけ、長期的には投資家に素晴らしいリターンをもたらしてきました。
個々の投資家の投資目的やリスク許容度、投資期間が異なるため、
また各資産の性質も違うため、一概にどちらがすぐれているとは言えませんが、
どれか一つだけの資産を集中して配分するより
株式、債券、現金などの各資産を組み合わせ分散し、適切に資産を配分することが、多くの人にとって「最も安全」な投資の選択肢になると思います。
例えば、長期的な資産形成においてインフレは大きなリスクの一つですが、
インフレだけがリスクではありません。その他のリスクやリターンとのバランスを考える事が大切です。
【資産配分を考よう】
株式投資を始める際、「どの株が成長するのかな」「いつ買えばいいのかな」とタイミングや銘柄選択から始めようとする方も多くいます。
かくゆう、私自身もそうでした。(いきなり某日本株に投資をしました)
しかし、長期的に分散されたPFで運用する場合、
銘柄選択やタイミングよりも、資産どうを配分したかがリスクとリターンに大きな影響を与えます。
一般的には、運用期間や退職までの期間が長い人や、若くて将来の人的資本が豊富な人、性格的にリスクがとれる人などは株式に多めに配分し、
逆に運用期間が短い方や、投資環境や性格的に、リスク許容度・選好度が低い方は無理せず、現金や債券に大目に配分するというのが、良いと言われています。
【初心者には目安が必要】
投資家の効用(満足度)は「(現在及び将来の得られる)消費」や「富(資産額・安心感)」から得られると私は考えています。
ただ、投資家は異なるリスク回避度、忍耐力(性格)、富への欲望、投資環境、人生を有しており、
不確実なリターンを得るために、どのくらいリスクを背負うことを厭わないかは個人個人によって大きく異なります。
ということで、「個人個人それぞれで考えましょう」というのが、まあ結論の一つになるとは思います。
ただ、実際にそうはいわれても、ある程度経験のある投資家の方でも正解が見つからず、頭を悩ませる問題を、
あまり知識もなく経験も乏しい初心者の方に、そのまま投げつけるというのも、個人的には少し不親切なように感じます。
【テーロウプライスのTDF】
そこで、当ブログでは、過去に、エリス氏やマルキール氏といった偉大な研究者のアイディアや
バンガード、ブラックロックのTDFなどを参考に目安となる資産配分の一例や考え方を紹介してきました。
紹介した後すぐパクられるが嫌で非公開にしたのもあるかもしれませんが(笑)
(そしてその先でアフリエイトへの誘導とかに使われてると悲しくなるのですが(T_T))
今回は米国のティーロウプライスのTDF(ターゲットデイトファンド)のグライドパスを、また一つの目安として紹介したいと思います。
ティーロウプライスには2つのグライドバスがあるのですが、今回紹介する株式比率の高い方が人気のようです。
分散投資を超えて ―アセットアロケーションの実践より引用
少し見ずらいのですが、大体の目安としてお考え下さい。
退職の年を0として考えています。
退職までの期間が25年以上ある人の株式比率は90%で、退職の年にはそれが55%になっています。
開始から時間が経過するにつれて、徐々に株式の比率が下げられていることがわかります。
ティーロウプライスは、
この株式比率は高く見えるかもしれないが、多くの個人(米国の投資家)は積み立て不足であり、
インフレに対応し、退職後20年以上持ちこたえるためには更なる資産が必要なのである。と述べています。
【ポイントとまとめ】
これが米国人視点のものであることや、
現在の債券の環境を考えると、株と現金で再現してもよいのでは?など
いくつか議論すべき問題はありますが、
個人的には大まかな目安として、いい感じの線、資産配分の例なんじゃないかなと思いました。
そのうえで初心者の方には、実際に自分のリスク許容度や選好度なんて、暴落が来た後でないと正確にはわかりませんから、
最初は、いざその時、途中で投資を投げ出してしまわぬように、やや安全な比率で投資を始め、
周りの声ではなく、自分自身の心や環境と正直に対話しながら、自らのベストな資産配分を見つけていってもらえたらいいなと思います。
何事もそうですが、最初から完ぺきに100点をとることなどまずできませんし、
未来や投資に絶対はありませんから、
余裕をもって、良い意味で大雑把に始めて頂けるといいと思います。
最後になりますが、特に運用期間や退職までの期間が長い人にとっては、株式は素晴らしい資産の配分先の一つだと思います。
もし興味のある方は、ぜひ一歩だけ前に踏み出してみて頂けたら嬉しいです。
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